【旅行記】冠島へダイビングに行った時の記録【海底遺跡,洞窟】

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はじめに

今回は、冠島にダイビングに行った時の記録を紹介します。
2024年8月に行った時の記録です。

俗に言う「海底遺跡」と呼ばれる地形があるダイビングポイントです。
↓動画版

ダイビングポイントについて

冠島は京都市の北部、舞鶴市より上にあります。
↓ここです。

ここの左側が冠島です。
右側が沓島(くつじま)で別名 “小島” になります。

【冠島/沓島について】

・舞鶴北部にある無人島
・オオミズナギドリの繁殖地
・鳥獣保護区に指定されており上陸は禁止
・本州から海経由で近くに行くまではOK

そして、今回潜ったダイビングポイントはこの「沓島(小島)」周辺にあります。

このあたりは、冬になると海況が荒れるみたいです。
なので、ダイビングで行けるのは6~10月と “夏季限定” のポイントになります。

【今回のダイビングポイント】

◆小島 - 東
 → プチ洞窟に入れるポイント

◆トドグリ
 → 海底遺跡と呼ばれる地形があるポイント

こちらに、私のグループは福井県のお店から行きました。
片道1時間ぐらいです。

【福井県のショップから行った理由(お店)】

・京都の最短距離で行ける場所だと片道30分で行ける
・行けるが… 漁港集合、漁港解散みたいなお店が中心
・ちゃんと機材を洗える場所を探したところ福井県のショップにお世話になる事になった
・片道1時間でも、洗える塩々で帰るよりは良いという判断

※都市型ショップのガイドさん情報

以上が、ダイビングポイントについての解説です。

1ダイブ目:小島 – 東

というわけで、船に乗り片道1時間。
小島の東側にあるダイビングポイントに到着。

思ったより、島と距離が近いです。
そして、この岩の割れ目が潜れる洞窟ポイントです。
2か所あります。

というわけで水の中に…
入ると、地面が見えました。
透明度は25~30mぐらいあります。

地面には海藻が生えてました。
↓ヤツマタモク

↓ギザギザした葉っぱのノコギリモク

↓扇状の葉っぱのウミウチワなど。

良くも悪くも、こんな感じの海藻の生えた岩場がずっと続きます。
※海藻があるので着底は原則不可

岩の隙間には “サザエ” が居ました。

あと、魚はイサキや…。

スズメダイの群れが居たりしました。

洞窟探索

最初に深い所に行き、生物を観察したら洞窟へ…。
水深が浅くなるにつれて、うねりがめちゃくちゃ強くなります。
魚も流されてます。

なんとか、洞窟に到着。
水中ライトが無いと真っ暗です。

上を見上げると水面が…
水深6~8mぐらいかとおもってましたが、思ってたより浅い場所でした。

そのまま水上に出ると、広めの空間と岩がありました。

そして、洞窟の中には…
上手く写せませんでしたが白いイカが4匹居ました。

あと、岩には謎のイソギンチャクがついてたりしました。

後ろを振り返ると、外の世界と繋がってる事に気づきました。
これなら、最悪エア切れになってもシュノーケルで帰れそうです。

そして、2つ目の洞窟に行く予定でしたが…
2つ目が何故か白く濁りまくってたので断念。
そのまま浮上して1ダイブ目終了。

ログ的にはこんな感じです。
島から遠い方は一気に深くなってるので、水深30mぐらいあります。
洞窟付近はグラフの真ん中あたりで… 水深5m前後でした。

以上が1ダイブ目の小島 – 東の様子です。

小島 – 東 / シュノーケル

冠島ダイビングはショップまでの距離が遠いです。
なので、船の上でお昼休憩 → そのまま2ダイブ目に行きます。
そしてお昼休憩は、お昼ご飯を食べるかシュノーケルで遊ぶかを選べます。
(ちょっとだけご飯を食べてシュノーケルも可能と思います)

私はシュノーケルに行きました。
船の下は… 深すぎてほとんど生き物などが観察できません。

そこで、島の近くの岩場に行きました。
すると水面付近に魚が居ました。
↓こちらはイシダイの群れ

どうやら、岩に生えてる海藻を食べてるようです。
なので、岩場に近い場所であればシュノーケルでも生き物が見れます。
↓こちらはキュウセン

スズメダイの群れも水面付近に居ました。

そして、洞窟はシュノーケルでも入れます。
ただ、暗いのでちょっと心細いです。

暗い所は見ても特に何も見つけれませんでした。
なので、ほどほどに暗い場所で色々探してました。

↓キサンゴ科のイボヤギ。
夜行性で昼間は開いてない生き物ですが…
暗い場所だと夜と勘違いして開いてるようです。

謎の刺胞動物らしき生き物。

あと、カワハギも泳いでました。
泳いでるというより、うねりが強いので流されてきました。

以上が、小島 – 東でのシュノーケルの様子です。

2ダイブ目:トドグリ(海底遺跡)

1ダイブ目から1時間後ぐらいで次のポイントに行きました。
次の場所は小島 – 東からすごく近いので、移動は3分ぐらいでした。

水の中に入ると、相変わらず地面が見えてます。
ここも透明度25~30mぐらいあります。
ただ、潜ってすぐの場所は海底遺跡感は無いです。

少し進むと、ちょっと特徴的な岩場が見えてきました。

そして、ありました。
例の海底遺跡。
階段っぽく見える岩です。

ここで少し遊んだ後、私たちのグループはさらに奥へ…。
魚の群れなどを観察しました。

めちゃめちゃいました。
たぶんイサキです。

あと、カサゴが居たり…

普通のスズメダイが居たりしました。

生き物は小島 – 東とほぼ同じです。
※というより、距離的にあまり離れてないので当然と言えば当然。
↓キュウセン

あと、ゴカイ系の巣かな? と思いましたが…
陸で見た所、壊れて風化した漁網っぽいモノがありました。
これは回収した方が良かったのか…
ここまでいろいろ付着してたらそのままの方が良いのか…。

そしたら、階段ポイントに戻り…

さらに船に近い場所を散策。
このあたりも特徴的な岩が多く、見方によっては海底遺跡感が出ます。

そして、このあたりでいろいろ観察してました。
岩の表面にはサザエが居たり…

岩の穴からイソギンポが顔を出してたり。

黄色いオハグロベラが居たり。

岩の隙間にタコが居たり。

そういった生き物を見てから浮上。
以上が、2ダイブ目に行ったトドグリ(海底遺跡)の様子です。

ダイビングショップまわりの生き物

ダイビングショップの前です。
この時点で透明度が高く、海が非常に綺麗です。

行ったショップの前はコンクリートでした。
海水浴的な事はできないようです。

コンクリートには貝が付着してました。
↓こちらはベッコウガサという貝と思われます。

↓こちらはヒザラガイ

あと、ショップにミカドトックリバチの巣があったりしました。

磯系の生き物はあまり見れませんが…
自然豊かな良い場所でした。

冠島に潜った感想

結論、とても良かったです。
「高い透明度、地形、魚の群れ」はとても楽しめました。

ただ「カラフル感」や「生き物の多様性」は弱かったかなと思います。
魚や海藻などは量は多いけど、種類は少ないと感じました。

ソフトコーラル的な生き物はほとんどいませんでした。
かろうじてのソフトコーラル+色要素は…こちらの黄色いイボヤギぐらい。

あと、透明度が高すぎると逆に距離感を掴めないという難しさがありました。
そんなに潜ってるつもりが無くても、水深28mだったり…
見えてるから大丈夫と思ってたメンバーが思ってたより遠くてついていくのが大変だったり。

あと、小島 – 東のうねりはかなり強かったです。
海表面はほぼ波が無い感じでしたが、島の岩場に近いと流れが強いのでしょうか?
ダイバーも魚も流されてました。

あと、参加者がとても多かったです。
平日に行きましたが、6~8人グループ×4組と合計30人ぐらい居ました。
海の中で他のグループと混ざったり、色々大変といえば大変です。

あと、片道1時間…。
このような大変さや難しさはある場所ですが、それでも行ってよかったと思える場所でした。

冠島に行くなら用意した方が良いモノ

日焼け止めは必須です。
ボートの屋根が当たらないことがあります。
その場合、ずっと1時間焼かれてる感じになります。

日焼け止めだけだと、若干弱いので…
できれば、サーフハットみたいなものもあった方が良いです。

あと、サングラスも持っていきたいです。
↓サングラスについてはこちらで紹介。

そして、可能であればUVカット対応のゴーグルがあると良いかなと思います。
というのも、水の中はずっと真っ青なので…
ちょっと目がブルーライト的なモノで痛くなりました。
(1日ぐらいで治りました)

他には、ご飯などを入れる用の濡れても良い保冷バックや水筒。
カメラの替えバッテリーを入れる用のドライポーチ。
それらを触る用の小型タオル… など。
このあたりを持っていった方が良いと思います。

逆に、暇つぶし関係はそんなにいらないと思います。
動いてる船の上は風が強くてほとんど活動はできないのと…
なぜか、体感時間的に短く感じるのでそこまで暇はしないです。
このあたりがあれば、何とかなるかなと思います。

まとめ

今回は、2024年9月に冠島にダイビングに行った時の記録を紹介しました。

・冠島は夏期限定のダイビングポイント
・冠島の近くに沓島(小島)という島があり、ここが主なダイビングポイント
・小島の東側に行けばプチ洞窟探索ができる
・小島の南側がトドグリで海底遺跡と呼ばれる階段状の地形がある
・見どころは地形、透明度の高い青い海、魚の群れ

また、他にもダイビングや旅行の記録をまとめてます。

ぜひ、こちらもご覧ください。

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