【ALCOM+Unity2022】VRChatにアバターをアップロードする方法

VRChat
スポンサーリンク

はじめに

今回はALCOMとUnity2022を使ってVRChatにアバターをアップロードする方法を紹介します。
VCCとUnityの導入が済んでる状態でスタートします。

↓前提知識はこちらをご覧ください。

ALCOMはUnityの管理ツールです。
これを入れる過程でUnityも一緒にDLすることになります。

↓Unityの基本操作はこちらをご覧ください。

また、自作アバターを1から設定する場合はより複雑な手順が必要になります。
↓1から設定する方法はこちらで解説。

この記事はBoothなどで買った「”設定済み”のアバター」を使ってアップロードする方法を解説します。

Boothでモデルと必要なモノを確認

適当なモデルを用意します。
↓今回はこちらのモデルを実験に使用。(無料)

オリジナル3Dモデル「アルバイ子のヌタチさん」 - inotushop - BOOTH
やる気のないバイトの子です 本モデルはBlenderで制作したオリジナル3Dモデルです。主にVRChatでの使用を想定して設定されています。 習作であるため無償公開いたします。貫通等至らぬ点も多々あると思いますがご容赦ください。 モデル仕様 ポリゴン数:△17904 マテリアル数:4 アバターランク:Poor(1.29...

ダウンロードを選択。

モデルを買った方はBooth右上の自アイコンを選択。
「購入履歴」を表示。

ここで買ったモノを確認して選択。

ここからダウンロードしてください。

そしたらアバターの紹介ページなどに書かれてる「必要なモノ」を確認。

今回は「lilToon」だけのようです。

大体必要なモノは「lilToon」と「Modular Avatar」の2つです。

なので「Modular Avatar」の導入は解説しません。
↓Modular Avatarも必要な方はこちらを見ながら導入してください。

【VRChat】Modular Avatarの導入方法【ALCOM,MA対応モデル】
Modular Avatarは衣装などのモデル追加に使われるツールで導入は公式サイトからVCCやALCOM経由で入れるDLリンクを踏むことで行えます。導入後、プロジェクトの管理からModular Avatar追加で使えるようになります。こちらを解説。

そしたらlilToonを導入します。

lilToonの導入

「lilToon」はほとんどのアバターで色を出すために使われてるプログラムです。(シェーダー)
↓こちらのページにアクセス。

lilToon
アバターを用いたサービス向けに開発した多機能トゥーンシェーダーです。

VCCに追加を選択。

すると「VPMリポジトリを追加」に入れるようのURLが表示されます。
この状態で「ALCOMを開く」を選択。

これでALCOMでlilToonを管理できるようになりました。

プロジェクトに戻り、lilToonを入れたいプロジェクトの「管理」を選択。

lilToonを探し、最新バージョンを指定。

ALCOM経由以外で入れた場合、そのフォルダが削除されるという警告が出ます。
確認したら「適用」を選択。

あとは必要に応じて更新しながら使ってください。

以上でlilToonの導入が完了です。

モデルをUnityに読み込む

ダウンロードしたモデルの.zipを展開。
展開したフォルダを開きます。

中に「.unitypackage」があると思います。
これがUnity用のアバターデータです。

Unityを立ち上げ。
.unitypackageをプロジェクトにドラッグ&ドロップ。

中身を軽く確認。
なぜか旧式のlilToonが入ってるので「Packages」をオフにしてインポート。

lilToonの所を見ると「更新マーク」が入ってます。

これがチェックが入った状態でインポートすると…
最新版lilToonの一部が旧版lilToonに上書きされます。

これはエラーになる可能性が高いのでチェックを外しました。

モデルを読み込んだら、作成されたフォルダを開きます。
そして全力で「Prefab」情報を探します。

それっぽいデータを選択。
画面下部に「.prefab」と書かれたものがあればそれがアバターデータです。

.prefabはVRChat向けに動かすためのデータ設定などが入ったモデルデータです。
基本的に製作者側が一番わかりやすい位置に置いてます。

.prefabを見つけたらヒエラルキーにドラッグ&ドロップ。
するとシーンにアバターが表示されます。

以上でモデルをUnityに読み込む工程が完了です。

VRChat関係の設定を確認

ヒエラルキーで読み込んだモデルを選択。
インスペクターを見るとVRChat関係の設定が入ってることが分かります。

VRC Avatar DescriptorはモデルをVRCに動かすための設定です。
↓詳細はこちらで解説してます。

あと「Pipeline Manager」はアップしたアバターのIDを管理するものです。
初期状態だと空白になってると思います。

もし空白になってなかった場合は製作者の方にお問い合わせしてください。
他の人が同じIDを使ってアバターが混乱する可能性があります。

(Detach押したら消してアバター自体はアップできます)

以上がVRChat関係の設定確認です。

VRChatにアップロード

画面上部からVRChat SDK → 「Show Control Panel」を選択。

するとVRChat SDKのタブが表示されます。
ここの「Authenication」からVRChatにログイン。

ログインしたらBuilderに移動。
ここの「1.」を選択。

「名前」と「サムネ」が必要なので適当に入力して作ります。
サムネはCapture in Scene → Captureを選択でシーンのスクショを差し込めます。

そしてVisibilityは必ず「Private」にしてください。

Visibilityを「public」にすると…
アップしたアバターが誰でもつかる形になってしまいます。

これは多くのアバターの利用規約違反になります。
最悪の場合通報 → アカウント削除になるので避けてください。

1.の設定が終わったら2.に行きます。
ここでは軽く目立ったエラーが無いか確認。
赤いビックリマークが出てなければ無視でOK。

エラーが出た場合は適当に「Auto Fix」を押したり…
画面下部のエラー文を確認 → コンソールの内容をChat GPTなどに投げて解決法を相談してください。

問題が無ければ「Build & Publish」が押せると思います。
こちらを選択。

英語の謎文がでます。
これは利用規約に同意するという意味です。
「OK」を押してアップロードを続行。

Upload Succeeded!と出るまで待ちます。

これでVRChatへのアバターアップロードが完了です。

アバターのIDについて

アバターアップロード後、ヒエラルキーでアバターモデルを選択。
すると… Pipeline Managerになどの文字列が追加されます。

これがアバターIDです。
Detachを押すとIDを削除できます。

ID削除後、もう一度アップロードすると…
同じ情報でも別IDが割り当てられて別アバター判定になります。

以上がアバターのIDについての解説です。

アップしたモデルの確認

アップロードしたモデルはVRChat SDK → Content Managerで確認できます。
ここでIDをコピーしたり、アバターを消したりできます。

以上がアップしたモデルの確認方法です。

VRChat上でアバターを変える

VRChatを起動。
ESCキーなどで「Launch Pad」を表示。
→ アバターを選択。

アップロードしたものを選択。
ここから変更したいアバターを選択。

プレビューを確認。
問題なければ「アバターを変更」を選択。

カメラやミラーなどで自分の姿を確認。

個人的には「Just 三面図」あたりのワールドが動作確認におすすめ。

以上がVRChat上でアバターを変える方法です。

まとめ

以上がALCOMとUnity2022を使ってVRChatにアバターをアップロードする方法を紹介しました。

・モデルはBoothなどから調達する
・Boothの商品ページなどから必要なモノを確認
・lilToonなどの必要なものは先にUnityに入れる
・モデルをUnityに入れたら全力で「.prefab」データを探す
・Prefabをヒエラルキーにドラッグ&ドロップ
・あとはVRChat SDKを使い「名前」と「サムネイル画像」を設定してアップロード

また他にもVRChat向けのUnityや3DCGについて解説してます。

【VRChat】MA対応モデルのアニメーションが動かないの対処法【Modular Avatar】
「Modular Avatar」と「アニメーション」の2つが設定されたモデルは通常のPlayモードだと正しく動きません。対処法はGesture Managerを使用しPlayモードに入るです。それでも動かない場合はAIに相談。こちらを解説。

ぜひこちらもご覧ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました