はじめに
今回はこれからクリエイターで独立を目指す方はできるだけAdobeを止めるべき理由と代替えソフト紹介します。
大学でAdobe製品を4年間使い、独立後1年間Adobeと契約したものの
クリエイターで個人事業や独立を目指す場合はやっぱりAdobeは必要ない。
使うべきでないと至った経緯について書きます。
Adobeを使うべきでない理由
Adobeを使うべきでない理由は以下の3つです。
・動作に問題がある
・値段が圧倒的に高い
・Adobe以外のツールが充実
動作の問題
Adobeはよくバグります。
そして軌道に時間がかかり重いです。
多機能さゆえの重さと開発の長い歴史の分エラーが起こりやすいのだと思います。
あたりまえのごとく平気でフリーズします。
私が直近まで使っていたPremiereという映像編集ソフトでは1時間に2~3回フリーズして再起動してました。
また、フリーズだけならまだいいのですが…
→ 謎のフリーズ
→ 再起動
→ 起動したらカットの間に謎の空白がランダムで生まれる
→ 映像全体に4~5秒ごとに入ってるのを手動で修正
→ また落ちる
→ 2回連続で同じ不具合
という現象が発生することもありました。
この時はもう映像編集をする気を無くしました。
正直、これが私にこの記事を書かせた一番のモチベーションです。
ストレス耐性が無い人はAdobeを使わない方が良い。
値段が圧倒的に高い
紹介するまでもなくAdobeはAdobe税といわれるほど圧倒的に高価です。
個人事業主や個人のクリエイターの場合Adobeが高すぎるので赤字になります。
そしてAdobeを使えばクォリティが高いものを作れますが…
クォリティが高い=良い物と限らないのが現実です。
Adobe以外のツールが充実
最近ではAdobe以外のツールが充実してアイデア次第で十分作品制作ができます。
正直Adobeが無くてもやっていけます。
Adobe代替えソフトについて
ここからはAdobeを使わなくてもモノづくりができるおすすめソフトを紹介します。
Clip Studio Paint(描画・デザイン・写真加工)
使いこなすとかなり使いごごちが良いソフトですになります。
私が一番愛用してるソフトで、この絵、3DCGのテクスチャ、ブログのデザイン全てをこのソフトで制作してます。
Photoshpで絵を描く場合の代わりには十分なります。
Canva(簡易デザインWEBサイト)
WEB完結の簡易デザインツールです。
テンプレートが豊富でかなり便利。
Instagramの投稿を作るのにおすすめ。
Kirta(描画・写真加工)
無料で使える高機能ペイントソフトです。
ですがPhotoshopと同じぐらいの使いやすさで多機能です。
無料で使えるので興味がある方は使ってみてください。
個人の感想ですが、操作性はClip Studio Paintより少し落ちます。
Photoshpで絵を描く場合の代わりには十分なります。
Affinity Photo(写真修正+現像)
写真を現像や修正できるソフトです。
PhotoShopでしかできないと思われがちな写真の中の人物を消すようなことができます。
さらにRAW現像もできます。
Affinity Photoを使い始めてからPhotoshopが無くても困らなくなりました。
このブログでアナログ写真を使う場合たまに使ってます。
Affinity Designer(ベクター操作)
ベクター形式を扱うためのソフトです。
無料のソフトではInk Spaceというのがあるのですが操作性が特殊すぎてかなり使いにくいです。
なのでAffinity Designerをおすすめしています。
かなり使いやすいベクターソフトです。
ロゴ制作やデザイン制作のようなベクター系の画像処理はこれで十分です。
Illustratorの代わりには十分なります。
ゆっくりMovieMaker4(映像編集)
無料で商業利用できて、そのうえ高度な映像編集が可能なソフトウェア。
2024年7月10日に追記しましたが…
これを知ってからは、映像編集でおすすめ乗り換え先「No. 1」だと思ってます。
ただし、無音部分の自動削除が無いっぽいので…
大量の無音部分を一気に消したい方は「Filmora」がおすすめ
Filmora(映像編集)
安価でYoutube向けの映像制作に十分な性能がある映像編集ソフトがFilmora。
Premiere Proの代替えとして紹介。
お金を出す余裕があり、動画から音が無い部分を消す「無音検出」を積極的に使うならFilmoraがおすすめ。
これを使わないなら、ゆっくりMovieMaker4で良いです。
映像関係はまだ少しAdobeに優位性が残ります。
(Adobeじゃないとできない事がいくつかあります。)
それでも普通に使う分にはFilmoraで十分だと思います。
(動画で特定の人物をPhotshopのように消すといった事をしない限りは十分です)
また、ほかの互換ソフトについてはこちらで解説。
Blender(映像制作)
After Effectの代替えとして紹介。
3Dツールですが、モーショングラフィックスの作り方を見てるとほとんどBlenderで再現できます。
私には動画系のセンスが無いので紹介しきれませんが、Blenderも頑張って使えばモーショングラフィックスのようなものが作れると思います。
After Effectの代替えとしてはこれで十分だと思います。
それでもAdobeを使うべき人は
それでもAdobeを使うべき方は以下の2つです。
・クリエイティブ系の企業に就職を目指す方
・仕事上データ共有でAdobe製品が必要な方
クリエイティブ系の企業に就職を目指す方
求人に圧倒的に強いのはAdobeです。
企業で就職を目指す方は共通言語の習得としてAdobeを使う必要があります。
これば3DCGの場合はMayaやMaxのようで、古い慣習やノウハウ、乗り換えのコストの方が高いという企業の弱点の結果起こってます。
仕事上データ共有でAdobe製品が必要な方
映像編集関係の受託求人は圧倒的にAdobe製品が使える事が前提になってます。
さらに、印刷関係の仕事をする人は印刷会社によっては入稿データにイラストレーターが必要になることがあります。
Clip Studio PaintやAffinity DesignerをPDFで書き出せば対応できるとは思いますが、仕事でがっつりやる方ならillustratorのほうが色々スムーズに進みます。
個人事業でも自分で名刺を作りたい、しかしどうしてもpdf入稿ができない。という場合なら1か月だけillustrator契約するのもありかもしれません。
そもそも本当に”個人”事業の独立なら名刺は必要が無い。
電子名刺という選択肢もある。など頭の使い方でいくらでも対策はできますが…。
まとめ
今回はAdobeを避けるべき理由と代替えソフトを紹介しました。
ぜひ皆様も脱Adobeをして快適なクリエイターライフをお過ごしください。
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