【レジン】LED-UVレジンの使い方【硬化,手入れ,後片付け】

アナログ工作
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はじめに

今回は、LED-UVレジンの使い方についてまとめます。
小型、モールドの片側だけ作る事を想定して書きます。

事前準備

綺麗なクリアファイルを用意します。

クリアファイルの一部を切ります。
大きさは、使用するモールドより少し大きいぐらいです。

これは、レジンを固める際にモールド上部を平坦にするために使います。

あとは、クチャクシャにした銀紙。
さらに、硬化させるUV-LEDを配線済みで用意します。

以上が事前準備です。

ほこり取り

モールド、調色パレット、作業空間を清掃します。
作業空間は各自が持ってる掃除道具で清掃。

モールドと調色パレットの清掃は「水洗い」 → 「エアダスター」を使います。
ティッシュや布で拭きとると、繊維が付くのでNG。

水洗いしてついた水滴を、エアダスターで吹き飛ばすようなイメージ。

私は、この電動エアダスターを使ってます。

ほこり取りが終わったモールドは、下向きにしてほこりが入らないようにします。

調色パレットも同様に手入れ。
下向きで置いてほこり対策。

以上が、ほこり取りです。

レジン液を注ぐ

作品が透明で良ければ直接モールドにレジンを注ぎます。
色を付ける場合、調色パレットに一度レジンを注ぎます。

レジンを出す際は、先端を液の中に入れたまま静かに出します。(気泡対策)

気泡が入ってしまった場合、先のとがった調色スティックで周囲の液ごと取り出します。
あとは、ティッシュなどで拭きとります。

以上が、レジン液を注ぐ方法です。

調色パレットで色を混ぜる

調色パレットで着色剤と混ぜて色を作ります。

そして、斜めに向けてレジンを集めてゆっくりかき混ぜます。
ここが、一番の気泡要因です。

全集中で、できるだけ静かに、ゆっくりかき混ぜます。
1秒間に1cm以上動かさないのが目安。

もし気泡ができた場合、調色スティックで周囲の液ごと移動。
作品に影響が入らない、調色パレットの端などに気泡を置きます。

以上が、調色パレットで色を混ぜる方法です。

モールドにレジン液を入れる

必要であれば、ドライヤーで少し温めます。

温めると、レジン液はサラサラになります。
これで細い部分に入りやすくなります。

表面張力で膨らむぐらいレジンを入れます。
静かに、気泡が入らないよう心掛けます。

気泡が入った場合、調色スティックで取りだします。

上の図では失敗してますが…
このように、モールドの枠からはみ出さずに気泡を取り出すのが理想です。

取り出した気泡は、調色パレットの端に置きます。

以上が、モールドにレジン液を入れる方法です。

光を照射して固める

アルミホイルの上に、レジン入りモールドを置きます。
アルミホイルの反射光で硬化の効率を上げるのが目的です。。

その上から、クリアファイルを被せて上部を平面にします。

この状態でUV – LEDを照射。
固まるまで待ちます。

クリアファイルを外すと、このように固まってます。

以上が、光を照射して固める方法です。

モールドから取り出す

モールドを曲げると、レジンを取り出せます。

取り出したレジンには、枠からはみ出た部分が含まれます。

ハサミを使い、不要な部分をカット。

以上が、モールドから取り出す方法です。

再硬化で気泡で欠けたレジンをやり直す

レジンは大きな気泡や、細い所に入らないことが原因で欠ける事があります。

これが起こった場合、再度型に戻します。
※右下部分が欠けてる所に注目。

その上から、同じ色のレジン液を流し込みます。

そして、銀紙の上にモールドを置きます。
その上から、クリアファイルを置きます。

この状態で効果。

これで、欠けた部分を補えます。
屈折率と光沢率が同じ素材なので… つなぎ目は目立ちません。

以上が、再硬化で気泡で欠けたレジンをやり直す方法です。

後片付け

まず、液がもったいないので小さな作品を作って使い切ります。

大量に余った場合は、保存容器に保存するのも手です。

液を使い切った調色パレット銀紙の上に置きます。

UV – LEDの光を当てて硬化。

平たい調色スティックでこすり、剥がします。

すると、調色パレットを綺麗にできます。

色交ぜに使用した調色スティック、机についたレジン液も同じ方法で掃除できます。

液のついた机やスティックにUV – LEDの光を当てて硬化。

平たい調色スティックでこすり、剥がします。

これで、取り外すことができます。

以上が、LED-UVレジンの使い方です。

まとめ

今回はLED-UVレジンの使い方について紹介しました。
・事前準備にクリアファイルと銀紙を用意する
・液は先を液の中に入れたまま静かに出す
・色交ぜは、パレットを傾けて液を集めて静かに混ぜる
・レジン液は温めるとサラサラになる、細い部分があるモールドは少し温めて入れる
・モールドに入れる際は表面張力で膨らむぐらいに入れる
・アルミホイルの上にモールド置いてUV – LEDの反射光も使う
・上からクリアファイルで蓋をして平面を作る
・モールドを傾けると取り出せる
・不要な部分ハサミでカット
・欠けたパーツは型に入れ直して再硬化させると治る
・後片付けは、UV – LEDで液を硬化させて行う

また、他にもレジンについて解説してます。

ぜひ、こちらもご覧ください。

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