はじめに
今回は孤独・孤立について解説します。
孤独であるデメリット、孤独が良いと言われる主張の考え方、孤独の対処法を紹介します。
この記事では『基本的な交友は増やした方が良い』です。
ただ『同調圧力で自分の意見を曲げそうな時は孤独になるよう距離を置く』という考え方で進めます。
孤独のデメリット
孤独は喫煙に匹敵するほど健康に悪いと言われています。
・幸福感が無くなる
・依存症リスクを高める
・認知症リスクを高める
・心と体のあらゆる病気のリスクが上がる
・寿命を縮める
・1人でできる事に限界がある
◆理由
・幸福感に影響を与える要素が『良好な人間関係』(ハーバード大学の70~80年の追跡調査の結果)
・人とのつながりで出る幸福物質のオキシトシンが出なくなる。
・孤独感や生きづらさを感じると人は何かに依存しやすくなる。
・人と話さないので脳への刺激が減り衰える。
・家族などが居ないと自分の健康を守る理由が減るので体に悪い物に手を出しやすい。
・心と体の病気の影響
・技術的の習得や学習関係は”困った時”に1人だと困る。
孤独肯定派の意見
孤独を肯定しているところもあります。
というより、孤独肯定派が多いです。
特に画家関係、レオナルドダヴィンチは『 孤独であることは救われることである。』などの名言を残したり、岡本太郎はこんな本を残したりしてます。
日本のポジティブ心理学で有名な前野隆司さんも孤独で幸せになれるという本を出してます。
※幸福度測定のWell-Being Circleの開発や99%は幸せの素人という本の執筆に携わってる人です。
では孤独は回避すべきかどうなのか?
孤独についての向き合い方
孤独には否定派、肯定派があります。
これは、”孤独”という言葉の捉え方が違うのが原因と考えられます。
◆悪い孤独
孤独を単に『孤独感を感じる』や『周囲から嫌われてる人』と解釈すれば否定派になります。
これには群れから外れた仲間はずれ的な孤独です。
◆良い孤独
孤独を『同調圧力に負けない人』や『1人で淡々と成果を積み上げる人』と解釈すれば肯定派になります。自分を強く持った孤高の存在的な孤独です。
なので記事の序盤に下記のような紹介をしました。
・『基本的な交友は増やした方が良い』(悪い孤独を避ける)
・『同調圧力で自分の意見を曲げそうな距離を置く』(良い孤独になる)
他の考え方
他にも下記のような考え方があります。
1,基本的に孤独は避けた方が良い。
しかし、無理して人に合わせるのは逆効果で孤独感を増やすから1人が良い。
2,孤独の方が何かに集中出来て成果が出せるから幸せ。
※なので絵描き系の方々は孤独を肯定してるのだと思います。
3,孤独でも楽しめる人と楽しめない人が居る。
ソロキャンプ、一人焼肉など。楽しめる人は孤独のままでいい。
4,実際の孤独という状況よりも”孤独感”を感じないことが大事。
孤独の対処法
ここからは、基本的に孤独は悪いという事を前提で対処法を紹介していきます。
対処法は下記。
・コミュニティに入る
・コミュニティを作る
・交友関係を作る努力をする
・仕事や役割を引き受ける
コミュニティに入る
友達よりも先に共通の目的での繋がった関係(仲間)を作ろうとします。
何かへ所属すると、所属意識が生まれ良好な関係を築きやすいです。
また、技術関係のコミュニティに入ると1人で解決できない問題の対処に役立ちます。
・趣味サークル、同好会、勉強会、習い事などに入る
・コミュニティ全員と仲良く無くても良い
・友情的な交流はその中で自然発生的に生まる
コミュニティを作る
自分でコミュニティを作るメリットは下記。
・自分に興味がある人や同じ志を持つ人だけがあつまる
・苦手や合わない人は自然と去っていく
・受動的にコミュニティに参加できる
・時間を自分で決めれる
作るのは3人~5人のランチ会や10人ぐらいのコミュニティでOKです。
(もちろんもっと大きなものでも)
おすすめはVRChatでのイベント開催。
私はこれで孤立して居場所という”悪い孤独”が大幅に改善しました。
交友関係を作る努力をする
毎日なんとなく暮らす中で、良好な交友関係ができる事は少ないです。
ある程度関係性を深める努力が必要。
・人とつながるための労力を用意する
・自分から積極的に人間関係を構築する行動を取る
・印象で損をしないために声と見た目に気を配る
・大切にする関係を決めておく
これらは悪い孤独の解決に役立ちます。
仕事や役割を引き受ける
仕事をすると人と会う機会が増え交流が増えます。
非常勤、週1日、月数回でも仕事をすると孤独の予防になります。
また、自自会やイベントスタッフなど何らかの役割を引き受けると孤独の予防になります。
仕事でなくてもコミュニティへの所属と貢献が悪い孤独を減らします。
リアルやVRで合う重要性
SNSの交流は賛否両論です。
SNSの交流では孤独感の軽減効果が無かったとする研究や逆に合ったとする研究もあります。
SNSはコミュニケーションを助けるツール。
全く使わないよりはコミュニケーションを深める効果があります。
が、言語だけの交流よりも、非言語的な交流があった方が情報量は上がります。
なので、SNSだけの交流より対面やVRで合った方が孤独解消効果が高いと考えられます。
まとめ
今回は孤独のデメリットと対処法について解説しました。
・孤独は心と体の病気リスクを上げる
・孤独は幸福度を損なわせる
・対処法はコミュニティに入る/作る、仕事や役割を引き受ける
・交友関係を作る努力をして、それに時間を使う価値はある
という事を今回紹介しました。
また、他の幸福論や、人とのつながりを作る上でのコミュニケーションについても解説。
ぜひ、こちらもご覧ください。
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