【スキューバダイビング】PADI – OWDのライセンスを取った時の記録

アウトドア
スポンサーリンク

はじめに

今回は、PADIのオープンウォーターダイバーのライセンスを取った時の記録をまとめます。
ライセンスの違いや、予算などはこちらをご覧ください。

筆記はなんとか通るモノ

私は1週間ぐらいで、通りました。
気持ち的には、高校の前期か後期テストの1科目ぐらいの内容量でした。

筆記で学ぶこと

筆記で学ぶことは主に下記。

・機材の名前 / 使い方
・ハンドシグナル / 水中でのコミュニケーション
・水圧で空気は圧縮されて密度が上がり、体積が下がる → 使える酸素量が減る
・圧縮された空気を吸うと、体内の窒素量が増える
・ダイビングで吸った窒素は、適切に調整して排出しないと体に窒素の泡ができる
・窒素の放出は時間をかければ勝手に出る
・窒素の許容量を超えた場合、一定の深さの水中でしばらく待つ事になる
・ダイビング後、12~18時間は飛行機は300mを超える山に行ってはいけない
・ダイビング時間の限界は「空気の残り」と「摂取できる窒素量」で決まる
・水中で色は、赤色の方から順に失われる
・水中で音は、陸の4倍近く早く伝わる → 音の方角を認識できない
・波の流れに対する考え方
・潜水によって起こる様々なトラブルと対処法

…など

難易度は、中学~高校の教科書レベル。
ちょっと頑張る必要がありますが… 集中して学べば何とかなる範囲。

ただ… 翻訳日本語が読みづらく、
そこで難易度が上がってます。

教材が見ずらい問題

ネットの教材を見た範囲の感想ですが…。

・文章が、英語の翻訳日本語的で不自然
・フォントや字間の問題で微妙に読みずらい

試験問題はちゃんとしてました。
がそれ以外は、翻訳が不自然な時や、誤字脱字があります。

例1:「スキューバーダイビングのシリンダーに充填するモノは何でしょうか?」

・どの圧縮空気源からでも。
・純粋な酸素を入れます。
・信頼できるスクーバ・エアステーションに限ります。
・純粋な窒素を入れます。

答えは3つ目の「信頼できる~~」した。

教材を読んでた前後の関係で分かりましたが…
なんだこの日本語。

また、誤字がある事もあります。

例2:問題 2
深度や時間の制限を超えてダイビングし、浮上すると体内に気泡が形成皿、源アt賞になる恐れがあります。の中に気泡が形成され、減圧症を引き起こす場合があります。

・正しい
・誤り

気泡が形成皿、源アt賞になる。
→ 「気泡が形成され、減圧症になる」

教材の前後関係でギリギリ分かりますが…
それなりに高い教材なのでもう少ししっかりしてほしかった感。

6~7割は読めますが…
この教材を見るには「翻訳やミスタイプした日本語を、文脈から内容を想定して読む」力が必要になります。

そこそこ読みずらい書物なので、そこだけ覚悟してください。

ネット教材の方が気が楽

ネット教材は通常の紙教材よりお金がかかります。(+3000円ぐらい)
ただ、メリットが多いです。

・解説動画がある
・自宅で試験を受けれる
・試験が何度もやり直しが効く
・紙の本のように所有する必要はない
・ネットが繋がっている端末があればどこでも見られる(スマホ対応)

…など

紙の教材を買った場合、試験をダイビングショップに受けに行く必要があります。
考え方次第ですが… 交通費や手間代を考えると、基本はネット教材をおすすめします。

ネット教材の内容について

ネット教材を見る限りですが… それぞれの章ごとに解説+理解を確認するための問題がありました。
問題は「章ごとの問題」「知識の復習」「クイズ」「最終問題」の4つです。

・解説
 → 文字と画像と読み上げ動画のようなもので構成
 → 文字の解説はちょっと読みずらい
 → 動画は、ほぼ全てを読み上げてくれる
 → ただ、動画で読み上げない箇所があり、そこが問題になる事もあるので注意
 → 文字を見て、おさらいとして動画を見るのがおすすめ

・章ごとの問題
 → その章の理解度を図るための問題
 → 間違った理由は解説されない
 → 時々、誤字脱字や不自然な日本語がある

・知識の復習
 → セッション全体を総括した問題
 → 間違った理由が解説される
 → クイズとしての難易度が高く、ひっかけが多い

・クイズ
 → もう1つのセッション全体を総括した問題
 → 間違った理由が解説される
 → クイズの難易度は低く、分かりやすい
 → より、最後の試験に近い問題

・最終問題
 → 全体の内容を含めた、全50問の問題が出る
 → ここで合否が決まる
 → 正答率75%以上で合格になる。

知識の復習は、難易度が高くひっかけ問題が多い。
問題をよく読んだりしないと解けない。
たまに、日本語の問題で間違えます。

【知識の復習問題のひっかけ例】

本編で「 6~9m / 30ft」でできると学ぶことがあります。
 → 問題で10m / 30ftでできるか
と問われます。
 → メートルで見るとできないになりますが、間違え
 → ftで見るとできるので、できるとが正解になる。

(たぶん、安全性を考えると実際には避けた方が良い)

他の問題は、ダイビングに必要な事を分かっていれば解けます。

知識の復習の方は…
理解度よりも、クイズに答える力を問われる気がしました。

メルカリにある紙の教材はおすすめしない

PADIの教材はメルカリで売られてる事があります。
こちらでも学習できますが… おすすめはしません。

まず、教材費はライセンス講習費に含まれてる事が多いです。
なので、紙の本は不要になる事が多いです。

次に、便利さやアップデートの問題を考えるとネット教材の方がおすすめ。
なので、紙を持つ事は個人的におすすめしてません。

教材費別で、最安コースはメルカリにある教材を使う事ですが…
お店との信頼の問題や、不便さといった問題が色々出てくるのでおすすめしません。

海洋実習について

海洋実習は2日で4ダイブしました。
内容は機材の使い方、水中でのアクシデント対応、浮力コントロール、コンパスの使用…など

プールを持って無いショップなので、海で行いました。
(防波堤の裏側で、たいへん静かな海域でした)

経験がないので多少失敗はしますが…
インストラクターさんの指示に従えば、大概は何とかなります。
(その道のプロです)

機材の脱着関係で紐が絡まったり…。
非常用のエアを渡す訓練で、4~5回自分に着いてる非情の用のエアを取り損ねたり…。
船のフチから後ろ向きに海に入る「バックロールエントリー」の際、3,2,1の “2” で墜落事故を起こしたりいうやらかしなどは、色々ありました。

感想としては、知った気になっていて知らない事がたくさんあるという事でした。
例えばこちらの「ツノダシ」と思った魚は「ムレハタタテダイ」だったり…。

「シロガヤ」と思った海藻が「ハネウミヒドラ」だったり…。
タコクラゲの触手を隠れ家にした魚が住んでたり…。

図鑑や水族館で見ただけでは分からない世界がありました。

体験ダイビングをしておくとスムーズに進める

体験ダイビングをしておけば、基礎ができるのでスムーズに進めます。
↓体験ダイビングをした時の記録はこちらでまとめてます。

体験ダイビングは各所のダイビングショップやSOTOASOBIといったサービスから予約できます。
 「SOTOASOBI(そとあそび )」

潜水と中性浮力の呼吸法

ダイビングの「潜水」や「中性浮力」は呼吸によって膨らんだ肺の浮力との闘いです。
これに瞑想の呼吸法が役立ちました。

ーーーーー

瞑想、マインドフルネスは “今ここ” に意識を集中させる作業です。
その方法の1つに「呼吸に意識を向ける」方法があります。
そして、深く息を吸えるように「秒数」を数えたりします。

【瞑想/マインドフルネスの呼吸法】(一例)

 → 4秒吸う
 → 2秒止める
 → 4秒吐く
 → 2秒止める
 → 繰り返し

これの秒数を長くする練習を私はしてました。
数値を倍にするだけです。

【私が事前にやっていた呼吸法】(一例)

 → 16秒吸う
 → 8秒止める
 → 16秒吐く
 → 8秒止める
 → 繰り返し

※調子がいい時は、さらに2倍の32秒まで行ってました。

この呼吸比を変えると、浮力をコントロール出来ました。

【潜水の呼吸法】(一例)

 → 32吐く
 → 16秒止める(沈む)
 → 4秒吸う(一気に)
 → 0秒止める
 → 繰り返し

ーーーーー

※沈むのは大変なので思いっきり吐きます。

ダイビングの教科書的には “息を止める” 行為はあまりよろしくないので注意。
特に浮上の際は、肺の過膨張障害につながる可能性があります。


数値はあくまで目安。
実際に止めるより、少しだけ呼吸を残した方がいいです。

【中性浮力の呼吸法】(一例)

 → 8秒吸う
 → 2秒止める
 → 8秒吸う
 → 2秒止める
 → 繰り返し

ーーーーー

※16秒吸う → 16秒吐くサイクルだと変化が大きくなりすぎます。
瞑想出身の方は、適度に浅い呼吸を一定にするのがポイント。
【浮上の呼吸法】(一例)

 → 16秒吸う
 → 4秒止める(浮く)
 → 2秒吐く(一気に)
 → 0秒止める
 → 繰り返し

ーーーーー

※肺の空気は水深が下がると水圧が下がり膨張します。
この膨張した肺が浮力を増加させます。(指数関数的に浮上)
なので、浮上の酸素は少なめにするのがコツ。

瞑想の詳細はこちらで解説。

ダイビング以外で知っておきたかったこと

酔い止め、日焼け止めなどのケア用品

酔い止めは必須。
おすすめは「アネロン」です。
ダイバーでの使用者が多く、これを使っていればとりあえずハズレなさそうです。

ーーーーー

日焼け止めも必須。
ウエットスーツを着てるから大丈夫と思ってましたが…
耳たぶの上を向いた面や、首や顔が焼けました。
少し痛かったです。

2日目は日焼け止めを塗ったらマシになりました。

陸の毒性のある虫の知識

ダイビングショップは海辺にあります。
そして結構自然豊かです。
機材を洗ってる時に、何らかの虫と接触します。

【海洋実習での陸での出来事】

1日目は、機材を洗う場所でコガネムシがおぼれてたので助けました。
2日目は… ハチ?らしきものが周囲に飛んでいたので放置してました。
こちらから攻撃しないと大丈夫と思ってましたが…
が、インストラクターさんが狙ってる+刺されると痛いとサンダルで駆除してました。

後で調べた所、おそらく「アカウシアブ」という吸血性のある毒アブでした。
人間の血を狙ってたようです。

こういう図鑑で知識をつけると「スズメバチ」や「マダニ」のような超危険な生き物を知れますが…
現場で合うのは「ブヨ」や「アカウシアブ」のような生き物です。

知識はあるに越したことは無いですが、細かな生き物は実際に見て学ばないと分からないので…
何か未知のモノに刺されることを前提に、応急処置キットなどを持っていった方が良いと思いました。

モノはポーチが無いと拾えない

講習4ダイブ目は、ほぼ自由なダイビング形式でした。
ダイビングスタートから、生きて陸に上がるまでの一連の流れが出来るかの実習。

かなり余裕があったので、小さいウニの殻を拾ったりしてました。
グローブの隙間に入れて持って帰ろうとしましたが、途中落として無くしました。

そうしたものを拾うなら、こちらのようなダイビングポーチが必要と学びました。

追記:後で確認した所、レンタルしていたBCDにチャック付きポケットがある事を発見しました。

一般的なBCDであれば、要らないと思います。
気になる方は担当の方に聞いてください。

ダイビングポーチ

ハンドメイドやインテリアでウニの殻や貝殻が欲しい方は、
このようなポーチを持っていくのがおすすめ。

ライセンスカードが届くまで

ライセンスカードが届くまで、私は2週間かかりました。
カード待ちの間に、ダイビングに行く場合は仮のライセンスを印刷して持っていけますが…

思ったよりカードが届くのに時間がかかるので注意してください。

まとめ

今回は、PADI – OWDのライセンスを取った時の感想をまとめました。

・筆記は平日に空きがあれば1週間以内で取れる
・休日しか余裕がない方は1~2週間が目安
・OWDの教材はネット教材がおすすめ
・海洋実習はついていけば何とかなる
・事前に「瞑想」や「体験ダイビング」を経験しておくとスムーズに進める
・潜水と中性浮力は瞑想の呼吸法が役立つ

また、ほかにもダイビングに関することをまとめてます。

ぜひ、こちらもご覧ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました