はじめに
今回は幸福について考える上で役立つ書籍を紹介します。
個人的にですが…読む順番が大事と思いました。
例えば、感謝をすれば幸せになれるという話だけを聞いても意味を理解できません。
何かのスピリチュアルかな?疑って終わります。
土台として幸福を感じる脳内物質の働きを分かっていれば感謝 → オキシトシンが出たんだ!と理解できます。
なのでこの記事で紹介する順番で読むことをおすすめします。
最初に読むべき書籍
幸福を学ぶ上での土台として最初にこの本の内容を頭に入れる事をお勧めします。
幸福について脳内物質の観点からアプロ―チしてる本です。
要点だけまとめました。
・人の主要な幸福感の3つ(健康=セロトニン、つながり=オキシトシン、報酬獲得=ドーパミン)
・健康 → つながり → 報酬獲得の順番で得る。
・3つのうち、報酬獲得の幸福感のみ達成すると徐々に弱くなる(”もっと”を要求させる)
・報酬獲得は安易に行うとスマホなどの〇〇依存になる。(ドーパミンは依存症物質)
・報酬獲得の手段は受動的娯楽と能動的娯楽で後者は幸福感に関してプラスに働く。
・能動的娯楽は何かを生み出し成長と自己肯定感を育てる。
・健康とつながりの幸福物質は報酬獲得の幸福物質の暴走を抑える働きがある。
・報酬獲得の幸福物質を出す際は他の幸福感を掛け合わせる。(感謝する → +セロトニンの放出)
これだけ覚えて頂ければ他のあらゆる幸福論を読む土台が出来上がると思います。
本当にいい本だと思ったので個別のレビューを書きました。
詳細はこちらをご覧ください。
次に読むべき書籍
下記に2冊のどうすれば幸せになれるかについてのおすすめ書籍を紹介しました。
海外(ハーバードを中心とした)ポジティブ心理学の研究内容です。
非常に有益ですが…この2冊は幸福は人によって感じ方が違う。
定義や判断は自己診断に頼るしかないで終わってます。
土台が弱いです。
なので先に「精神科医が見つけた 3つの幸福」を読むことをおすすめします。
99.9%は幸せの素人
自分が幸せになれると思って行った行動で自分を不幸にすることがあります。
その間違いに気づき、正しい行動を行う参考になります。
例えば、幸福度は年収800万からは変らない(むしろ下がる)話、
お金の使い方は自分よりも他人に使う方が幸福度が上がる(額は関係ない)など。
精神科医が見つけた 3つの幸福を読んだ上読むと、何故そうなのか、
原因としてどの脳内物質が出てるのか分かり内容が腑に落ちます。
※文章が分かりやすく、具体的にすぐ行動するための『即行動レシピ』があるのでおすすめ。
これをやるだけでも幸福度改善につながります。
幸福優位7つの法則
幸福になる事のメリット、幸せの法則を日常で使う方法が学べます。
仕事で成功したい人ほど幸福を目指した方が良い事が学べます。
この本の最大の主張は『幸福だから成功する』。
成功すれば幸せになれるは間違い。
苦しい、つらいと思い、心も体もボロボロの状態で仕事しても上手く行かない。
しかし、多くの人は仕事の為に遊びや家族や健康を犠牲にして無理をして心や体を壊しています。
だからこそ本書を読み幸福のメリットを再確認してほしいと思い紹介しました。
※注意点は少し翻訳日本語が読みずらい事です。
海外っぽいな~という文章の作りをしています。
その他の書籍
その他の幸福論や自己啓発系書籍もこれらの知識があると意味を理解して読めます。
人の基本の幸福感は『健康、つながり、報酬獲得』です。
そして大体の本は『ポジティブ心理学の内容』を語っています。
近代の幸福感系の書籍
ポジティブ心理学の研究を元にして作られてる物がほとんどです。
内容や言葉選びについては微妙な違いがあるもののほとんどは先ほど紹介したものと共通しています。
・報酬獲得の幸福感は低減する ≒ 快楽適応。
・健康やつながりの幸せに気づく ≒ リフレーミング、認知の歪みに気づく。
・人とのつながりの幸福感を得るために感謝や親切をする ≒ ソーシャルに投資する。利他の心を持つ。
・能動的娯楽、挑戦などの報酬獲得をして自己肯定感を高める。≒ 自尊心を育てる。セルフエフィカシーなど。
などなど…、気になってる筆者やこれまでの本の内容をすべてやり終えたなら読むと良いと思います。
このあたりまでくると…正直、私はYoutubeの本要約でいいかな。とおもいました。
そこで気になった物があれば手に取ります。
個別の専門書籍
下記のような場合、1つの分野の専門書籍を見るのは有効です。
・幸せを構成する要素で分からない事がある
・幸せを構成する要素で明確に足りないものがある場合
注意すべきは、それが全てではなく『幸せを構成する1要素にすぎない』という事です。
瞑想について
宗教やスピリチュアルと思われがちな瞑想。
これは心に良く幸福度が上がると言われています。
瞑想によってセロトニン(健康の幸福感)が出るからです。
逆にSNSなどで注意が散漫になってる状態は幸福感を感じる物質は出にくくなります。
SNSの見過ぎ、集中できないという課題がある場合は瞑想の書籍を読むのをおすすめします。
が、幸せになる為のアプローチが瞑想だけでは無いので注意してください。
感謝
スピリチュアルと思われがち、軽視されがちな感謝。
これはあらゆるものにオキシトシンを付随させドーパミンの暴走などを抑える。
感謝するのが苦手と感じる場合はこのような本。
圧倒的にスピリチュアル感がありますが、仕組みが分かれば意味を理解できます。
足りない部分を知る方法
Well-Being Circleを使うと現状の幸福感を測定できます。
さらに、今のあなたに足りない部分が分かります。
ポジティブ心理学で幸福感は個人によって違う → 自己診断に頼るしかない。
そこで様々な自己診断が生まれ改善を繰り返して行きました。
その結果の1つがWell-Being Circleです。
3ヶ月ぐらい使ってますが…かなりの精度は高いです。
これを見て、自分に足りない要素を見つける。
そこから関連書籍を探すのは有効だと思います。
まとめ
今回は幸福について迷った時のおすすめ書籍について紹介しました。
・最初に『The Three Happiness』
・次に『99.9%は幸せの素人』と『幸福優位7つの法則』
・後は気になった書籍
という事を今回紹介しました。
他にもこちらで幸福についてまとめてます。
ぜひこちらもご覧ください。
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