【声質】声をよくする方法【改善・トレーニング・工夫】

生き方
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はじめに

今回は声をよくする方法について解説。
機械などを通さない、体での声質改善の内容です。

マイクなどの機械を使った会話、
Youtuber向けの声質改善はこちらよりご覧ください。

【設定】マイク越しの声をよくする方法【使い方・位置・距離】
マイクとの距離は25cm程度、マイクの芯に声を当てる、元の声を大きくしてGainはなるべく下げる。ノイズ軽減にNVIDIA RTX Voiceを刺す。音量は-5dB 〜 -15dBで安定させることを目指す。という事を紹介しました。宅録やリモート会議にご活用ください。

声の問題

今回紹介する声の問題は主に下記。

・声の高さ
・声の大きさ
・滑舌
・話す速さ
・舌打ちのような音
・リップノイズ
・摩擦音
・咳とくしゃみを減らす
・喉と飲食物との関係

こちらの改善方法を紹介します。

声の高さ

理想的な声の高さは『ファ~ソ(F~G)』です。
低すぎたり、高すぎる声は避けます。

この声の高さは無料のチューナーアプリやソフトで分かります。
Windows10の場合はSoft Tunerなどを使って声の高さを練習します。

声の大きさ

大きすぎても、小さすぎてもNGです。

◆声が大きい場合
・声を弱めて話す
・周りに声の大きい時に教えてという
・マスクをする

会話以外で声が大きくて問題になる事はありません。
マイクで収録するなら、入力を下げれば解決します。

◆声が小さい場合
・姿勢を正す
・事前にストレッチする(体と喉、Nハミングなどから始める)
・口の開きを大きくする
・深層筋を鍛える(通常の腹筋ではNG)

・体感を鍛える
・リラックスする
・自信を持つ
・思い切って声を出してみる
・伝われ!と思ってしゃべる

声が小さい場合、問題になる事が多数あります。
・会話が伝わらない
・自信が無さそう、元気が無さそうと印象で損する
・マイクの入力を上げるとノイズが入る
・Siriやアレクサが認識しない…など

声を大きくするには、体と心の2つの面から改善が必要です。
口を意図して開ける、姿勢を正す、事前にストレッチ。
この3つはすぐにできます。

それ以外の体のつくりや心の問題は長期的な改善をめざします。

滑舌

発音する際の正しい舌や口の形、息の当てる位置を覚えます。
これで聞き取りやすさが上がります。


滑舌の習得には「OCM式日本語50音」発音 がおすすめ。
こちらのサイトにアクセスすると無料ですべての発音が学べます。

合唱講座

普段、意識して自分の声を聞き、苦手な音を練習する。
無作為に1日1行選んで練習する。
など、各々の方法で練習してください。

※滑舌=早口が言えるではないので注意。

話す速さ

基本は、ゆっくりめに話すのが理想。
・10秒間で50文字程度。

その他は時と場合に応じて速さを変えます。
・オフィシャルな場面ではゆっくり
・Youtubeなどの情報発信では少し早め… など

舌打ちのような音

話してる途中、舌打ちのような音が出ることがあります。
これは、勢いよく話した時に、上あごと舌が離れる時の音のようです。

ゆっくり話そうとすることで改善が見込まれます。

リップノイズ

口を空けたり、舌を動かした時に「ペチャ」や「ピチャ」という音が出ることがあります。
これがリップノイズです。

◆リップノイズの原因
・口や唇の中が粘り気がある状態
・口や唇が乾燥している状態

◆リップノイズ対処法
・口の中の油分と水分を保つ
・甘いものを食べない(糖分が粘つきの原因になる)
・リップクリームを塗って唇を保湿
・声を出す前に歯を磨く
・適度にお腹を満たす(空腹だと唾液が減る)

食事直後は喉の調子が崩れるので1時間程度開けることをおすすめします。
水分は常温の水がおすすめ。
油分はできるだけ体に良い油を取ります。
(オリーブオイル、アマニ油、ココナッツ油、ナッツ類、魚油)

摩擦音

「さ行」を中心に、「こ、あ、い、よ、へ」などの前に強いノイズのような音が入ることがあります。
これは、声を出す際に息の抜け道が無いのが問題です。

・「OCM式日本語50音」発音 で発声練習
・その際に口の前に手を置き息が出てるかを確認
・口の筋肉を鍛える
・長時間連続で話さない

などで、解決します

咳とくしゃみを減らす

咳やくしゃみは大声を出した時ぐらいの喉に強い負荷をかけます。
なので避けた方が良いです。

◆咳の対処法
・水分をこまめに取る
・加湿する
・のど飴やトローチをなめる
・ハチミツを食べる
・マスクの着用
・ストレスを減らす(心因性鼻炎対策)
・運動する(運動によるストレス低減効果)
・咳止め薬を飲む

◆くしゃみの対処法
・部屋をこまめに掃除する
・花粉などのアレルギーの薬を飲む
・寒暖差を減らす(寒暖差アレルギー対策)
・ストレスを減らす(心因性咳嗽対策)
・運動する(運動によるストレス低減効果)

喉と飲食物

基本的な考え方は“喉に刺激を与えないものを摂取”するです。
その上で結論は下記。

・飲み物は”常温 or 温かい水”が理想、次点で油分を落とさないお茶。
・食べ物は話す1時間前は避けることが理想。
・細かい所は個人差があるので自分の体に合わせて調整。

飲み物について

◆温度について
飲み物は常温の水が理想です。
・冷たい飲み物はのどが絞まり声が出ずらくなります。
・熱々の飲み物はのどの粘膜を痛めます。

さらに拘るなら『声を出す前は少し温かい飲み物』 → 『声を出してる時は少し冷ための飲み物』

◆何を飲むかについて
・一番無害なのがです。
・もし別の物を飲むなら色の薄い物を飲む。
・オリーブオイル(?):科学的根拠は無いですが、油関係は一部の歌手で飲まれてるようです。

◆飲むペースについて
・できるだけこまめに飲みます。
(口の中の乾燥してべた付くとリップノイズの原因になります)

◆避けたい飲み物について
水以外避けます。
・甘い飲み物はリップノイズを増やすので避けます。
・牛乳は喉に引っ掛かるので避けます。(ガセインが唾液と反応して凝固物を作る → 痰が絡むような感覚)
・お茶は喉の油な無くなって悪影響派や、油への影響自体が嘘と言ってる派があり賛否両論。
・炭酸水はげっぷが出やすくなる+基本は冷やして飲む物なので注意。(温かい炭酸はおいしくない)
・酒は体の水分が奪われやすくなるので注意。
・柑橘系は喉を刺激し負荷をかける。
・カフェイン系は利尿作用があるので長期戦の際には注意。
・ハチミツは喉に良いが声を出す前や声を出す最中は避ける。(粘膜コーティングが話しづらくする)

食べ物について

◆声を出す前はなるべく避ける
何を食べても食後1時間くらいは喉の調子狂うようです。

◆何を食べるかについて
・ハチミツ:抗菌、抗炎症、抗酸化、粘膜保護効果
・大根、生姜、野菜、梨、その他の果物など。

ハチミツは王道で喉に良い物のようです。声を出さない時の保護におすすめ。
その他は抗菌、抗酸化、抗炎症作用があるとされる食べ物は全般的に良いとされてます。

◆食べ方について
よく噛んで食べます。のどに詰まらせて負荷をかけるリスクを減らします。

◆声を出しながらは特にNGな食べ物について
・甘い食べ物:チョコやココアなど。喉をべたつかせリップノイズを増やす
・乳製品:ガセインが唾液で凝固して喉に引っ掛かる
・辛い食べ物:喉を刺激し負荷をかける
・パサパサした食べ物:口の中の水分が無くなり乾燥 → リップノイズが増える

これらの食べ物は声を出した後や声を出す予定が無ければ大丈夫です。
あとは体調に相談します。

個人差について

飲食物の影響は個人差があります。
特定の何かを飲み食いしても違和感が無ければ気にしなくて大丈夫です。

声の仕事をしてる人の中には『何と言われようとも俺には乳酸菌飲料が合うんだ!!』と言いながら飲む人がいるようです。(それで上手く行ってるみたい)

実際は誰かと食事をしながら話したり、飲み物を向こうから用意してもらうことになります。
そんな時は、NGなものがあれば覚えておいて、影響が無ければ出されたものをいただきます。

まとめ

今回は肉体側の声質の改善方法を紹介しました。
・口をちゃんと開け、姿勢を正してリラックスして喋る
・飲み物は常温の水。少量をこまめにとる
・滑舌は早口ではなく1音1音をしっかり発声する事
・発生の練習には「OCM式日本語50音」発音が効果的
・ストレスはなるべく減らし、心の問題で大きな声が出せない状況を減らす
・運動は声を安定させたり、心因性の咳や鼻炎予防に効果的

という事を今回、紹介しました。

運動についての具体的な内容、ストレス・ネガティブ感情の減らし方はこちらで解説。

また、配信者・Youtuber向けのOBS設定も紹介してます。

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