はじめに
貯蓄型保険は基本おすすめしない理由と、それでも私が1つ持ってる理由を紹介します。
私が契約してるのは明治安田生命の「じぶん自立」という保険です。
おすすめしない理由
おすすめしない理由は下記の2つ
・投資商品として微妙
・節税効果も微妙
投資商品として微妙
投資なら「S&P500」と「全世界」を積立(ドルコスト平均法)で買う方がおすすめ。
私が契約してるのは明治安田生命の「じぶん自立」という保険です。
10年後の満期契約で103%のお金を受け取れます。
ぼったくり系の商品ではないので、”損”はしません
…が、保険の年利は “10年”経てば 3%です。
一方、S&P500や全世界株は1年でおよそ年利4~5%と言われてます。
が、10年間の投資で得たお金を再投資(複利)を考慮すると…
・保険なら10年後 → 3%
・5%で10年運用で → 62.8895%
増やすなら、投資の方が圧倒的に良いです。
複利はここで計算できます。
ちなみに、借金はこの逆複利の効果でお金が飛びます。
おすすめしません。すぐに返済してください。
![](https://signyamo.blog/wp-content/uploads/2023/02/pd0ogJ64_400x400-150x150.jpg)
1日1杯のカフェラテくらいの節約を意識する。
その額を投資するという考え方があります。(ラテ・マネー)
だいたい500円。S&P500と全世界に分けて1000円づつ。
私、投資してると言っても、稼ぎが無いでこれぐらいしか出してませんよ…?
節税効果も微妙
税の控除額も、保険契約者の所得税率が10%の場合。
・所得税の控除額:40,000円 × 10% = 4,000円
・住民税の控除額:28,000円 × 10% = 2,800円
→ 最大6800円にしかならないようです。
40,000円、フルで控除されると思ってた私は失敗しました。
税回りは僕より、「リベ大」のブログの方が詳しく書かれてます。
![](https://signyamo.blog/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/56a47c1123e821f5a79222775b1f1222.png)
節税効果も正直、微妙です。
![](https://signyamo.blog/wp-content/uploads/2023/02/pd0ogJ64_400x400-150x150.jpg)
そもそも税控除以前に、
ニートのような個人事業主なので、
所得税請求されるほど稼げてない件。
それでも私が契約してる理由
一言でいうと、知識不足で契約してしまったからです。
そして、損をするものではないのでわざわざ解約する理由が無い。
そして、「預金」として残すならありかなと思い、満期までそのままにすることにしました。
未来は誰にもわからない
S&P500と全世界で複利狙いの投資は最強!といいつつも…
結局「未来は誰にもわからない」です。
この本で言われてるような、専門家の予想は猿のダーツより当たらないに行きつきます。
30年前には日本がアメリカを超える、シンガポールや中国は貧しいままと思われてました。
皆、忘れてるだけです。
こうした将来の不確定があるので、
すぐ使えるお金(現金ポジション)は欲しい。
そして…銀行預金よりは金利が良い。
なので、この保険を残すという発想になりました。
リスク分散がしたい
未来が分からないなら…考えられる事はリスク分散。
「卵は一つのカゴに盛るな」という事になります。
そのリスク分散の1つが…「S&P500」や「全世界」の投資なのですが
(S&P500は1つ買うと500社にリスク分散してる事になる)
この2つも、だけ買うのは危険論もあります。
大筋は合ってると思いますが…
・この2つだけにお金を入れればいい宗派
・この2つ+バランス(8資産均等型)や先進国株式インデックス派
・この2つ+期待できる銘柄なら個別株派
・この2つ+分散できる事は全部やる派
…など
例えるなら、「仏教」と一口に言っても「13宗56派」あるような違いがあります。
![](https://signyamo.blog/wp-content/uploads/2023/02/pd0ogJ64_400x400-150x150.jpg)
ちなみに私の根本は「この2つ」+先進国やバランス系のモノの投資派です。
(拡散範囲をより広くしたいので、信託手数料に気をつけながら買います)
私の親は分散できる事は全部やる派です。
(なので、今回のような保険の事が起こってます)
こうしたリスク分散という視点でも、保険を持ち続けていいかなと思いました。
税控除について知らなかった
正直、この記事をまとめるまで4万円フルで控除されてると思ってました。
まさか、「保険契約者の所得税率が10%の場合」
40,000円 × 10% = 4,000円だったとは…。
この点は…完全に失敗しました。
心理的な不安を減らしたい
S&P500は、予想利回りを大きく下回り2022年下がりました。
不況の短期的な下落で長期で見れば上がると思いますが…
人はおろかな生き物です。
年末で損を見ると「黄金期は終わった」や「失敗した」と考えるものです。
(Twitterの投資界隈、遠目で見るには面白いです)
そういう時、投資以外の何か形だけでも違う所にお金があると思うと、私は安心できました。
特に、私は鬱傾向が強いので、非合理的な事をしなくて助かります。
投資するための預金(保険)
これを説明するために、投資の理想的な買い方を紹介します。
理想の買い方は定額積立買い(ドルコスト平均法)です。
これは、買い時のリスク分散。
これをしないと、投資はタイミング次第で損します。
ただ…このやり方も突き詰めれば宗派があります。
・今持ってるお金を現時点で全額投資 → 以降の余剰金を積み立て
・今の預金を5年や10年程度に分けて分散、積立投資
…など
◆初手から全額投資パターン
ハイリスクハイリターンな方法です。
これはタイミングが悪いと損します。
が、初手から投資額が大きくなり、複利パワーを最大限に得られます。
一般的に10年以上持ち続ければ上がると言われますが…
初手全額で下落 → 9年の赤字を引いて病みます。
(人は思ってるより、損に耐えれないおろかな生き物です)
また、下落してる状態で何か事故 → 現金が必要
→ 投資資産を切り崩しになると損します。
◆預金を5~10年に分けて積立投資パターン
オーソドックスな方法です。
ローリスク、ローリターンな方法です。
積立買いが終わるまでのお金が手元に残ります。
その分の複利パワーが使えません。
私は、リスクが怖い、精神的に強くないので後者の方法を選んでます。
そして、この定額買いを続けるための預金を銀行に入れるよりは保険の方がマシかなという発想。
もしお金が無くなって、定額買い出来なかった時のまさに”保険”として持ってます。
わざわざ解約するほどでもない
正直、一番はこれです。
保険は色々考えると…The 微妙。
※銀行預金よりお金が増えるのになぜ微妙なのかは、だいたいここで解説されてます。
今からやるなら… 検討したり、契約する時間の手間を考えるとおすすめしません。
が、私はすでに契約済み。
・解約の方が手間
・使うお金も5000円契約の場合、10年で60万
・10年で使うお金の分の想定を既に預金として現金でキープしている
・その上、別の預金を投資に回してる
・保険には、どのタイミングで下ろしても損にならないつよみがある
・私は個人事業主なので収入が安定しないリスクを抱えている
などいろいろ考える事があり、
「税控除」の所で失敗しても切るも切らぬもThe 微妙な状態。
そして、年に1回カレンダーとかもらえるし、
今の契約が続く間はこのままでいいや…となりました。
![](https://signyamo.blog/wp-content/uploads/2023/02/pd0ogJ64_400x400-150x150.jpg)
カレンダーぐらい買えばいいでしょと思われますが、
私のような社会から孤立した人間には、
数年に1回お客様対応されたり、
こういうプレゼントをもらえるのは、地味にうれしいのです。
失敗から学んで積立投資の保持力を上げる
まず、積立保険の税控除に失敗してる事を学びました。
そして、それでも続けた選択が良かったかは10年後に分かります。
10年後やっぱり全額投資に回せばよかったなと思えば… 次からそうできます。
今の私は20代後半、30代後半でその結果が分かり、知識が手に入る。
その次の40年は失敗した経験で、余計な事に惑わされず、暴落で手放しそうにならない。
そういう、積立投資の保持力を上げると考えれば…
失敗も授業料と考えて、損してもいいかなと思いました。
おまけ:年利7%越えの詐欺商品に気をつけよう
投資系でよくあるのが年利7%~とうたう商品。
しかし、一番いいとされるS&P500や全世界の5%以下が世の中の相場。
つまり…年利7%~はすべて詐欺です。
正直、5%からも怪しい。
ポンジスキームという投資詐欺の手法があります。
①年利7%などの商品を買わせる
②買ってる人を増やす
③買ってる人のお金を使って年利7%を払う
④信頼が高まり、詐欺師の元にお金がたくさん集まる
⑤一番お金が集まったタイミングで逃げる
という手法。
怪しい物を買ってる方は、「ポンジスキーム、金返せ」と叫びましょう。
詐欺師は揉め事が起こって信頼が無くなるのを避けたいのでお金が帰る可能性があります。
まとめ
今回は貯蓄型保険は基本おすすめしない理由とそれでも私が持ってる理由を紹介しました。
・投資商品として微妙
・節税効果も微妙
・預金枠ならアリだが…契約の手間などが発生する
・私は一度契約してしまったので、預金枠として満期まで持つ事にした
また、このあたりお金の最適解を目指すなら、リベ大の本かYoutubeがおすすめ。
情報がかなりまとまってます。
といいつつ、リベ大は遠目で見るには良いが…
近づくのはちょっと「う~ん」という”毒”のような存在。
(毒は少量摂取したら薬になるという意味)
実はわたしは、リベ大に強く影響されてた時期がありました。
なので色々思う事があります。
その、お気持ちをちょっとこちらにまとめてます。
![](https://signyamo.blog/wp-content/uploads/2023/03/dc3ee87ef36f8aef46a0fe859f673171-2-320x180.jpg)
よろしければ、こちらもご覧ください。
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