はじめに
今回はClip Studio Paintの代わりとなるおすすめソフト、
乗り換えるべき人やサブスクでも契約を続けるべき人についてまとめます。
2022/10/24追記
料金プランの内容が変わりました。
サブスクが無くなり、優待アップデートの金額が発表されました。
買い切りV1 → V2(Pro=2,000円、Ex=6,000円)
V2以降は永久無料。
![](https://signyamo.blog/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/4f60de1fbe7b7c036a9a2ad36d1ec76f.jpg)
Kritaを使う方針でしたが…
この金額だと、払ってそのまま使おうかなと考えてしまいます。
![](https://www14.a8.net/0.gif?a8mat=3HQXIN+4YM29E+3AP2+63OY9)
結論・要約
・2023年以降、買い切り版はアップデート終了
・サブスク価格は2800円/年(Pro版、1台)
・将来的に動作保証の対象外になる
・おすすめ代替えソフトは「Krita、Blender、Affinity Photo」
・しかし、クリスタの持ち味の操作性は代替えできない
・アートスパーク社の株を買えば実質無料でつかえる
サブスク化の現状
2023年以降のClip Studio Paintの買い切り版はアップデート終了します。
また、将来的に動作保証の対象外になります。
![](https://signyamo.blog/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/4f60de1fbe7b7c036a9a2ad36d1ec76f.jpg)
つまり…しばらくの間使えますが、
将来的にサブスク契約が必須で、買い切り版は使えなくなる可能性が高いです。
料金について
・PRO – 1台、1年契約で2800円。
・EX – 1台、1年契約で7800円。
![](https://signyamo.blog/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/4f60de1fbe7b7c036a9a2ad36d1ec76f.jpg)
正直、普通に使う方はPROで十分です。
なので、およそ3000円/年と考えてください。
同人誌を描く人はEX限定の機能「複数ページ管理」や「.pdf書き出し」が必須となります。
その方は、およそ8000円/年と考えてください。
別ソフトへの乗り換えをおすすめする人
・週に1回や月に1回ぐらいしか使わない人
・趣味で描いてる、お金を稼いでない方
・サブスクが固定費としか思えない人
・今回の発表で個人的に使いたくなくなった人
・ソフトの乗り換えが苦ではない人
サブスク化しても継続をおすすめする人
・毎日Clip Studio Paintを使ってる人
・Clip Studio Paintにしかない機能を使ってる人
・漫画関係の用途で使ってる人
・既に稼いでる、プロの方
・課金が苦ではない人
おすすめ代替えソフト4選
Krita
ペイントソフト界のBlender的存在です。
無料なのに商業クラスと同等、個人的にはそれ以上の性能があると感じます。
メリット:超多機能、無料、ガマットマスクが使える。
デメリット:ベクター線画系操作が弱い、文字入れ操作が弱い、動作がやや不安定。
![](https://signyamo.blog/wp-content/uploads/2022/08/image-01-20.jpg)
水彩塗り、厚塗り、背景系が得意。
こんな感じのイラスト向け。
さらに、カラー&ライトで紹介されたガマットマスクが使えます。
個人的には線画を綺麗に取らない系イラストを描く上で最強ツールだと思ってます。
また、SAIっぽいShift+マウス移動のブラシ幅調整機能があります。
これがClip Studio Paintには無いので地味に便利。
![](https://signyamo.blog/wp-content/uploads/2022/08/Animation_2-5.gif)
3DCGをやる人には嬉しいノーマルマップ作成+合成機能付き。
デメリットは下記の2つ。
・動作がやや不安定な事
・ベクターレイヤー系の操作が使えない事。
たまに不具合が出ます。(2022/08/20に出たver5.1でだいぶ安定しました)
また、ベクターレイヤーはありますが、線に強弱をつけることはできません。
ただ、今後のアップデートや発展を考えると置き換えの第一候補。
基本的な使い方はこちらで解説。
無料で、右クリックすれば何とかなる系のツールです。
ぜひお試しください。
Blender
3Dツールとして有名なBlender。
これのグリースペンシルを使うとベクターレイヤーのような強弱のある線が引けます。
![](https://signyamo.blog/wp-content/uploads/2022/08/Animation_15-1.gif)
書いた線はカーブとして編集できます。
![](https://signyamo.blog/wp-content/uploads/2022/08/image-28-5.jpg)
交差部分や線の一部を消せます。
実質クリスタのベクターレイヤー。
![](https://signyamo.blog/wp-content/uploads/2022/08/Animation_13-1.gif)
線画閉じてない塗りつぶしにも対応。
![](https://signyamo.blog/wp-content/uploads/2022/08/image-41-3.jpg)
アニメーションも出来るので、うごイラ制作に便利。
![](https://signyamo.blog/wp-content/uploads/2022/04/Animation3-1023x477.gif)
短所は塗りが弱い事です。
イラストのように塗る事はできません。
一応、画像も読み込めますが…かなり機能が弱い。
![](https://signyamo.blog/wp-content/uploads/2022/08/image-25-6.jpg)
![](https://signyamo.blog/wp-content/uploads/2022/08/image-26-6.jpg)
なので、線画だけBlender、塗り別ツールといった使い方がおすすめ。
詳細はこちらで解説。
MediBang Paint
無料のペイントソフトです。
漫画関係の機能はこれで置き換えできる可能性が高そうです。
![](https://signyamo.blog/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/15ee596b67f69a3311dfd1da8f87f3d6.png)
ごめんなさい、私は漫画は描かない人なので使った事は無いです。
Affinity Photo
7000円ぐらいのPhoto Shop的なツールです。
写真現像や色補正系が強み。
![](https://cdn.serif.com/affinity/img/photo/og-photo-080820220738.png)
Clip Studio Paintをデザインツールとして使ってた人におすすめ。
私のブログ画像は、全てClip Studio Paintを使って作ってました。
![](https://signyamo.blog/wp-content/uploads/2022/08/image-02-18.jpg)
これらの操作が必要なのでClip Studio Paintを使ってました。
画像の切り抜き~文字入れまで完結できるのが便利でした。
・素材の切り抜き
・フチ入れ
・モザイク化
・塗りつぶし
・1枚の画像から部分だけ切り出し
・そこそこ綺麗な文字入れ
が、この操作はすべてAffinity Photoで置き換えできます。
また、自動塗りつぶしなどを考えるとAffinity Photoの方が有利な点があります。
![](https://signyamo.blog/wp-content/uploads/2022/08/image-03-20.jpg)
1つ置き換えれない点は、Clip Studio Paintの圧倒的な操作性。
次の項目で紹介するポップアップパレットを使ってたので…
UIの所にマウスを移動するたびに、「UIが来い」という気持ちになります。
乗り換えれない要素:操作性
クリップスタジオ特融の操作性は置き換え不可です。
ポップアップパレットでマウス位置出てくるUI。
![](https://signyamo.blog/wp-content/uploads/2022/08/Animation_3-4.gif)
2ペイン表示のレイヤーも便利です。
![](https://signyamo.blog/wp-content/uploads/2022/08/Animation_4-3.gif)
また、ソフトのUIを超えて色を取得できる画面の色取得機能など…
他のソフトも頑張り次第で入れれると思いますが…なかなかこの高い操作性は無いです。
突き詰めていくと、凄く操作性が良くなる要素がいっぱいありました。
正直、これだけの為に使い続けたいと思う所。
実質無料で手に入れる方法
Clip Studio Paintの会社はセシルスです。
ここの株を買えば、株主優待で6ヶ月の「CLIP STUDIO PAINT EX」の利用権限が手に入ります。
注意点は下記の3つ
・権利確定日の3日前に買う必要がある事
・権利確定してから3~4か月後に届く事
・株の損失によってはサブスク契約よりお金がかかるリスクがある事
時間とお金に余裕がある人向けです。
株の価格は「みんかぶ」を見れば割高か割安かなという判断材料になります。
![](https://signyamo.blog/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/031245c0eb3ffd6ca39d77e4ca7d4cac.png)
予想ですし、100%この通りにはならないですが…。
株をやるなら最後は、自己責任でお願いします。
おまけ:私の今後の対応
せっかくの機会なので、置き換えチャレンジしたいと思います。
・線画ハッキリしてない系イラスト → Krita
・萌え系の線画ハッキリ系イラスト → Blender
・デザイン → Affinity Photo
長年、相棒として連れ添ってきたソフト。
別れは少し惜しいですが、新しい時代に向けて少し冒険して見ます。
…ただ、操作性の良さに負けて、戻ってくるかもしれません。
まとめ
今回はクリスタのサブスク化の現状と代わりになるソフトをまとめました。
・2023年以降、買い切り版はアップデート終了
・サブスク価格は2800円/年(Pro版、1台)
・将来的に動作保証の対象外になる
・おすすめ代替えソフトは「Krita、Blender、Affinity Photo」
・しかし、クリスタの持ち味の操作性は代替えできない
・アートスパーク社の株を買えば実質無料でつかえる。
また、Affinity Photoを使ったブログの画像素材の作り方はこちらで解説。
ぜひ、こちらもご覧ください。
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