はじめに
今回はYAMAHAのモニタリングヘッドホンHPH MT8の商品レビューをまとめます。
購入の経緯
私はDTMをやってます。
そして、VRChatのSoundGeekというコミュニティでいろんなDTMerの話を聞きました。
そこで… 一番謎だったのがコンプレッサー。
特にコンプレッサーの聴き比べ比較。
↓みたいなやつ。
HPH MT8を買うまでは「マジで違いがわからん」としか思ってませんでした。
そしてコンプ関係のお話をしていると…
DTM用のモニタリングヘッドホンが無いと違いが分かりにくい事を教わりました。
そして、DTM用で初めてのヘッドホンあれば「HPH MT8」がおすすめという事を知りました。
(というより使ってる人多くて一番無難っぽい)
このあたりのお話はこちらでまとめてます。
そして、HPH MT8を買いました。
開封
YAMAHA感のある顔の良いパッケージ。
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おしゃれ。
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中身はこのようになってます。
(梱包材が多いので安心ですが、その分箱が大きい)
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中身はこんな感じ。
しっかり厚みがあり、高級感があるデザインをしてます。
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わけあって昔からAG06を持ってるのですが…
良くも悪くもYAMAHA感があるデザイン。
こういうデザインが好きならおすすめ。
AG06と並べると統一感があって綺麗。
顔が良い。
ヘッドホンは装着しやすいように、±3°ぐらい傾いたり、3cmぐらい伸びます。
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アクセサリー類はこのようなものが入ってました。
・グルグル方式のケーブル
・普通のケーブル(長め)
・YAMAHAロゴ入りのケース
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PCやオーディオインターフェースに刺す側はこのような感じ。
3.5mm(ステミニ)の端子とネジ式で6.35mm(フォーン)に変換できる端子が入ってます。
2ケーブルとも同じ方式でした。
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ヘッドホンに刺す側は刺した後、回してロックする形になります。
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ヘッドホンに刺す側の端子は3.5mmより若干小さいので注意。
多分、専用端子…?(3mmぐらい)
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この端子をヘッドホンの”L”側に刺して使います。
線の有無でLRの判定ができます。
(右側にオーディオインターフェースやPCの出力端子がある方は若干不便に感じるかも)
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感想
これを買ったら最後、ガチ沼にハマる。
引き返すなら今がチャンス。
こういう人にはおすすめしない
このあたりの違いが聞き取れるようになります。
すると…
…
…
…
えっ、全部良くない(お金が消える音)?!
になります。
初心者の頃、中~上級DTMerの人がやってて正直「何してるの?」と思ってたアレをする側の人間になります。
HPH MT8で聞くと、特性の違いがわかるのです。
メリット
・音の違いが分かるようになる
・音が綺麗
・音選びでモニタリングヘッドホンを使ってる安心感がある
みんなが言ってた違いがなんとなく分かるようになりました。
そして、モニタリングヘッドホンはDTMer必須の品だったと悟る。
デメリット
・他のヘッドホンに比べると重い(らしい)
・ヘッドホンに慣れるまで耳が暑くて長時間付けれない
・お金の蒸発速度がアップする
・お金が飛ぶ(?)
・積みプラグインが増える(???)
イヤホン上がりの人にとって、装着感の慣れは1つの課題に感じました。
ただ、慣れの問題だと思う。
あとは… 違いが分かるようになった結果、お金が飛ぶ。
HPH MT8で見えたコンプ特性メモ
◆Pro-C2は学習用+万能コンプ。
良くも悪くも個性が無く、しっかり仕事をしてくれる。
チュートリアルコンプ的。
Pro L , Q ,MBがセットになったマスタリングバンドルのおまけでPro Cが付いてくるイメージ。
※Pro L と Pro Qは実際のプロのユーザーが多い製品。
それに…MBがついて、おまけでCが付く。
「Mastering Bundle」でそろえるのがおすすめ。
(単体で買う必要は無いかな…?)
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◆DIAMOND Lift 3とShadow hils Class Aはハッキリ系。
個人的に特性が似てると思うので、制御できる項目が多いShadow hilsがおすすめ。
ただし、扱いがかなり難しいので、難易度を下げるという点であえてLift 3を選ぶのもアリ。
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◆SSL Native BubとPulsar Muは色付け系
SSLはキラキラする。(個人の感想)
Muは温かみがある。
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色が付くという点では似てる。
でも違う。
SSLが合わない音にMuがハマったり、
Muが合わない音にSSLがハマったりする。
そして…
タイミングよくセールされてたので2つとも買った(ぉぃ
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DTM始めてから赤字続きな件
DTM闇のゲームすぎる。
こうした沼に突き落とされる前に引き返したい方にはこのヘッドホンの購入はおすすめしない。
引き返すなら、今が最後のチャンス。
結局、このヘッドホン買って下記の4つを揃えちゃいました。
・FabFilter Mastering Bundle(Pro C, MB, Q, L)
・Shadow hils Class A
・SSL Native Bub
・Pulsar Mu
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ただ、腹立たしいですが…
DTM界隈、金をかけると音が良くなるんですよね…。
…もう引き返せない。
他のヘッドホンでもいいのかについて
あとは近くにお店があれば、店頭で聞き比べるのが理想。
なければ…“DTM用途の“モニタリングヘッドホンの所を外してなければ、見た目で選んでいいと思います。
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店頭でノートPCにDAWで簡単に作った曲と体験版コンプレッサーを入れまくって、店員に見守られながら比較するのが理想と思いますが…。
初めてのヘッドホン選びだと”良い”の判断基準が無く、”良さ”を判断できないと思って、
私は素直におすすめされた中から一番無難でユーザーが多そうなものを選びました。
(あとYAMAHAデザイン好き)
他のDTM用途であれば「Sony m1st」や「DT990」や「ATH-m50x」あたりがおすすめ。
(正確に言うと、自分が相談した際におすすめ”された”ヘッドホン)
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SonyやAudio Technicaは良くも悪くも見た目に “そのメーカー”っぽさがありますね。
あとは… オーディオインターフェースなどの機材の並びで考えるのもアリ。
オーディオインターフェース選びについては…
SSLブランドはDTM界隈で人気。
SSLのオーディオインターフェースが欲しいという人が一定層居る。
今から買うならこれが良さそう。
ただ… 私はこれが出る前にYoutubeなどの収録用に買ったのでYAMAHAのAG06を使ってます。
これも店頭での聴き比べが理想ですが… そういうことができる店頭はなかなか無いので、
信頼があるメーカーであれば、見た目の好みで選んでいいと思います。
おすすめの買い方
Amazonは、たまに新品最安値が出ますが…運や在庫次第。
安定して業界最安値なのは「Sound House」です。
謎の企業努力で、他より価格が一回り安い設定になってます。
(そして保障などもしっかりしてる)
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モノがある系の音楽機材、
Sound Houseからしか買って無いですね…。
あとは、ポイント関係をもっと賢く使えば”実質のお金”でもっと安くなる事があります。
が… そこまで行くと、節約するために使う時間やお金がもったいない感があります。
デメリットは…サウンドハウスのポイントの有効期限が短くちょっと使いにくい事。
(獲得から180日で、Sound House内でのみ使用可能)
個人的には、送料無料は2000円以上はなので1000ポイント以下なら捨てる。
それ以上であれば、端子系のちょっとした機材を買うのがおすすめ(?)
ポイント関係を無視しても、コスパやタイパを考えるとSound Houseが安定してます。
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あとは、中古で良ければメルカリがおすすめ。
DTM引き返し勢の出品が一定数あります。
ちなみに私のメルカリ招待コード「BVDYZE」です。
よろしければお使いください。
まとめ
今回はモニタリングヘッドホンHPH MT8を使ってみたレビューをまとめました。
・引き返すなら最後のチャンス
・お金の溶ける速度が上がる
・音は良い、コンプ特性差のなどがなんとなく分かってくる
・装着感はヘッドホン慣れするまでが大変
また、他にも音楽関係の情報を発信してます。
ぜひ、こちらもご覧ください。
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