はじめに
今回は画像を白黒にする上で色相・明度・彩度はNGというお話をします。
そしてどのようにモノクロにすればいいかという事について紹介致します。
なぜ色相・明度・彩度がNGなのか
それは色相による明度差が反映されないからです。
ここにカラーサークルの彩度を下げただけのものとグラデーションマップで色を変えたものを用意しました。
![](https://signyamo.blog/wp-content/uploads/2021/10/image-1-24.jpg)
2つをアップにした画像を用意しました。
左側の彩度だけを下げたものは色相による明度差が無くなってることがわかります。
![](https://signyamo.blog/wp-content/uploads/2021/10/image-2-22.jpg)
絵をモノクロ化する方法
絵をモノクロ化する場合、Clip Studio Paintならグラデーションマップを使います。
編集 → 色調補正 → グラデーションマップ
もしくはレイヤー → 色調補正レイヤー → グラデーションマップ を選択。
この2つの違いについてはこちらで解説しています。
![](https://signyamo.blog/wp-content/uploads/2021/10/image-3-22.jpg)
これで色相の明度を反映して画像をモノクロにすることができました。
まとめ
画像をモノクロにする方法と考え方を紹介しました。
グラデーションマップを使うと99点ぐらいのモノクロになります。
ほとんどの場合この方法で大丈夫です。
こだわるプロの人はPhotoshopで白黒を使って、マゼンタの値を-2にしたりするなどの細かな補正を入れて使ってるのを見たことがあります。
私は時間をかけて100点を1回取るより80点を5回取ろうという考え方なのでそこまでやってません。
興味がある方はさらに補正を加え理想のモノクロを目指してください。
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