はじめに
おすすめツールは3つ。
・Clip Studio Paint
・Substance Painter
・Quixel Mixer
この3つを中心に解説。
Clip Studio Paint
あらゆるツールを試しましたが一番2Dで使い心地が良いと感じるペイントツール。
結局、3DCGを作る際も自動生成系の素材以外は全てClip Studio Paintを使って描いてます。
慣れてるのでこれが一番早くて便利。
そのうえで立体を反映した模様やノイズを作る際にSubstance PainterやQuixel Mixerを使う。
という流れで私はテクスチャを制作してます。
Substance Painter
Adobeに買収された有料のPBRテクスチャ作成ツールです。
一番有名なPBRのテクスチャ制作ツールです。
注意が必要なのは買い方です。
・公式サイトから買うとサブスク購入になります。
・Steamから買うと買い切り型の購入になります。
私は2019のSubstance Painterを買い切りで使ってますが今の所、困ったことは起こってません。
ー 強みー
・曲率や重なったUVに対応
・有名でユーザーが多い
・素材が豊富
・求人も多い
ー 弱み ー
・動作が重い
・メッシュの端に謎の描画ができる
・操作がわかりづらい
・Adobe税が高額
ー 個人的な使用感 ー
曲率や重なったUVを使う時に使います。
動作が重かったり若干操作性が悪いと感じるのであまり使いたくはないです。
基本はQuixel Mixerを使って、どうしても角の剥がれ具合の表現が必要な固いモチーフの場合 Substance Painterを使ってます。
Quixel Mixer
Unreal Engine買収された基本無料のPBRテクスチャ作成ツールです。
無料ですが十分使えて強力です。
意が必要なのは素材のライセンスです。
・Unreal Engine完結のゲーム開発ではすべての素材が無料使用可能。
・UEマーケットプレイスでの販売物制作ではすべての素材が無料使用可能。
・それ以外の用途では月額課金すればすべての素材が使用可能。
・月額非課金者はQuixel MixerをDLしたときに入手できる素材のみ使用可能。
という非常にややこしいライセンスの構造になってます。
詳細はこちらの動画でまとめましたのでご確認ください。
ー 強みー
・操作性が良い
・基本無料で使える
・課金しても高額ではなく個人で買える範囲
・素材が多い
ー 弱み ー
・曲率と重ねたUVに非対応(バグが起こる)
・ライセンスが分かりづらい
・ユーザーが少ない
・ブラシでの描画が若干重い
ー 個人的な使用感 ー
操作性がとても良いテクスチャペイントソフト。
曲率と重ねたUVに対応すれば積極的に使いたいツール。
ユーザーが少なく参考資料や素材が少ないのが難点。
自然物や布系の角の剥げた表現などが無くても気にならない物に有効。
β版なので今後に期待。
そのほかのツール
この2つ以外にも3DCoat、ArmorPaint、Agama Materialsなどがあります。
こちらも興味がある方は、体験版などを落として使ってみてください。
2Dツール
どのPBRテクスチャーツールも協力で魅力的ではありますが、
メッシュの端の処理などで少し上手く行かない所があります。
そうした所をペイントツールで修正する必要があります。
おすすめはClip Studio PaintとKritaです。
詳細はこちらにまとめてます。
ノーマルマップの作成と合成はKritaでできます。
まとめ
おすすめテクスチャ作成ツールについて紹介しました。
・角の剥げなどが不要なものはQuixel Mixerで作成
・角剥げなどが必要なものはSubstance Painterで作成
・行き届かなかった細かな要素を2Dペイントツールで修正
という使い分けが現状、一番テクスチャがしやすいと感じてます。
他にも絵やツールについて解説してます。
ぜひ、こちらもご覧ください。
コメント