はじめに
今回は、スキューバーの体験ダイビングをしたときの感想と、
その時知っておきたかったことをまとめます。
石垣島で2DIVE潜りました。
体験ダイビングは各所のダイビングショップやSOTOASOBIといったサービスから予約できます。「SOTOASOBI(そとあそび )」
知っておきたかったこと
岩を手で掴む
海底に留まるために岩を掴みます。
“素手”で
海の毒を持った生物の知識があった私には、一番の衝撃ポイントでした。
図鑑に載るような毒を持つ生き物がうようよいる中。
素手ってマジか… と思いながら掴みました。
沖縄には、ウンバチイソギンチャクやオニダルマオコゼという「岩」にしか見えない猛毒な生き物たちが居てな…
↓この岩場から掴めそうなところを探して掴むんでました。
知ってたら、海用の手袋を買ってました。
今回は、ちょっと岩でキズが入るぐらいで済んだのですが…。
ここが一番の「知っておきたかった」ポイントです。
※担当するダイビングショップによって機材は異なると思います。
気になる方は確認してください。
瞑想の呼吸法が役立つ
まず、鼻呼吸ができません。
ゴーグルの鼻部分はふさがってます。
なので、口呼吸に慣れる必要があります。
さらに深く潜る為には肺の空気を抜くような深い吐く呼吸が必要。
一番、近いと感じたのは「呼吸瞑想」的な呼吸法でした。
始めは、4秒かけて吸う、2秒止める、4秒かけて吐く。
これの時間を2倍4倍に伸ばしていく。
このような呼吸法が役立ちました。
飛行機に乗った日は潜れない
ダイビングと飛行機は同日NGです。
・ダイビングは水の中に潜ります
・飛行機は空を飛びます
なので、この2つは気圧や水圧などの環境圧が大きく変わります。
そして、減圧症になるリスクが出てきます。
減圧症は、高圧環境下で血液や組織中に溶けていた窒素が、減圧に伴い気泡をつくる状態です。
引用:MSD – マニュアル:減圧症
水中から浮上したり、圧縮空気環境から出たりして外部の圧力が下がると、たまっていた窒素をすぐに呼吸によって吐き出すことができないため、血液中や組織内に気泡が生じます。この気泡が膨張して組織を傷つけ、様々な臓器内部の血管を直接ふさいだり、血栓ができるきっかけとなります。血管がふさがれると痛みが生じ、ほかにも様々症状、例えば脳卒中に似た症状(体の片側の突然の筋力低下、発話困難、めまい)や、インフルエンザ様症状がみられることもあります。窒素の気泡によって炎症も生じるため、筋肉、関節、腱の腫れと痛みを引き起こします。
最悪、死に至る症状なので、気をつけてください。
健康じゃないと参加できない
中強度の運動ができて、肉体的、精神的に健康でないと参加できません。
↓こちらが具体的なチェック項目の例
精神の事や依存症の事も聞かれてます。
行動上の問題、または精神的、心理的な問題がある、またはなったことがある(不安発作、閉所恐怖症、広場恐怖症など)。
過去5年間に娯楽で麻薬を使用したり、治療のために麻薬を用
引用:PADI病歴/診断書2015
いた、またはアルコール依存症になったことがある。
他にもいろいろありますが…
思ってる以上に、健康じゃないとできません。
やる前までは、恐怖感がある
まず、ダイビングは1人でできません。
インストラクターさんなどの担当者さんやペアになる相手が必要です。
この時点でコミュ障すぎてVRChat以外に生息できなかった私にはハードルが高い。
そして、いざ現地につくと…
最初20分ぐらいダイビングの説明を受けます。
・呼吸の仕方
・機材に水が入った時の対処法
・水圧への対処法(耳抜きなど)
・ハンドジェッシャー
…など
正直、覚えきれません。
耳抜きできてるか分かりません。
その状態で潜ります。
それは、1ダイブ目は不安や恐怖感が出ます。
が、コツをつかむと「あっ、こんなものか」となるので2ダイブ目はだいぶ気を楽にして潜れました。
体がとても回る(波次第)
潜るポイントにもよりますが…
波が強いと、最初は体が横にクルクルします。
水中でジッと静止、安定した体制を取ること自体が初心者にとっては至難の業です。
何度もひっくり返ったり、下に進みたいのに上に行ったりします。
これは… 慣れるまではそういうモノのようです。
最初は水中カメラは操作できない
体が回りまくるので、水中カメラの操作どころではありません。
両手を使う水中カメラなどもってのほか。
私はレンタルで片手で操作するカメラを借りました。
が、最初これは撮影無理じゃないか…?と思いました。
途中から安定してきたので、撮影したのですが…。
インストラクターさんも「撮れたじゃん!」と驚いてるぐらいでした。
想像以上に視野が狭い
シュノーケルもそうなのですが…
視野が想像以上に狭いです。
なので、首を左右に動かすぐらいでは見えません。
振りむくときは体ごと行かないと周りが見えませんでした。
コミュニケーション難しい問題
まず、水中では喋れません。
思ってる以上にコミュニケーションを取る方法が無いです。
こんな感じのハンドサインがあります。
これと、ボンベを叩くの2つぐらいしかないです。
中にはこんな感じの水中ボードを使ってる所もありましたが…。
「察する能力」をものすごく求められます。
行く前にやっておくと良さそうな事
泳ぎの練習
水への抵抗感、バタ足、水の下に入り込むような潜水系の動きはプールなどで練習できます。
これは、もしできるならやっておいた方がいいです。
口呼吸で瞑想的な呼吸法
ダイビングは「呼吸」が重要になります。
そこで、呼吸を意識するという点で呼吸瞑想がおすすめ。
・秒数を数えて呼吸をする。
・最初は4秒かけて吸う、2秒止める、4秒かけて吐く
・これの時間を2倍4倍に伸ばしていく
・少しでも長い呼吸ができるように挑戦していく
これで、自分がどのぐらい空気を吐けるかを知る。
空気を吸う所が外た時に、息が持つ時間を増やす。
といった効果があります。
空気を上手く吐ければ、上手く沈めます。
息が持つ時間が長ければ、心の余裕が生まれます。
ポイントは「口呼吸」で行う事。
鼻はマスクでふさがります。
↓呼吸瞑想のやり方などはこちらで解説。
私は最長32秒吸い、16秒止め、32秒吐きまで行ってました。
ダイビングの為では無かったのですが…
一番、持ってて役立った経験でした。
耳抜きの練習
これは… 感覚なので上手く伝えれません。
鼻をつまんで息を出すと耳から空気が抜けるようなことがあります。
飛行機に乗ったり、電車が山の中のトンネルを通った時に、耳から「ぷすっ」音が鳴って楽になるヤツです。
難しいので練習しておいた方が良いです。
ハンドサインの予習
ハンドサインは… 初見で覚えれないです。
が、コミュニケーションはこれが命になってきます。
なんとなく推測はできるのですが…
事前に予習しておくとスムーズです。
岩関係の毒を持った生物を知る
岩を掴む際に、何が危険で何が大丈夫かを知っておくと安心して掴めます。
シロガヤ、イソギンチャク、毒を持ったウニやヒトデ、ヒョウモンダコ… など。上げだすとキリがないです。
このあたりを見て予習しておくと、安全だと思います。
感想
やる前は緊張と不安でいっぱいでした。
が、やってみて良かったです。
元々、子供時代にシュノーケルで1~2mを10秒ぐらい潜ってた経験があるので、泳ぎに関しては安定して潜れました。
難しかったのは「静止」と「久々の耳抜き」でした。
ボンベを背負っての静止は難しいので慣れるまではインストラクターさんに助けてもらってください。
楽しむために必要なのは「泳ぎ」と「呼吸法」のスキルで、この2つができれば普通に楽しめます。
後は… 「値段の高さ」よ…。
ライセンス取って本格的に始めたら、
DTMより金かかるぞこれ…。
まとめ
今回は、体験ダイビングをした感想とその時知っておきたかったことをまとめました。
・岩を掴むので、マリングローブはあった方が良い。
・「泳ぎ」と「呼吸法」が重要
・最初は思ってる以上に難しい
・2回目は恐怖心が取れるので2DIVEがおすすめ
・耳抜き、ハンドサイン、呼吸法、危険生物の予習をしておくとスムーズに楽しめる。
また、他に石垣島や奄美大島を旅行した時の記録を残してます。
ぜひ、こちらもご覧ください。
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