【ダイビング】水中ライトやストロボをカメラに取り付ける方法

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はじめに

今回は、水中ライトやストロボをカメラに取り付ける方法を紹介します。
スキューバダイビング用のライトを想定して解説します。

↓水中ライトの使い道や、おすすめの光源についてはこちらをご覧ください。

【ダイビング】水中ライトの必要性とおすすめライト+ストロボについて
水中ライトは水深が深い場所を綺麗に撮影するのに必要で、水中ではぐれて迷子になる事の対策にも役立ちます。映像を撮るなら水中ライト、写真を撮るならストロボがおすすめ。水中ライトで出せる光量には限界があるので注意。こちらとおすすめ光源機材を解説。

接続パーツについて

カメラと水中ライトは用意しただけでは接続できません。

このような、接続専用のパーツが必要になります。

用意したモノはこちら。

・グリップベースD5 → 約9000円

・ダイレクトベースⅢ → 約2000円

・INON カーボン伸縮アーム 「Sボディ」 → 約13000円

・クランプⅢ×2 → 約7000円

INON以外のメーカーでも売ってますが…
INONの伸縮アームが優秀で、できればメーカを揃えた方が
機材の見た目的に統一感が出るので、INON構成にしました。

(バラ売りなのでメーカー変わると相性の問題も起こりそうなので…)

↓これらを、使ってカメラに水中ライトを止める形になります。

↓あとストロボ2灯の両手持ちにしたい場合は、グリップだけ売ってるので…
 「グリップベース D5」と「D5 ホルダー」の2つを買う形になります。


[ INON ] D5ホルダー

以上が、接続パーツについての解説です。
そしたら、これらのパーツをどのように使ってカメラに固定するかについて解説します。

アームボールとクランプ接続

注目するポイントは2つ。
↓1つ目はここの丸いパーツ。(アームボール)

↓2つ目はこの留め具。(クランプ)

この球体の関節をクランプで繋いで機材を構成する形になります。

クランプは、ネジ式なので水中でネジを緩めると…

このように、自由に動かせます。

水中カメラの機材は、この2つの接続パーツが基本になります。

最初「こんなのでちゃんと動く+止まるの?」と思ってましたが…
現物は思ってたより高級感があり、しっかり止まります。

以上が、アームボールとクランプ接続の解説です。

カメラはグリップベースで接続

かめらばグリップベースの土台でつなぐ形になります。
接続方法は「ネジ式」です。

あと、土台とグリップは「2つのネジ」で留める形になります。

ネジ穴は六角形でした。

細かい事は分かりませんが…
ダイビング機材はなぜか六角レンチで留めるモノが多いです。

グリップの上部は「ダイレクトベースⅢ」を使ってネジ式で固定。
これで、グリップ上部にアームボールの関節を作れます。

あとは、伸縮アームや水中ライトについてるアームボールと…
その間をクランプで留める形になります。

以上が、アームボールとクランプ接続についての解説です。

アームが必要な理由

ライトとカメラの位置が近いと… ある問題が起こります。

それは、浮遊物が目立つ事です。

なので、上手い人はカメラとライトを離して横から光を当てます。
そして、バランス良く光を当てるために2灯を使う形になってきます。

1灯でも、横や斜め上から光を当てる事で浮遊物を減らせます。
そして、自然光のようなライティングが行えます。

マクロはカメラ近くでも良いですが…
通常サイズのモノは、アームなどを使って横に伸ばす必要が出てきます。
ただ、ワイドはものすごい距離が必要になるので、ある程度のあきらめは必要です。

あと、水の層が増えると写り込む浮遊物も増えます。
なので、ズームは使わず広角で近づく派の人が多いです。
そしてワイドや魚眼系のレンズ沼へ…

↑こちらは700本以上潜った方の沼機材。
広角レンズ(ワイド)+ストロボ2灯ライトという王道構成

↓のようなワイドレンズはTG-6のハウジングに接続可能です。

ただ広角過ぎると映るモノが歪むので注意。
このあたりの画角と距離と歪みの関係はこちらで解説。

ただ、広角をつけて近づきすぎると魚は逃げるので注意。
このあたりは一長一短で、潜りに行く場所によってレンズなどを変えていく形になります。

INON伸縮アームは優秀

今回の接続機材はINONというメーカーで揃えました。
理由は「INON伸縮アーム」が優秀だからです。
「SS、S、M、L」の4つの長さがあります。

↓SSサイズ以外はAmazonでも買えるようです。


[ INON ] イノン カーボン伸縮アームSSボディ

↓私は「Sサイズ」を選びました。

こんな感じで、およそ30~50cmの大きさまで伸ばせます。

長ければ長いほど、距離を稼げますが…
そのぶん光源が遠くなって光の量が弱まります。
さらに、手に感じる重みも少し増えます。

なので、ほどほどの長さにした方が良いです。

カメラ本体が18cmぐらいあるので…
左側で短い状態にすればマクロ~ノーマル。
これで、右側に伸ばせばややワイドよりの表現が可能と思います。

↓というわけで、こんな感じの機材構成にしました。
 (伸縮アームの向きは後で逆方向に変えました)

これで、マクロは問題なく撮影可能。

伸ばせば最大50cmまで行きます。

このような使い分けができます。
以上が、INONの伸縮アームが優秀な事の解説です。

小型三脚はそのままつけれない

私はカメラを買った段階で、小型の水中三脚もセットで揃えました。

↓こちらは、カメラ単体では普通に接続できてましたが…

ライトの接続パーツを取り付けると接続不可になります。

1/4のネジ穴に入るはずですが…
接続部分の3角形が大きすぎて刺さりません。(回せません)

↓ネジ穴は多分こちら。

こちらは… 1/4のネジ穴にオスメスネジなどを使えば差し込めると思います。

あと、三脚側にアームボールをつけることも可能です。

このようなパーツを購入し調整をすれば、付けれると思います。
(RGB – BA01は未検証)


RGBlue Ball Adapter RGB-BA01 ボールアダプター アールジーブルー水中ライト ダイビング アクセサリー 三脚 グリップ アーム クランプ

INON「グリップベースD5」に小型三脚を取り付ける方法

というわけで、三脚をどうにか取り付けれないかと考えて…
↓少しお高いですが、こちらを買いました。

調べた所、ダイビング用機材に使われる金属は「ステンレス」で…
(鉄+クロムメッキはさびる)

そして、カメラの三脚ネジの規格はマイナーな「1/4」という企画。
この「ステンレス」+「1/4規格」というダブルマイナーなことが組み合わさった結果…

ホームセンターなどに行っても… 良い素材が無く、
INONの1/4オスメスネジを買うしか選択肢がありません
でした。

現物と商品写真を合わせて見てサイズが合いそうなので買いました…
が、実際は1.5cmで0.5cm大きかったです。

なので、普通に刺すとグラグラします。

元のネジの大きさは「1cm」です。

そこで、ホームセンターでステンレス製の金属パーツを買って色々試行錯誤しました。

ネジが長すぎる問題は、ワッシャーを重ねて盛って対策。

そして、グリップベースD5の真ん中に取り付け+左右をネジ止めようとしましたが…
これはダメでした。

回転させる余裕がありません。

私が行ったホームセンター(PROの方)でも…
1/4ステンレスのネジはこの6角形のモノしかありませんでした。

運よく、「+」や「-」や「六角アナ」があればなんとかできると思いますが…
地元のコーナン”PRO”に無いので探すのはかなり大変だと思います。

(ほとんどネジは金属+クロムメッキ製で、規格もM2~12のような規格が中心)

なので、見栄えやバランスの悪さは諦めて…
左右の片側を「1/4オスメスネジ」に差し替える形にしました。

ワッシャーを盛ったので、ネジ穴の長さは大丈夫そうです。

ワッシャーの厚みを試行錯誤して調整しながら取り付け。
これでいい感じになりました。(綺麗に固定されました)

あとは、このオスメスネジに小型三脚を取り付け。

すると… ちょっと不安定ですが、綺麗に立ちました。
(ネジ穴の位置は重さのバランスを見ながら調整)

カメラ本体が重く、バランス的にはかなり悪くて不安定です。
ライトを動かすと倒れます。

なので、三脚を使う際は、生物に害を与えないような砂地などの地面に置いて…
上から抑え込む形で使う必要があると思います。

以上が、グリップベースD5に小型三脚を取り付ける方法です。

ドームフィルターについて

私は水中ライトを買った際に、ドームフィルターも揃えました。


ZERO ゼロ bigblue ビッグブルー 水中ライトアクセサリー ドームフィルター63mm 広範囲をやわらかく照らす CB-11000P / CB-7200P専用

こちらになります。

これは、3つのネジとネジ穴で留める形でした。

こんな感じで接続できます。

以上で、水中ライトやストロボをカメラに取り付ける方法の紹介です。

まとめ

今回は、ダイビング用の水中ライトやストロボをカメラに取り付ける方法を紹介しました。

・カメラとライトは専用の接続パーツを用意して接続する
・接続パーツはアームボールとクランプを使って接続する
・カメラとライトの距離が近いと、水中の浮遊物が映りやすい
・なので、INONの伸縮アームなども用意した方がいい
・後は刺さる所に刺して、ネジで留めるだけ

また、他にもダイビングの事をまとめてます。

ぜひ、こちらもご覧ください。

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