【商品レビュー】ContactSheetを使ってみた感想と注意点

VRChat
スポンサーリンク

はじめに

今回はQuest3用の、ContactSheetを使ってみた感想とレビューをまとめます。
結論だけ言うと… 個人的にはおすすめしません。

説明書などに頑張った痕跡はありますが、個人的に強度に問題があると思います。

やっぱり、ベンチャー系VRデバイスは “製品” というよりは…
「実験段階のプロダクト」なんだなという。


そういう、結論です。

↓あと、動画版の紹介はこちら。

強度の問題

私のContactSheetは購入2日目で折れました。

こんな感じで、コントローラーを持ちながら手をついたところ折れました。

たぶん、下の平たい面が地面に当たった状態で…
下方向に力が入った後に、内側に力が加わるのが弱いようです。

そして、壊したところ返品は不可。
有償で修理になるようです。

修理費はセンサー故障無しで片手5000円。
俗に言う “保障” のようなモノは無いようです。

私的には強度と、あとで紹介するVRChatのアップデートで
いろいろ不安定になった事で…

失望ポイントが高く、もうこの製品は “損切りでいいかな” と思いました。

なので折れる様子を撮影しました。
もう片方も、下方向+内側への力で折れます。

ただ、この実験をする前に一度Contact Sheetを外したモノを使うと…
壊れる前に、コントローラーからContact Sheetが取れました。

これは、ContactSheetを機材に取り付けている「両面テープ」の粘着力が下がったのが現認と思います。

なので、強度を上げるという点では粘着テープを弱めておくと良いと思います。

ただ、ContactSheetは両面テープで取り付けており…
1回でも外すと、圧力センサーが痛みます。
その点に注意。

この取り付けがほぼ1発勝負なのも、製品としてどうなのと個人的に思うポイント。
修理費で儲けようとしてる…?

また、フレンドの方もQuest Pro用のContact Sheetを買ったらしいですが…
買ってすぐにボタンが壊れたりしてました。

このように、個人的には “モノ” が製品のレベルに達してない感はあると思います
以上が、強度の問題についての解説です。

折れた場合の対処法

折れたContact Sheetですが…
試しに「プラリペア」という接着剤を使った所、思ったより良い感じに接続できました。

思ってたより強度があります。
中の配線が生きていれば、この方法で修理できると思います。

↓詳しい使い方はこちらで解説してます。

Yubitora+の方が良さそう(?)

Contact Sheetの類似品に「Yubitora+」があります。
買うなら… たぶんこっちの方が良いです。

電池交換が少し手間ですが、粘着シートで取り付けるタイプではないので…
少なくともコントローラーへの取り付けミスで壊れることは無いです。

なので、買うならYubitora+の方が良さそうです。
ただ、強度は分からないです。
持って無いので試してません。

Haritora+氏、外側に出っ張ったストラップの凸部分や…
自分に近い持ち手の細い部分などで、壊れそうな部分はあります。

ただ、Contact Sheetよりはマシかな… と思いたい。
いや、VRベンチャー系機材にそもそも期待するのが間違いなのかもれない。

ちゃんと試してない商品で判断するのも申し訳なさがありますが…
個人的にVR系のベンチャー機材は期待せず、買わず、無かったものと扱うのが良いと思ってるので…

「VRベンチャー系機材は、買うなら自己責任で」という形で紹介を締めます。

たぶん、これが一番公正な回答です。
以上が、Yubitora+の方が良さそう(?)の解説です。

開封+セッティング

箱はこんな感じでした。

中身はこんな感じです。

・簡易説明書
・ストラップ
・USBレシーバー
・充電用ケーブル
・本体
・接続用両面テープ+クリーナー

本体への接続はUSB-Cで行われます。

充電すると、結構眩しい光で赤く光ります。
そして、充電が終わると光が弱まります。

中身についてはこんな感じです。

説明書について

紙の説明書は最低限の事しか、書かれてません。

その代わり、ネット上の説明書が充実してます。
↓こちらにアクセスすれば起動まで行けると思います。

Overview | ContactGlove Document
ContactGlove Document

この記事で解説することが無いぐらい、かなり細かく書かれてます。

この説明書の細かさに関しては、高評価ポイント。
ここで頑張った痕跡が見える分、製品として惜しい感が強まりました。

以上が、説明書についての解説です。

ストラップの取り付け

ストラップが無いと、両手を開くと落ちます。

これを落ちなくするために、ストラップが必要です。

これはQuest 3の電池ケースを差し替える形で取りつけます。

Quest3付属のケースを外し…

Contact Sheet付属のモノに差し替え。

これで、ストラップの取り付けが完了です。

本体の取り付け

本体は両面テープで取り付けます。
まず、クリーニングペーパーで本体を掃除。

そして、Contact Sheet側に両面テープを取り付け。

そして、保護フィルムを外します。

適切な表現が思いつかなかったので両面テープと書きましたが…
材質的にはテープでは無く、厚みが少ない耐震マットの方が近いモノです。

たぶん、耐震マットをカッターで加工すれば代用できます。

そして、1発勝負で取り付ける形になります。

ミスしたと思って剥がすと… 圧力センサーが痛みます。
最悪壊れ、壊れたら返品不可の修理片手5000円コースです。

修理費ビジネス

以上が、本体の取り付けの解説です。

ソフトウェア側の設定

必要なソフト、ドライバーは公式ページから入手できます。
CONTACTSHEET → 「Software Install」を選択。

↓こちらのサイトにアクセスでもok

Software Install | ContactGlove Document
ContactGlove Document

すると、DivingStationというソフトが必要なことが分かります。
「こちら」を選択。

あとは指示に従って「Diving Station」をDLして、インストールします。
他のソフトと同じ手順で入れれます。

他との違いは、ベンチャー系企業のソフトなのでセキュリティ警告が出る事です。
こちらを信頼してインストール。

あとは、ソフトと公式の説明書通りに操作すれば動かせます。
(このあたりはかなり親切な設計です)

ちょっと引っかかったポイントはファームウェア更新。
こちらはPCにUSBでContact Sheetを接続する形で行います。

注意点はこれぐらいです。
以上が、ソフトウェア側の設定です。

センサー位置について

小指と薬指は普通にグリップ部分にあります。

そして人差し指は、トリガー横の伸びた部分にあります。
Quest3のトリガーを使ってないので注意。

中指はこの何とも言えない中ボタン横の出っ張り部分にセンサーがあります。
こちらも、Quest 3の中トリガーを使って無い事に注意。

↓ここを押すと、指が動くきます。

あと、親指はここの出っ張りです。

以上が、センサー位置についての解説です。

Virtual Desktopでの起動法

Virtual Desktopを立ち上げ → STREAMINGを選択。

そして、右下のAdvanced Optionsを確認。
下記の設定にチェックを入れます。

・Track controllers
・Forward tracking data to PC
・Emulate Index controllers

これで、基本的に動きます。

First Time Setupで動かない時の対処法

VRChatのアップデートの悪影響で…
Contact Sheetを動かすと下記のエラーが出るようになりました。

・First Time Setupと表示される
・すべてのボタンが押せなくなる

これは、VRChat側のアップデートで強制的に入れられた
指トラッキング回りの設定が悪影響してるのが原因です。

こちらの対処法は、まずデスクトップモードでVRChatを起動。

そして、設定 → 拡大表示。

コントロール → 「Finger Tracking Exclusive Mode」を無効化。

そして、VRChatを閉じでVRモードで起動。
これで動くようになります。

なりますが… なぜかコントローラと手が微妙にズレれます。

そして、トリガー回りも使えますが…
手首をちょっと自分の方に傾けないと操作できないみたいな不具合?があります。

アップデートで治るかもしれませんが…
このあたりの不安定さは、やはりベンチャー系VRデバイスという感想。

以上が、First Time Setupで動かない時の対処法です。

壊れたContact Sheetについて

せっかくなので、壊れたContact Sheetをもう少し見ていきます。

本体側には圧力センサーを接続する接点が出てます。

これは、下部分のパーツから抜けたモノです。

そして、下部分のパーツはネジ式で取り外し可能。

そして、中には電池と基盤が入ってました。
この基盤にある接点に入れ直してあげると、たぶん動きます。

あと、接続ですが…
グルーガンを試したところ汚くなり、半日で外れました。

これをどうにか接続できれば、自分で修理可能だと思います。

模型などを作ってて、専門知識がある人なら直せるかもしれません。

・接着剤やグルーガン → たぶんまた壊れる
・プラスチック溶接 → 圧力センサーをうっかり焼きそう
・穴あけ+金属板用意+ネジ接続 → 出っ張りができて使いにくい


…う~ん、いいアイデアが思いつかない。

ただ、一般人は難しいので… 諦めて電子ゴミ処分になるかなと思います。

以上が、ContactSheetを使って見た感想と注意点の解説です。

おまけ:VRベンチャー系デバイスへの雑感

ベンチャー系のVRデバイスは、Contact Sheet以外にもHaritora Xを買ったことがあります。
Haritora Xの感想がこちら。

【Haritora Xの感想】

・動かすまでが大変すぎる
・動かしても不安定で足がズレる
・装着感が悪い

Haritora Xは壊れませんでしたが、製品として微妙だった思い出があります。
↓詳細はこちらでまとめてます。

2021年ぐらいの話なので、今はちょっと違うかもしれません。

この2つのVRベンチャー系デバイスを買って至った感想がこちら。

【VRベンチャー系デバイスへの雑感】

・製品というより試作品レベルのモノが多い
・理不尽ソフトに耐性がある+ハードの問題も自力で対処できる人じゃないと扱いに困る
・動いても何かと不安定
・大手企業の機材には安定性や強度の面で製品のレベルが負ける
 (Meta社の製品などは、しっかりしてる感はあります)

なので、結論としてContact Sheet以前に…
VRベンチャー系機材は “全般” 買わない方が良いと思います。

たとえネットで広告見たとしても、そんなモノは始めから無かった。
そのように割り切って、期待せず、買わないのが無難です。

今回の購入費は泣き寝入りですが…
私にもう二度と、 VRベンチャー系のデバイスは買わないと決意させた点で…
勉強代にはなったかなと思います。

VRベンチャー系のデバイスとは、今後は買わないので無駄なお金を使わずに済む
+広告を見ても、期待する事が無いので余計な事を考える脳の処理容量が空く。

という点では、これで良かったのかなと思います。

沼るなら、Quest 3とViveトラッカーあたりがちょうどいい沼だと思います。

それ以上は… 正直おすすめしません。

まとめ

今回は、ContactSheetを使って見た感想と注意点について解説しました。

・ContactSheetは下方向+内側への力に弱い
・壊すと修理費5000円で返品不可、保証なし
・個人的にはおすすめしない
・説明書などは充実してるのでその点は高評価
・もし買ってしまった方は、粘着シートを弱めてから取り付ける

また、他にもVRChatについてまとめてます。

ぜひ、こちらもご覧ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました