はじめに
今回は野鳥や動物の撮影に向いてる「超望遠」の撮影機材についてまとめます。
※追記↓比較動画作りました。
よろしければこちらもご覧ください。
おすすめはコンデジ
おすすめはコンデジです。
非常に使いやすく、初心者の方から上級者の方まで幅広くおすすめ。
メリット/デメリットは下記。
【コンデジのメリット】
・広角~超望遠まで、ズーム機能がある
・価格が安価~10万ぐらいの予算で買える
・実は、大きいレンズより遠くが映る性能が高い
【コンデジのデメリット】
・出てるモノは2018年頃のモノが多く若干古い
・カメラメーカ的に、新商品の開発が終了しつつある
・イメージセンサーのサイズが小さいので画質がちょっと落ちる
ここからは、おすすめのコンデジについて解説します。
Canon PowerShot SX70
ズーム性能単体で見れば… NiconのP950やP1000に負けます。
が、価格、大きさ、重さ、ズーム性能などのバランスを考えるとおすすめ。
【主要スペック】
・画角:21mm - 1365mm
(画質が劣化するデジタルズームで2730mmまで出る(詳細))
・画素数:約2,030万画素 ~ 約2,110万画素(画像処理で減少することがある)
・値段:6~7万円ぐらい
・大きさ:約127.1×90.9×116.6mm
・重さ:約610g
・ISO最大:3200
・F値:F3.4 ~ F8.0(広角時) / F6.5-F8.0(ズーム時)
(スペック詳細)
F値が浅いので “綺麗に” 写す力は弱いです。
が… 6~7万ぐらいで21mm ~ 1365mmまでズームできるのは非常に強力。
写真メインの人、カメラマン、フォトコンに出したい人にはちょっと物足りないと思いますが…
生物観察Youtuberの方ならこれで事足りると思います。
ちなみに、レビューはこちらでまとめてます。
Nicon P950
CanonのSX70に近いスペックの機体です。
こっちの方が焦点距離が長いです。
ただ、その分、大きく、重たく、値段もお高い。
そして画素数はちょっと少ないです。
【主要スペック】
・画角:24mm - 2000mm
・画素数:約1605万画素(画像処理で減少することがある)
・値段:9~11万円ぐらい
・大きさ:約140.2×109.6×149.8mm
・重さ:約1005g
・ISO最大:6400
・F値:F2.8 ~ F6.5
(スペック詳細)
望遠性能は高いですが…
重くて、値段が上がって、画素数が下がるとなると…
「う~ん」という一品。
Nicon P1000
Nicon P950をやりすぎにした感じの機体です。
おもしろかったので紹介。
【主要スペック】
・画角:24mm - 3000mm
・画素数:約1605万画素(画像処理で減少することがある)
・値段:12~15万円ぐらい
・大きさ:約146.3×118.8×181.3mm
・重さ:約1415g
・ISO最大:6400
・F値:F2.8 ~ F8
(スペック詳細)
デカい、重い、高い、そして圧倒的「3000mm」望遠。
ただ、一眼のレンズは大体400mmや800mmが超望遠と言われているので…
3000mmまで行くと、他にノウハウが応用が効きにくい + このカメラでしか撮れないになる。
世界最大のコンデジと言われていて…
正直、ネタ枠だと思っている。
普通の野鳥、生物観察は正直800mmあれば十分。
1200mmあれば「スゲー」となります。
あとは、いかに物陰に隠れたり、待ったりするかという… 人側のテクニック問題になってきます。
個人的に、2000mmや3000mmはやり過ぎ感。手ブレが凄そう。
(生物観察などは抜きにして、特別な事情で超望遠が必要な場合はこれがおすすめ)
野鳥や生物観察より「スパイ」や「探偵」用…?
綺麗に写すなら超望遠レンズ
綺麗に写すなら一眼レフ、できればフルサイズがおすすめ。
そしてCanonには、野鳥向けのようなちょっと変わったレンズがあります。
Canon RF600/800mm F11 IS STM
F11固定の単焦点レンズです。
癖が凄いですが… 9~14万ぐらいで超望遠が手に入ります。
F11固定の単焦点レンズです。
癖が凄いですが… 9~14万ぐらいで超望遠が手に入ります。
古のカメラでは、超望遠は50万、100万の世界でした。
それが、10万円代に来たのは革新的。
再安値のフルサイズカメラ「Canon RP」と組み合わせると…
超望遠のフルサイズ環境が20万ぐらいで手に入る。
良い時代になりました。(?)
ちなみに、レビューはこちらでまとめてます。
その他の富豪向けレンズ
これはギャグ枠ですが… 300万で1200mmのレンズがあります。
もうこれは事業者向け。
高すぎて、Amazonですら売って無い。
カメラ付き双眼鏡は微妙
野鳥撮影で最初に見つけたのは「カメラ付き双眼鏡」でした。
が… 正直微妙。
Canonから出てるのは「100mm → 400mm → デジタルズームで800mm」の代物。
値段は3万円代。
そして、レビューを見る限り画質が微妙らしい。
これを3万円で買うなら…
予算2倍にしてでも「PowerShot SX70」がおすすめ。
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あとは、中家系企業らしきところから、1~2万円台で何個か出てますが…
安物買いの銭失い感が凄い。
たぶん… 見えるけど、写りは悪いと思います。
そして4K非対応。
双眼鏡なら使う人が居る
野鳥を撮る人の一部に「双眼鏡」を使う人は居ます。
理由は一眼レフなどの大きなカメラを使う場合、探すのが大変だから。
【双眼鏡の使い方】
① まず双眼鏡で鳥を見つける
② 超望遠カメラを構える
この鳥を “探す” 段階で、一部の人は双眼鏡を使うようです。
ただ… 普通に値段が高い。
安いやつで1万ぐらい、いいやつだと5万ぐらいします。
なので、PowerShot SX70は買った方が良いのでは…?
と個人的に思いました。
野鳥や野生動物の専門家、プロカメラマンなら
持ってていいと思いますが…
個人レベルでコレが必要かは微妙。
あと、この倍率の単位はカメラと意味が異なるので注意。
・双眼鏡の倍率 → 人間の目(50mm)を基準にして「× n倍」する。
・カメラの倍率 → 最小の画角を基準にして「× n倍」する。
↓のカメラは最小が21mmです。そして光学65倍ズーム。
つまり、この65倍が表すものは50mm×65の3250mmでは無く…
21mm×65=「1365mm」
この21mm~1365mmになります。
双眼鏡の値もあくまで “目安” なので注意。
細かくはメーカーによって異なる事があります。
iPhoneレンズはもっと微妙
中国系企業がiPhone向けのレンズを出してます。
予算的には~5000円ぐらい。
ただ、これ系クリップで止めてるだけなのでいまいち精度が悪い。
付け替えが面倒、付けてもズレたり落ちたりとあまりいい思い出はありません。
昔、持ってましたが…
メルカリで売りました。
まとめ
野鳥や動物の撮影に向いてる「超望遠」の撮影機材についてまとめました。
・おすすめは「コンデジ」
・コンデジは古いモノが多いので注意
・画質を上げるならフルサイズの望遠レンズ
・Canonであれば「Canon RF600/800mm F11 IS STM」がおすすめ
・他の望遠レンズは富豪向けなので、まずは富豪になる必要がある
・カメラ付き双眼鏡は微妙
・iPhoneにつけるタイプのレンズはもっと微妙
また、他にも撮影やカメラ関係の事を解説してます。
ぜひ、こちらもご覧ください。
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