【思い込み?】結婚で人は幸せになれるのか【心理学,脳内物質】

生き方
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はじめに

今回は結婚で人は幸せになれるのかについてまとめます。

結論

幸せの価値観は人それぞれという前提のもと、一般的に言われてる事をまとめます。

・結婚しないよりした方が幸せになりやすい
・結婚した方が寿命が延びる傾向がある
・パートナーが居れば幸せ、結婚すれば幸せは思い込み
・関係が悪くなった場合は、結婚してない人より幸福度が下がる
・結婚して幸せになる為には”幸せになる努力”が必要

また、男性の場合、未婚者の平均寿命は67年と言われてます。
これは有配偶、死別者に比べ10年以上短い数値です。(有配偶81.6年、死別88.4年)

結婚しないデメリット

・年下や同世代の人が結婚や出産してるのをみると自分と比較してしまう。
・『独身の自分は…』と考え自己有用感を低下させやすい。
・年齢が上がると、結婚や出産をした同世代の友人の付き合いが減る。

…しかし、結婚も子供も自分だけでは解決できない問題です。

幸福感の限界

恋愛の幸福感は2~3か月、結婚の2~3年周期で減じると言われています。
これは、達成による幸福感のドーパミンが慣れで減じていくからです。

限界への対処法

ドーパミン的な愛情と幸福感は慣れて減りやすいです。
そこで、減りにくいオキシトシン的な愛情と幸福感に切り替えます。

◆ドーパミン的愛情
・付き合い始めたばかりのラブラブなカップルのイメージ
・熱愛
・情熱的な愛
・高揚感
・興奮
・ドキドキ感
・もっと会いたい
・もっと愛してほしい
・相手に”もっと”を求める愛

◆オキシトシン的愛情
・30年、40年と連れ添っている仲のいい老夫婦のイメージ
・友愛
・慈愛
・リラックス
・安らぎ
・安心感
・信頼感
・一緒に居るだけで充分
・満足感
・満たされてる愛

オキシトシン的愛情の作り方

心理的距離が近づきすぎると相手を傷つけてしまいます。(ヤマアラシのジレンマ)

・お互いのプライベートの時間を作る
・お互いに許しあう
・余裕のある対応をする
・ありがとうという感謝を伝える
・お互いに親切をする

結婚しただけでオキシトシン的愛情はできない → 努力が必要。
これが結婚して幸せになるための努力です。

別れる原因

日本の離婚原因の第1位は性格の不一致

しかし、この本によると、実際の結婚相手とは性格が似ることはほとんどない。
また、性格が似てるから幸福度が上がる訳では無い。

重要なのは「価値観」や「態度」が似る事。
態度や価値観が似てるほど満足度が高く、上手くいってる傾向がある。

・子供をどう育てたいか
・お金の使い方…

これを言語化した時に”性格の不一致”になる

ポジティブな出来事に共感する

暗く落ち込んだ時は寄り添おうとします。
しかし、良好な関係を築くのに重要なのは”良いニュースに共感することが重要”のようです。

理想は『情熱的な支持』『具体的なコメント』『関連した質問』の3セット。
この本のp274ページから引用すると…

「ワァ、それは素晴らしい! 君がずっと頑張って来たのを上司が認めたのがうれしいよ。それで昇進は正式にいつから?」という具合である。

幸福優位性 7つの法則 – ショーンエイカー / p274

Will You Be There for Me When Things Go Right? Supportive Responses to Positive Event Disclosures.
この論文が元になってるようです。男女のカップルで親密度を調査した時の物。
“幸福優位性 7つの法則”では日本語で
1ページ分解説されてます。

・気の無い一言の反応
・否定的な反応
・ニュースを完全に無視して話題を変える
これらはNG。

良いニュースへの反応が、認められ、心にかけられていると感じさせ関係の改善につながる。
=幸せになる努力へつながる。

家族と過ごす時間を増やす

人が嬉しかった、感動した出来事として記憶に残るのは「体験」や「経験」
なので、共に過ごした体験や経験を増やすほど思い出せて幸せになれる回数も増える。

何かしらの体験や経験で同じ時間を過ごすだけでいい。
いっしょに皿洗い、毎朝一緒に散歩。など共有する時間を増やす。

もちろん、旅行や遠足も効果的。

プロポーズのタイミング

ドーパミン的リミットは2~3年
2~3年より長くつき合うほどは別れる可能性が高まる。
2年以内にプロポーズが理想。

ドーパミンは「チャレンジ、行動、決断を後押し」するモチベーションの物質。
プロポーズや結婚には精神的エネルギーが必要。
これが2~3年を超えると一気に減ってくるのでお早めに。

幸せになる努力

幸せになる努力まとめは下記。

・お互いのプライベートの時間を作る
・お互いに許しあう
・余裕のある対応をする
・ありがとうという感謝を伝える
・お互いに親切をする
・夫婦間の価値観を一致させる時間を作る
・定期的にパートナーとミーティングして改善する
・パートナーの嬉しい出来事に対して喜ぶ
・慣れと戦うサプライズ
・家族イベントを増やす
・家族と過ごす時間を増やす

もし、パートナーが要る方はお試しください。

まとめ

結婚で人は幸せになれるのかについて解説しました。
・パートナーがいれば幸せは思い込み
・幸せになる努力をすれば幸せになれる。

また、オキシトシン的結婚、恋愛観についての考え方はこちらの本を参考にしました。

この2つの本にも、結婚について語られていてたので心当たりがある方は読むことをおすすめします。

他にも、紹介した脳内物質のオキシトシンとドーパミンはこちらで解説しています。

【オキシトシン】つながりの幸福感を高める方法【脳内物質,出し方】
幸福物質、オキシトシンの出し方は「ペットと触れ合う、植物を育てる、可愛い動物の写真を見る、人とスキンシップ、良好な人間関係の人と交流、親切、感謝」。出すと脳機能を上げ、人を愛する力、温かな人間関係を作る力が上がります。このつながりにかかわる物質について詳しく解説。
【ドーパミン】達成や意欲の幸福感を高める方法【脳内物質,出し方】
幸福物質、ドーパミンには良い出し方と悪い出し方があります。良い出し方は「運動、自己成長、依存症からの回復」。出すと人の意欲、集中力、脳機能を上げます。悪い出し方をすると依存症になります。世の中には多くの悪い依存症ビジネスが溢れてるので注意。

あと、今の時代の恋愛の難しさについてはこちらで解説しました。
パートナーができなくても、ある意味仕方ない状況と言えます。


・男性の場合、上位20~30%の高年収男性ならないと難しい
・女性の希望条件が高く、は婚活市場で163万人ほど余っている
・どちらが悪いというわけではなく、今の日本の仕組みや制度の問題
なぜ今、恋愛や結婚がこれほど難しいのか
日本は2030年に日本人男性の3人に1人、女性は5人に1人が50歳時点で未婚という予想が出てます。 人口では340万人の男余り、婚活市場では163万人の女性余り。 この歪な構造が生まれた背景や恋愛の難しさとその中での生き方をまとめました。

居ない方は、自分を責めず、まず自分が1人でも幸せになる生き方を目指すことをおすすめします。

【保存版】幸福な生き方について(まとめ)【幸福論,脳内物質】
脳内物質を元に幸福についてまとめました。 健康、人間関係、お金、生産性、ストレス、自己否定、ネガティブ感情、休日の過ごし方、休み方、結婚、などでお悩みの方はご覧ください。

ぜひ、こちらもご覧ください。

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