【確定申告】3年契約のブログサーバー代を仕訳し帳簿付けする方法【弥生】

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はじめに

今回は3年契約のブログサーバー代を仕訳し、帳簿付けする方法を紹介します。
会計ソフトは弥生を使います。

仕訳の処理

私が契約してるサーバーでは下記のような情報が渡されます。
・ご利用金額
・クーポン適用額
・請求日

こちらを下記のようなに仕訳する必要があります。
・ご利用金額 – クーポン適用額 = 3年分の費用
・3年分の費用 ÷ 3 =1年分の費用

 ※3年契約でなくても対応した年数で割れば1年分の費用が出ます。

これを仕訳の書き方を解説します。

仕訳の処理

下記のような数値を想定して仕訳ます。

・ご利用金額=32,000円
・クーポン適用額=2,000円
・請求日=2022/9/1

また、ここからは会計ソフトによって処理が異なります。
今回は「私が使ってるソフトの弥生」と「一般的な仕訳の触り部分」にわけて解説します。

一般的な仕訳は長く、手間がかかります。
普通に弥生などを買う事をおすすめします。

弥生での処理

弥生ではこの2つの手順を辿る必要があります。
・仕訳科目を登録
・仕訳の入力

科目を登録

弥生にログイン。
左下の設定メニュー → 科目の設定を選択。

固定資産を選択。

繰延資産の所を選択した状態にします。

科目を追加を選択。

下記のように入力。
・科目名:長期前払費用
・摘要:1年以上の前払費用

この状態で登録します。

これで科目の登録が完了です。

仕訳の入力

こちらの情報を例として仕訳します。

・ご利用金額=32,000円
・クーポン適用額=2,000円
・請求日=2022/9/1

・支払額=ご利用金額 - クーポン適用額=30,000円

(借)長期前払費用 30,000円 /(貸)買掛金など 30,000円

すると、下記のような注意書きが出ます。
今回は、3年分の支払いを正しく記録したいので「はい」を選択。

もう一度「はい」を選択。

繰延資産を選択 → 次へ を選択。

資産の名称にメモ書きを残し次へを選択。
(直感に反しますが、帳簿では前払費用は”資産”と扱います)

次へを選択。

償却期限で契約した年数を入力。
3年契約なので3年。
すると、今年の費用が出てきます。(2022年9月01日~なので3,334円)

今年=30,000÷3年=10,000円ではないので注意。
この状態で「次へ」を選択

これで登録。

すると、このような画面が出てきます。
これで成功です。

これで帳簿付けが完了です。

あとは、買掛金の支払い(クレジットカードの支払いなど)があった時に、
その帳簿も忘れず付けてください。

一般的な仕訳処理

簿記学習者向けや会計ソフト不要と思う方向けに、一般的な仕訳方法の触り部分だけを紹介します。

金額について

・ご利用金額=32,000円
・クーポン適用額=2,000円
・請求日=2022/9/1

これを計算して下記の数位を出します。
・支払金額(3年分の費用)=30,000円
・1年分の費用=10,000円
・年内の支払い費用==3,315円

◆年内の支払い費用について
1年分の費用÷365日×1年が終わるまでの残りの日数で計算
=10,000 ÷ 365 × 121 = 3,315.06… ≒ 3,315円
(※2022年9月1日~2022年12月31日=121日)

これは、残りの日付計算サイトなどで割り出せます。

403 Forbidden

また、月割りにすると計算結果が若干変わります。
あなたが使ってる帳簿の区切りに合わせてください。

支払いの帳簿付け

使う科目と対応は下記。
・通信費:年内の支払い費用
・長期前払費用:(支払金額ー年内の支払い費用)
・買掛金:クレジット払いを想定。各自の支払方法にあわせて設定

例での金額はこちら
・支払金額=30,000円
・1年分の費用=10,000円
・年内の支払い費用(9月1日~)==3,315円
・長期前払費用=26,685円

なので
(借)通信費:3,315円 /(貸)買掛金:30,000
(借)長期前払費用:26,685円

こちらが支払いの帳簿付けです。

さらにここから必要になる事

ここから、決算整理仕訳で翌年に繰り越し、翌年の支払いを入れてまた再来年繰り越し…といった処理が必要になります。

…普通に会計ソフトを使う事をおすすめします。

サーバー代の科目について

ブログのサーバー代は下記のような科目で処理します。
「支払手数料」「通信費」「消耗品費」「広告宣伝費」など。
もしくは「サーバー代」などの科目を自分で作ります。

WEB系のお金は、帳簿の仕組みができた頃に無かった概念です。
なので、綺麗に一致する科目がありません。
会自分が一番しっくりくるものを選んでください。

わたしは、1年契約の時は支払手数料を使ってました。
(借)支払手数料/(貸)買掛金

…前払費用の繰り越しが無かったのでちょっと損してました。
その時は仕訳を理解してなかったので、仕方ないです。

まとめ

今回は3年契約のブログサーバー代を仕訳し帳簿付けする方法を紹介しました。

・基本は会計ソフトを使う。
・長期前払費用で帳簿付け、契約年数で減価償却
・年内の支払いは÷年数ではなく、その日から年の最後までで計算されるので注意
・手動の帳簿付けは大変手間なのでおすすめできない

また、他にも会計関係で役立つ情報を役立つ情報を発信してます。

ぜひ、こちらもご覧ください。

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