家系断絶との向き合い方・罪悪感を減らす生き方を考える

生き方
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はじめに

今回は家系断絶や絶家への罪悪感との向き合い方を考えます。
少子化に伴って家系断絶が増える一方、それとの向き合い方を考えた記事が少なかったので書きました。

私一人の考えをまとめただけの物ですが、誰かの助けになりましたら幸いです。

家系断絶・家系の現状

家系断絶・家系消滅・絶家で調べても現状はあまり情報が出てきません。
出てくるのは過去の偉人の話、歴史小説、仏教などの因縁の話。

この話題を専門に扱った本は無く、これから何割の人が家系消滅するかという予想すら出てきません。

一方で家系断絶させる事への悩みを抱えた人が居ます。
Yahoo知恵袋や2chの世界ですが…『親に申し訳ない』という気持ちを持つ人が居ます。
私もその一人でした。

家系断絶は増える

家系を残すには、恋愛して結婚して子供を産む必要があります。
これは今の日本ではかなり難しいです

恋愛と結婚が難しい時代

学生の内は『好き』や『相性』で恋愛ができます。
社会に出ると結婚を前提とした恋愛になり、好きでも稼げないという理由で恋愛対象から外されます。
そして『好きや相性』から『年収や身分』といった条件のマッチング的になっていきます。

もちろん例外は居ます。
平均的にそういう人が多いという意味で書いてます。

こちらを見ると男性の場合、年収400~1000万が結婚率が上がります。
年収0~200万の場合、結婚率や恋人ありの割合が低いことが分かります。
多くの人の場合、年収で恋愛ができる割合が変わることが分かります。

なので、社会人の男性が恋愛するには下記の2ついずれかが無ければ難しいです。

・上位20~30%の高年収男性になる(年収600万を超える男性は2割)
・例外の奇跡のような自由恋愛を引き当てる

高年収になるのは難しいです。
むしろ日本は長い景気低迷で実質賃金は先進国の中で唯一下がっいる状態です。

その結果、人口では男性は340万人近く男性が余ってるのに、婚活市場では163万人の女性が余るという超男性あまり現象が起こってます。

そして、2030年に日本人男性の3人に1人、女性は5人に1人が50歳時点で未婚という予想が出てます。
なので男女での好きや恋愛や結婚が難しくなってます。

そしてそれに伴って家系断絶は増えます。

結婚しにくい一人っ子の増加

一人っ子は一般的に結婚しにくいと言われています。
もちろん、例外はいっぱいあるという前提でこうなりやすいという事を書きます。

・1人っ子は兄弟が居た場合に比べてコミュニケーションが苦手になりやすい。
 (親以外の他の人と話す環境が少なくなるため)

年収はコミュニケーション力に比例して上がりやすい。
 (仕事をする為には人との関わりあいが必要なので)

・コミュニケーション能力と年収が低いと恋愛や結婚はしにくい。
 (年収によって結婚率が変わる。話せないとお付き合いできない。)

経済的な理由で、子供が産めず一人っ子が増えてます。
そして1人っ子で結婚をしなければ家系断絶です。

このパターンが今後も増えて家系断絶はより増えます。

家系断絶は悪なのか

なぜ家系断絶させてはいけないのか。
何故子孫を残すのか。そこまでして種を繋ぎ生を続ける意味とは…と突き詰めていくと、
そもそも人に生きる意味がないという結論になります。
それだと苦しいのでいろいろ解釈してる人が居ます。

その解釈では生物学や宗教的な見方が一般的です。
なので家系断絶はネガティブ、罪悪感に繋がりやすいです。

生物学的な視点

生物学的に見ると自分の遺伝子を残すために生きていると考えられます。
子孫を残せなかったのは淘汰されたことになります。
失敗したという罪悪感が残ります。

宗教的な視点

宗教的に見ると神社や寺で子孫繁栄のお守りがあります。
子供を残せることはいい事とされています。
子孫を残せず死ぬと無縁仏や永代供養になりネガティブな扱いを受けている印象を受けてしまします。

日光の3猿などを見に行くと良い感じに、江戸時代から続く古のソロハラ被害を受けることができます。

家系断絶との前向きな向き合い方

ここからは家系断絶を前向きにとらえられるかもしれない考え方を紹介します。

必ず最後が来る

どんなものでも必ず途絶えます。
命も、家系も、遺伝子も。
その“最後の役割”を引き受けたのだと考えて頭で理解します。

日本は高年収でないと凄く子供が生みにくい国になりました。
そして少子化が進んでます。私たちの代が最後になるのも仕方ないことです。
最後になるのはあなた一人だけじゃない。あなた一人の問題ではない。

なので仕組み上仕方ない事だと受け入れていかに残りの人生を生きるかと考えます。

反出生主義的な視点

生まれてくる子供は必ずしも幸せになれとは限らない。
人間は生まれるから苦しみが生まれる。
子供は親のエゴで生まれる。自分の意志ではない。
だから生まない。

生まれてくると苦痛を感じる。
生まれてこなければ苦痛を感じない。
だから生まれてこない方が良いという考え方。
この場合、子供を作らないことがポジティブな意味になります。

苦しみを最小にするには、今生まれてる人は仕方ないですが。
これからは産むことを辞めて緩やかに絶滅した方が良いという考え方になります。

ネットで無料で一番わかりやすいのは非常に悔しいですがAbemaです。
(生きにくさを抱えた人からTVに出てるような成功者側の苦悩の声があるので)

これは…幸せな人には分からないと思います。
しかし、私はこの思想がとても好きです。

それでも自己否定してしまう場合は

家系断絶との向き合い方を見ても子孫が欲しい場合や罪悪感を感じる場合に役立つ考え方を残します。

生きる意味や子孫を残す意味はない

生きる意味を求めて行くと”無い”という所に行きつきます。
子孫繁栄、遺伝子を残す、こうしたものをは生きる意味が無い事が苦しいのでどうにか意味づけしてるだけと考えられます。

逆に言うと、これが子孫を残せない事が苦しければ反出生主義的や最後の役割が来たという意味づけに置き換えることもできます。
結局どれを信じるかは、どれを信じれば自分が生きやすいかで良いです。

全ては運

極端な話をすれば、努力し成功できるのは『全て運』という考え方があります。
努力できる遺伝子がある、努力できる環境、そして自分の才能が評価される時代に生まれた事。
そして稼げる仕事や良い人脈、出会いに恵まれた事。

あなたは皆婚時代に生まれていれば結婚できている可能性が高いです。
しかし、今の恋愛は非常に難易度が高く結婚市場では超男余りな時代です。

シンプルに運が無かった。
そういう時代に生まれたので仕方ない。

それよりも、自己否定せず、その中でどう生きる事が自分にとっての幸せなのかと考える。

どうしても家系を残したい場合

自己否定は幸福度を下げます。
自己否定してる人と恋愛したいという人も少ないです。

また社会が悪い、運が悪い、環境が悪いと誰かのせいにしていても人が離れて行きます。
結果、リアルの恋愛も遠のきます。

こうした観点から、結婚や家系断絶という罪悪感を抱えて生きるより、
諦めて受け入れ、正々堂々とどう生きるかを考えて幸せになっていった方が幸福度が高くなり人もよってきて相手が見つかる可能性も高いです。

ここからは家系を残したかった人が自己否定を少しでも軽減するための考え方を紹介します。

状況に合わせて信じるものを変える

今の自分が恋愛から遠い環境にある場合、最後の役割を受け入れる、必要な方は反出生主義を信じて子孫を残せなかった自己否定を無くして幸せに生きる。

もし恋愛に縁があった場合は遺伝子情報を残すのような生物的に信じるものを変える。

ご都合です。が、別に誰にも迷惑はかけてません。
むしろ罪悪感や自己否定を抱えて生きる方が恋愛が遠のき周りの人にも気を使わせます。

普通に恋愛がしたい、家系を残したい場合でも自分が縁遠い立場であればこのように戦略的に信じるものを変えるのもアリです。

幸福優位性を信じる

幸福度が高い人の方は自己肯定感が高く生産性が高い 成果が出る(年収も高くなる)といった考え方があります。

なのでまず、自分がどうすれば幸せに生きられるかを考えます。

ハーバード大学系のポジティブ心理学や脳科学の研究で出てきています。
努力して成功するから幸せなのでなく、幸せだから成功する。が正しい考え方のようです。

人の脳は幸福を感じる時に最も働きます。
なので社会や他人や自分自身を責めず受け入れる。

その中で『まず自分が幸せになる』『どう生きれば幸せになれるか』を考える。
この方が幸福優位性的にも建設的な生き方になります。

年収を上げ、結婚して家庭を持つ経済力をつけたい場合でも先に自分の幸福を目指します。
自己肯定感や幸福度が低い状態で転職活動をしても自分を売り込めない。
自分でビジネスをしても、生産性が低いので成果が出ない。

幸福優位性や幸福度の上げ方についての詳細はこちらでまとめました。

【保存版】幸福な生き方について(まとめ)【幸福論,脳内物質】
脳内物質を元に幸福についてまとめました。 健康、人間関係、お金、生産性、ストレス、自己否定、ネガティブ感情、休日の過ごし方、休み方、結婚、などでお悩みの方はご覧ください。

まず自分が幸せになる為に

『まず自分が幸せになれる選択』をします。
結婚圧力が強い方からは最大限に距離を取ります。

あとは新しい楽しみや趣味のコミュニティを見つける。
家族じゃなくても繋がれる居場所を確保する。

継ぐ者が無い生き方

家系断絶する場合、継ぐ者がありません。
そうした生き方をする上で役立ちそうな考え方を紹介します。

資産を使い切り思い出を作る

一人っ子で家系断絶する場合。継ぐものがありません。
その中で生きる指針を見つける上で役立つのがこの本。

自分でお金や資産を使い切る。
人生の目的は思い出作り。

お金から経験を引き出せる能力は年齢によって低下する。
だから、やりたいことがあればやれるうちにやる。
経験の価値を信じて投資をする。

簡単にまとめるとこんな感じの本です。
これは継ぐ者が無い人にとって非常に有益な考えだと思いました。
私も0で終わりを迎えるコースを想定して生きてます。

友達に与える人生

継ぐ者が無いのがもったいないと感じるなら、その分を身近な信頼できる友達や若い人にプレゼントを贈り少しずつ幅広く相続していくという考え方。

人にお金を使うという選択肢は、幸福度を上げます。
金額差による幸福度の差はあまり無いです。

この本ではチャリティーに寄付した場合。豊かな国、貧しい国でも家庭の所得が2倍になったのと同じぐらい幸福度が上昇する。と紹介されています。

法定相続人がいない場合、遺産は最終的に国のものになります。
使いきれなかった遺産を最後に国に渡してしまうぐらいなら、友達に何か買ったほうが良いと私は思いました。

家系を作る経済力は無くても、少額は

VRChatで知り合った人の誕生日に欲しいものリストからプレゼントを贈るなど…

結婚圧力や孤独死について

家系断絶と共に独身者にある不安、結婚圧力や孤独死についての考えをまとめます。

結婚圧力について

日本人は結婚したほうが良いと思う意識が高いです。
68.1%の人は結婚した方が良いと考えてます。(内閣府の調査・39/223ページ_2015年

しかし、結婚が当たり前の時代は終わりました。
(2030年に日本人男性の3人に1人、女性は5人に1人が50歳時点で未婚という予想が出ています)

ですが、結婚するべきだといった価値観を持ってる人が居ます。
そして既婚者の一部は独身者に対する嫌がらせ行為を行います。(ソロハラ)
結婚していない人の老後を結婚してる人の子供が間接的に面倒を見るのを許せないなどが理由です。

こうした背景が独身者自身で恋愛できない・愛されないと自己否定する原因を作ってます。
本来、結婚するかしないかは本人の自由です。

結婚圧力が強い方はあなたを幸せにしないので、普通にソロハラで訴えたり最大限に距離を取りましょう。

孤独死について

今、孤独死してるのは皆婚時代の人達です。
つまり、『結婚しても孤独死する』という認識が正しいです。

孤独死の回避の為、結婚するのはあまり良くありません。
孤独死する可能性があるから、結婚ではなく今のうちに準備する。
こちらを意識してください。

例えば、孤独死で発見されないことを回避するために、有事の際に通知や緊急通報をしてくれるApple Watchを買ってつけておくなど…

転倒検出機能で周りの人をアラームや90秒間動かなかった場合は自動で緊急通報サービスに電話をかけたりします。

心拍数の異常も検知して通知してくれます。
こうした孤独死の未発見の回避などできる対策はいくらでもあります。

まとめ

今回は家系断絶との向き合い方・絶家の罪悪感への向き合い方について考えたことをまとめました。

私自身一人っ子で低年収です。グレーですが精神的に問題があります。
おそらく恋愛や結婚はできないでしょう。
なので父方の家系が私、父親の兄弟(兄が父親、弟が未婚)、叔母叔父の3世代分途絶えます。

元々生物学の生きる意味を信じており子孫が残せない事に凄く思い悩んでました。
しかし、必ず最後が来る。
その”最後の役割”を引き受けた。

反出生主義的な考え方をすれば自分を正当化できる。
継ぐ人は居ない。だからすべての資産を使い切って0で最期を迎える。

生きてる間は幸福度を上げるための生き方をする。
・苦手なりに人との交流を作る
・経験にお金を使う
・知り合いにプレゼントを渡す

そして、残りの人生を緩和ケアのように生きていく。
思い出作りをしながら、静かに終わるのを待つように生きる。

私はこれで腑に落ちました。

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