はじめに
なぜ人はサボるのか、このテーマについて考えたいと思います。
サボりの正体
サボりの招待でいちばんしっくり来た答えは「業務内容の改善を求めるボイコット運動」です。
これはもしドラのp124付近に書かれていた言葉です。
この本では生産者も顧客の1人と捉え、顧客の欲求、現象、価値からスタートせよという企業に対する要求と解説してました。
もう少し噛み砕いて言うと、人はその会社やその人に幻滅し心が離れるとサボるようになります。
例えば、万年赤字の会社で働くことに価値を感じれなかったり、社長がコミュニケーションが取れずワンマンで進めて成果を出せなかったり、改善案を出したら怒鳴ったり怒ったりキレられたりしたり。
お返しの法則
人間には貰ったらお返ししなきゃと思う心理があります。(返報性の原理)
そして奪われた場合はこれの逆のことがお返しとして起こります。
Think CIVILITY: 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略であるという本ではこのように書かれています。
無礼な職場はワザと人が手を抜く。
・48%の人仕事の労力を意図的に減らす
・47%の人は仕事の時間を意図的に減らす
・38%の人は仕事の質を意図的に減らす
これは、意志の力だけでは、無礼を「乗り越える」ことが不可能。
人間の意志力は弱く、サボりと無礼さは伝染する。
流されないと思っても流される。
伝染したサボりの最終系
組織全体でサボりが日常化します。
遅刻、サボり、欠席が日常化します。普通の感覚では怒られると思うのですが、それを管理する人も管理役をサボるのでお咎は無しです。
そして、作業のスピードが信じられないぐらい下がります。
仕事の為の仕事を作り始めその気になれば1~2週間で出来ることに半年や1年かける事が当たり前になっていきます。
サボりの対策
この人の為なら働きたい。と思って貰えるような人になることです。
仕事へのやりがい、 ミュニケーションを改善する、
間違った対策
一般的に、監視、注意、罰則などが対策としてあります。確かに対処療法的に機能すると思います。
しかしグループの居心地を悪くし、抜け穴を探して怒られない最低限で働くようになる。
ある程度のところまで行くと辞めて去っていく人が増えるだけです。
まとめ
今回はサボりについてまとめました。私も昔はサボりにイライラしていた人間だったのですが、時間とともに色々あってサボる側の人間になってました。
サボってなかった頃は人はなぜサボるのか、そしてサボる側になった時は何故私はそうなったんだと気になってこのテーマについて調べてました。
内発的な動機付けが一番ですが、それが難しいから、今の世の中にサボりが無くならなず、分かりやすくて簡単な監視や拘束的な対策が増え、生産性は上がらず仕事楽しいよりも仕事つらいの方が多い現状だと思います。
サボりにお悩みの方はこれをきっかけに何か考える機会になりましたら幸いです。
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