【脱浪費】企業のマーケティング戦略から逃れる方法【買い物依存症】

生き方
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はじめに

企業のマーケティング戦略から逃れる方法についてまとめます。
これを見ると、なぜ「その売り方がなのか?」が分かります。

なぜモノを買う=幸福と感じるのか

企業がマーケティングとして心理学者と手を組みました。
そして、消費と幸せを結び付けました。

・TVに出てくる流行のファッション
・ステータス化した、ブランドモノ、高級腕時計、高級車
・インスタ映えスポット

…などなど

昔は持ってる事で周りから”羨まれ”ました。
近年では、SNSに投稿する事で”羨まれる”ようになってます。

この「羨まれる」という見栄によって幸福感を感じると錯覚させられてます。

実際はモノを買っても幸せになれない

モノを買う幸福の正体は「ドーパミン」によるもの。
ドーパミンによる幸福は、長続きせず一時的。

モノを買っても幸せになれない。
だから、ミニマリストやシンプリストのような”減らす”考え方が登場。
そして、注目をあびました。

◆減らす生き方の概要
・モノの多さは人を幸せにしない
・モノは人から時間とお金を奪う
・多すぎるモノは人をむしろ不幸にする
・買い物の幸福感は"その瞬間"以降持続しない
・自分にとって大切なものだけを残す
・それ以外は捨てる
・小数の自分にとって大切で良いものを長く使っていく方が幸せ

ミニマリスト思考やドーパミンの詳細はこちらをご覧ください。

【断捨離】ミニマリストがなぜ登場したのかについて【捨て活,考え方】
アフルエンザというお金や物を「持つ」豊かさから生じる病的な精神状態があると提唱。そしてモノの多さは人を幸せにしないと分かってきた。そこで必要なもの以外を減らすミニマリストが登場。最近は必要なモノ+好きなもの物を残すシンプリストが提唱されている。

マーケティング戦略について

ここでは、代表的なマーケティング戦略について解説します

広告

広告は私たちに「不足感」を与えているようにできてます。
結果、必要以上に購買意欲が刺激される可能性があるので注意。

広告は私達にわざわざ足りないモノを指摘してます。
・お酒を飲め
・車を買え
・保険に入れ

ただ、認知されないと無いと同じなので必ずしも悪い物では無いです。
それでも、人を必要以上にあおる広告が多いので注意。

ランディングページ(LP)

LPは私たちに誤った判断をさせるための「確証バイアス」を刺激します。
結果、失敗した買い物になる可能性があるので注意。

◆確証バイアス
・「自分に都合がいい情報」情報しか認知できなくなる。
・「自分に都合が悪い情報」を見落としてしまう …というバイアス

これを刺激するために「チェリーピッキング」という手法が使われます。

◆チェリーピッキング
・多くの事象から、都合のいい事だけを取り出して並べる事

元ネタはこのようなサクランボを取るためのツール。

ランディングページ(LP)の正体は、チェリーピッキングによる情報の羅列。
つまり、都合のいい事しか並んでないので注意。

セール売り

セールは私たちを焦らせ「判断力」を鈍らせます。
結果、セールに脳が興奮して買うだけの人になる可能性があるので注意。

セールは元々在庫がある商売で使われました。
・食料品
・季節ものの服 …など
これらは、「在庫を避けるため」が目的のセールです

では、ソフトウェアなどのデータ系の商品までもがなぜセールするのか。
それは、「買わせるため」にセールのアプローチが有効と発見されたからです。

◆買わせるためのセール
・お得感の演出 → 買わないと損をすると思わせる
・期間や商品数を決める → 焦らせて判断力を奪う

例: 〇〇が30%オフ! 限定100品! 4月30日まで

人は得する事より、損の痛みを避けたいという性質があります。(損失回避の法則)
結果、セールで買わないと損と行動に掻き立てさせ、期限を決めて焦らせて買わせる。

そして無駄なモノまで買わされる危険があるので注意。

ポイントカード

ポイントカードは私たちに誤った「お得感」を与えてきます。
そして、ゲーム感覚でポイントを貯める喜びを能てきます。

結果、必要以上にモノを買ってしまうので注意。

無料お試し版配布

無料ギフトは私たちに「何かお返ししないと」という気持ちを与えてきます。
これは、返報性の法則と呼ばれます。

・スーパーの試食コーナ
・試供品の洗剤
・基本プレイ無料のゲーム …など

これらは、返報性が刺激されます。
結果、不必要なものを買ってしまうので注意。

2000円以上送料無料など

2000円以上送料無料などは、私達に「損を回避したい」という気持ちを与えます。
こちらも、損失回避の法則が影響してます。

「小さな得」をするために「大きな損」をさせられる可能性があるので注意。

見栄関係のアレコレ

見栄関係のアレコレは私たちに「余計なお金」を使わさせます。

・ギフト文化
・SNS映え
・ブランドもの …など

などいろいろあります。
これらもマーケティング戦略の1つです。
余計な失費をする可能性があるので注意。

マーケティングに踊らされないためには

相手のマーケティング戦略を知る

マーケティングとはある意味手品です。
「得」をしてると思わせて「損」をさせる。

ただ、手品はトリックが分かる状態で見ると引っかかりません。
タネを知らなければ「凄い!」と思いますが…
タネが分かると「あ~なんだ」と思いながら冷静に見れます。

この手品のトリックを知る=マーケティングを知る事。
なので、これらの知識を身に着けただけで踊らされにくくなります。

受動的な広告/LPへの対処法

受動的な広告/LP = TVのCM、テレビショッピング、その他インターネット広告など。

これらの対処法は、広告が言ってる事を一言でまとめる。

例えば…
・お酒の広告「酒を飲め」
・ゲームの広告「このゲームをしろ」
・保険の広告「保険に入れ」
・旅行の広告「旅行に行け」
・その他色々「〇〇を買え」

どんなに綺麗に着飾った言葉や美人の女性が宣伝しても、言い表してる事はこれだけです。
そしてすべては、1つのメッセージに集約されます。

そう、「お金を使え」というメッセージ。

・お酒の広告「酒を買って飲め」 → 「お金を使え」
・ゲームの広告「このゲームを買ってプレイしろ」 → 「お金を使え」
・保険の広告「保険プランを買って入れ」 → 「お金を使え」
・旅行の広告「この旅行にお金を払って行け」 → 「お金を使え」
・その他色々「〇〇を買え」 → 「お金を使え」

要するに、みんな「お金を使え」というメッセージでしかない。
あとはそれを元に…
・相手にしない
・見ない
・避ける
・買いたいと思っても、それは”思わされただけ”と気付く
という対処を行います。

これが受動的な広告への対処法です。

能動的な広告/LPへの対処法

人は完璧な自給自足を実現しない限り、何かを買わないという事ができません。
どうしても、必要なものは出てくる。

その時、必要なモノについて調べる。
ここでは、その時見せられる広告を「能動的な広告/LP」とします。

これの対処法は「語られてない不都合なことはないか?」を常に問いかける事。
・デメリットが無いか調べる
・他社商品を比較する
・レビューを見る

レビューに関しては、企業がお金を払って★4や★5を書かせてる物があるので注意。
あやしそうなものは買わない、サクラレビューチェッカーを使うなど…。
出来るだけ賢い方法で冷静に対処。

広告を見て「お金を使え」といわれて、
喜んで「はい」と言えるもの以外、買わない方が良いと思います。

セール売りへの対処法

これを辞める方法は下記。
・セールを理由にモノを買うことを辞める
・セールは見逃しても良いと考える
・事前に買うものリストを作る
・セールが来たら買うリストを作る

セールが来たら買うリストはセールが多い業界におすすめ。
(音楽プラグイン業界は頻繁に30~90%セールが入る)

セールで買う時は、マーケティング戦略と分かりながら、本当に必要なモノを買う。
基本はセールで買わない、定価でも必要なら買う。

ポイントカードへの対処法

・ポイントで得する金額を考える。
・持たない
・作らない
・使わない
・捨てる
得する金額は… よくよく考えると、数10円、数100の世界です。
この小さな”得”の為に、大きな”損”をしてないか注意。

ただ、使用頻度や還元率によってはお得になる物もあります。
〇〇経済圏のような生き方をしてる方は残すのも手。

残す場合の注意点は下記
・本当に使うモノだけ残す
・個数を決める(5個までなど)
・マーケティング戦略に乗せられてると自覚しながら使う
・不要なものを買わないように注意して使う

送料無料への対処法

・送料を払う
・送料無料にするためにモノを買わない
・買いものリストを事前に作る

無駄な買い物 → 処分の手間を考えると送料を払う方が安くつくことがあります。

無料お試し版配布への対処法

・基本は貰わない
・買いそうになったら返報性の法則を思い出す

試食コーナーは試供品は貰わないようにする。
ただ、購入を検討してる物の体験版や無料版は”お試し”として試す価値あり。

見栄消費への対処法

・原価を考える
・見栄を捨てる
・慣習的な贈り物を減らす

◆ブランド物を捨てる
まず、原価を考えてモノの機能についた値段か装飾についた値段かを見極めます。
・高品質な鞄 → 物の機能についた値段
・ブランド物のカバン → 装飾についた値段
そして、装飾についた値段が多いモノは買わないようにします。

◆見栄を捨てる
見栄(他人への自慢)であなたは幸せにはなれません。
100%は難しいですが、できるだけ見栄消費を減らすように心がけます。

◆慣習的な贈り物を減らす
日本はなにかと”プレゼント文化”が多い国です。
・お土産
・ご祝儀
・誕生日などのイベント事

これらは、送ると相手にモノを増やします。
モノを増やす=豊かになれるとは限りません。
なので、送る機会を減らすように心がけます。
また、何かを送る際は”消耗品”として消えるものを選びます。

…ただ、ポジティブ心理学などでは「他人のためにお金を使う」が幸福になれる方法の1つとして紹介されてました。
プレゼント=悪では無いです。
Amazonほしいものリストから送るのはアリだと思います。
慣習という惰性で送るのは辞めましょうと言う意味。

買い物は悪なのか

買い物=悪では無いです。
私はVR機材や技術書やツールを買った結果、今個人事業主として活動してます。
ある意味、投資と言えます。

なので、買い物には下記の2つがあると考えます。
・良い買い物
・悪い買い物

では、良い買い物とは何か。
それは、「本当に必要な良いモノを買う事」です。

マーケティング、値段の安さ、買い物依存症といった理由の「買わされる」買い物はNG。
必要だからで買えてない。

良い買い物をするために

良い買い物をする為に気をつけたい事は下記。
・商品を買う際はしっかり選ぶ(比較検討、レビュー、デメリットの確認など)
・「小さな得」のために「大きな損」をしてないか確認する
・安いからで買うのを辞める
・良い物だから、必要だからで買う

詳細はこちらでまとめてます。

【脱浪費】良い買い物とは何か?について【買い物依存,消費活動】
良い買い物は本当に「必要なモノ」を買う事。買い物依存症、企業のマーケティング、認知バイアスがその実現の邪魔をする。対処法はこれらの仕組みを知る、買うものリストを作り衝動買いを抑える、他社製品をしっかり比較検討+その様子をブログなど記録し整理すること。

まとめ

今回は企業のマーケティング戦略から逃れる方法を紹介しました。
・マーケティング戦略として、企業はモノを買わせるために様々な事を行っている
・広告、セール、ポイントカードなどがマーケティング戦略の例
・これらは買い手に誤った判断をさせ、無駄なモノを買わせるリスクがある
・対処法の1つはまず、このマーケティング戦略を知る事
・そして「必要なだから買う」を徹底する

また、他にも買い物や生き方について発信しています。

【生き方】買い物依存症の治し方【浪費,止める,脱消費】
買い物をするとドーパミンが出て、一時的な快楽と感じてつらい現実を忘れられる。この生きづらさへの対処法を繰り返した結果依存症になる。処法は自助会への参加、財布にお金を入れないなどの行動療法、企業のマーケティング戦略を知る、セロトニンを増やすなど。

ぜひ、こちらもご覧ください。

脱消費を解くブログに広告を張る業の深さ。
これが世の出家か山籠もりしたい。

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