はじめに
今回は3DCGのVtuberソフト比較をまとめます。
結論は下記。
・VmagicMirror = 見栄えの綺麗さNo.1。常設起動できる。WEBカメラ不要。ただし重い。
・VSeeFace = 動きの良さNo.1。画面に迫ってくるお姉さんができる。
・3tene Free = ポーズを指定できるのが強み。シチュエーションボイスやASMR向け
・RiBLA Broadcast(β) = WEBカメラでハンドトラッキングが使える
こちらを具体的に見ていきます。
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私はVmagicMirrorとVSeeFaceを使う事にしました。
する事の処理の重さで使い分けてます。
VmagicMirror
見栄え最強
キーボードとマウスの表示可、最小視野角1°対応。
(視野角3°以下から、影がバグで消えるので、影が必要な場合は4°~)
WEBカメラ無しでも動く。
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…ただし重い。
・メモリー使用量(初期状態4 → だいたい7~8G)
・RTX1660Ti で GPU使用率30%を前後(VRAMは0.6G)
・Ryzen 7でCPU使用率15~20%
正直、なぜ重いか分かりません。
多分、メモリー不足…?
AMD系のCPU相性…?
時間経過と共に重くなり、
メモリーを食うペイントやデザインソフトと一緒に立ち上げながら、
表情などを操作すると落ちる。
私のPCスペックはこちら。
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VmagicMirrorのメリット
・WEBカメラ基本不要
・キーボードとマウスの表示がある
・常設起動ができる
・基本は無料
・WEBカメラと連動して体を動かせる
・UIが分かりやすい
・MIDIコントロールで表情が出せる
VmagicMirrorのデメリット
・重い
・不安定
・落ちやすい
・アプリを消してもすぐに消えない(処理に時間がかかる)
・+2500円のWEBカメラのハンドトラッキング精度は低め(詳細)
・カメラで表情を動かすならスマホが必要+別アプリに1000円課金
・スマホアプリ連動とハンドトラッキングが同時にできない
レビュー・使用感
事後が起こっても大丈夫な相手で使うのがおすすめ。
自分で見る用や、Discord通話などの日常的な使い方におすすめのソフト。
Vtuberソフトとして使うにはちょっと難あり。
(重い、落ちる、カメラ連動で目が動かない、表情の連動はスマホアプリが必要…など)
あと、かなりのマシンスペックが必要。
こちらのPCではちょっと厳しかった><
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ハンドトラッキングの課金は無料版で動くか確認してからがおすすめ。
私のPCでは、重くて使えませんでした。
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見栄えは非常にいいので、つよつよPCの方には強くおすすめ。
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このソフトを起動して、
Youtubeを見ながら、
ブログ用のデザイン素材作ってると…
15分ぐらいでカクカク → フリーズしました。
VmagicMirrorの導入~使い方はこちらでまとめました。
その気になれば、自作アニメーションも追加できます。
(3DCG上級者向け)
VSeeFace
動きのVSeeFace。
手軽、軽い、腰固定ができる、動きが良い。
そして…
画面に迫ってくるお姉さんができる!!
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軽さについて。
・メモリー使用量(初期状態4G → 5G前後で安定)
・RTX1660Ti で GPU使用率35%を前後(VRAMは0.6G)
・Ryzen 7でCPU使用率15%を前後
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正直、負荷を数字だけで見るとVmagicMirrorとあんまり変わらない。
しかし…何故か軽い。
…なぜ?
VmagicMirrorのメリット
・カメラで顔を動かせれる
・めっちゃ動ける
・LeepMotionが使える
・基本は無料
・軽い
・腰固定機能がある
・焦点距離を短くして奥行き強調+腰固定+可動範囲を高め設定=画面に迫ってくるお姉さん
VmagicMirrorのデメリット
・ハンドトラッキングが原則できない
(外部ツールで拡張すればできるが… おすすめはしない)
・焦点距離の限界が135mm
・本気の見栄えは「VmagicMirror」にやや劣る
レビュー・使用感
めちゃめちゃ、よく動きます。
おまけにパーフェクトシンク無しで「まばたき」や「眉毛の移動」に対応。
入れるだけで、簡単。
動きのいいVtuberになれます。
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デメリットは、自由度関係ですね…
手、キーボード、視野角など。
それでも、手軽さ、軽さなどを考えると…。
強くお勧めできるソフト。
VSeeFaceはYoutubeなどの配信向け。
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手軽。軽い。よく動く。
配信系のVtuberツールとしてとても優秀。
vseefaceの導入~使い方はこちらでまとめました。
3tene Free
シチュエーション/ASMR向け。
全身のポーズやエフェクトなどが入ってる。
↓ポーズを取らせながら上半身をカメラ入力で動かせる。
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3tene Freeメリット
・座りや寝ポーズが使える
・ポーズを取らせながら上半身をカメラ入力で動かせる
・機能が多い
・ポーズが使える
・エフェクトが使える
・録画できる
・LeepMotionが使える
VmagicMirrorのデメリット
・手軽に操作できる系ではない(慣れや調整が必要)
・視野角は10~60°までで、やや狭い。
・アングル操作が、移動と回転を切り替え方式で不便。
・まばたきをカメラで取得できない(多分)
レビュー・使用感
全身写したい人向け。
最大の強みは座りポーズだと思います。
この状態でカメラ入力で上半身が動く。
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背景などを差し替えれば…
ASMRやシチュエーションボイス系の配信の絵が見えてくる。
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ただ、多くの3Dモデルが下から見上げることを想定されてないので…
膝枕とかはちょっと難しい。
カメラ入力の可動範囲の限界で顔が下を向かない。
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自分でポーズを組んで、顔を下に向かせたりする調整をすれば…
良い感じになると思います。(猛者向け)
こちらの記事などを参考にすれば、アニメーションを作れると思います。
手軽ではない。
ただ、極めれば自由度はとても高い。
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音声コンテンツを作る用。
作業配信やZOOM通話などには向かない。
操作は、3teneのYoutubeチャンネルが分かりやすい。
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この動画のエンディングでエフェクトがある理由が分かったが…
これは、凄いこだわり派じゃないと使わない( ˘ω˘ )
RiBLA Broadcast (β)
高性能カメラ式ハンドトラッキング
…ただし、よく見ると形が崩れる!
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RiBLA Broadcast (β)メリット
・カメラ式でハンドトラッキングが使える
・軽い
・よく動く
RiBLA Broadcast (β)デメリット
・カメラ式ハンドトラッキングという仕組みの限界を感じる
・モデルによる相性差がある
・モデル相性が悪いとねじれる、貫通する、形が崩れる
・両手が映るぐらい、カメラから遠ざからないといけない(机の奥行が必要)
・UIの回転系の操作が使いにくい
・焦点距離は普通ぐらい(バー形式で操作、具体的な数値は不明)
レビュー・使用感
どうしても、カメラ式のハンドトラッキングが使いたい人向け。
良いんですが、惜しい動きにしかならない。
うーん、この感。
おそらく、カメラ式ハンドトラッキングの限界。
何が言いたいかは… 使ってみるとわかります。
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あと、水平が崩れる回転をします。
めちゃめちゃ使いづらい。
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ガチガチにハンドトラッキングをするなら… やはりLeep Motionの必須かとおもったり…。
(持って無いので分かりませんが)
あるいは、カメラハンドトラッキングという選択肢を捨てて…
・キーとマウスを持たせる「VmagicMirror」
・手を下げたままにする「VSeeFace」
という考え方もアリ。
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良いけど、惜しいんですよ…!
β版みたいなので今後に期待。
操作は、解説が不要なぐらい簡単なソフトです。
興味がある方は1回入れて試してみてください。
Animaze(旧 Face Rig)
2018年ごろの、Vtuberが始まった頃の覇権ソフト(Face Rig)の後継機。
Animazeになって、VRMを入れれるようになりました。
が、使用時間に制限があり、年間サブスクの課金制(19.99$)
Face RigがAnimazeになってから…Steamでは賛否両論。
正直、今の時代にこれを使う必要は感じない。
無料でもっといい物がある。
◆Animazeのメリット
・2Dが扱える
・3Dも扱える
・サンプルのモデルが豊富
・昔からあるソフトという信頼性
・Face Rigの代名詞的な「あのレッサーパンダ」が使える。
◆Animazeのデメリット
・年間サブスクの課金制(19.99$)
・Steemレビューでバグ報告が多い
・容量がデカい(3Gぐらい使う)
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正直、3Dならこれまで紹介したソフト。
2Dなら「Vtube Studio」の方がおすすめ。(1,520円)
おまけ:2Dのおすすめソフト
2Dなら「Vtube Studio」の方がおすすめ。(1,520円)
・簡単、手軽、説明が親切、動作が安定してます。
課金が嫌な方や、無料で使い方は下記の2つもおすすめ。
・IRIAM(スマホ内で完結)
・ talking-head-anime-3(画像1枚でVtuber化できるが、Python必要で導入が難しい)
2D界隈なら、このあたりで大丈夫だと思います。
まとめ
今回は3DCGのVtuberおすすめソフト比較しました。
・VmagicMirror = 見栄えの綺麗さNo.1。
・VSeeFace = 動きの良さNo.1。
・3tene Free = シチュエーションボイス向け
・RiBLA Broadcast(β) = カメラでハンドトラッキング
他にも、Vtuberや3DCGについて解説してます。
ぜひ、こちらもご覧ください。
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