はじめに
今回はBlenderの反射や透過、色が綺麗に出ない時の対処法を紹介致します。
Blenderは2.8以上、レンダーエンジンはEeveeを使います。
正しい色や質感が出ない原因
これはレンダリングという画像の表示設定が悪影響してるからです。
Blenderには画像をどう表示させるかという計算を設定する箇所がいくつもあります。
今回の記事では問題が起こりやすい反射、透過、色のくすみの3つの紹介と設定方法について解説します。
反射が出ない時の対処法
レンダープロパティのスクリーンスペース反射とその中の透過にチェックを入れます。
これでBlenderで反射が できる ようになります。
またレンダープロパティの中には他にも見え方を変えるブルームやAOやSSSなどが入ってます。
興味がある方はこちらも触って設定してください。
詳細はこちらで解説してますのでこちらをご覧ください。
透過が出ない時の対処法
Blenderで透過を使うには以下の2か所を設定する必要があります。
- シェーダーにテクスチャの透過情報を設定
- マテリアルプロパティ→設定→ブレンドモードの中の不透明をアルファブレンドに変更
この2か所を設定する事で透過を表現する事ができます。
影が必要な場合は影のモードをアルファクリップに設定してください。
これでBlenderで透過ができるようになりました。
細はこちらで解説してますのでこちらをご覧ください。
色がくすむ時の対処法
Blender2.8以上はカラーマネジメントという機能が実装され、初期設定の状態で色がくすむように設定されてます。
その場合はこちらの動画を見ながらカラーマネジメントのビュー変換を標準に変更してください。
今使ってるBlender3.0.0Alpha版では発生しませんでした。
3.0.0以降では修正された可能性があります。
レンダリング設定の注意点
レンダリングの設定ですがこちらはBlenderの中だけで使えます。
なのでBlenderの レンダリング設定で良い見た目を作ってもUnity等のゲームエンジンに持っていく事は出来ません。
Blenderを使った作品として完結させるなら問題ないです。
ゲームやVRChatでの利用の場合は注意してください。
まとめ
今回はBlenderで反射や透過・正しい色が出ない時の対処法を紹介致しました。
これはレンダリングという画像の表示のさせ方の設定の影響という事と対処法をセットで紹介致しました。
こちらを元にBlenderでの作品制作に活かしてください。
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