【脱浪費】良い買い物とは何か?について【買い物依存,消費活動】

生き方
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はじめに

今回は良い買い物とは何か?とそれを実現する方法についてまとめます。

良い買い物とは

「必要なモノ」を買う事です。

私たちは、企業のマーケティングや買い物依存症によって不要なものを買わされます。
このような、罠を避け、本当に必要なモノを買う事を良い買い物とここでは考えます。

悪い買い物をさせる罠

悪い買い物をさせる主な罠は下記の3つ

・企業のマーケティング
・買い物依存症
・安いから買う

細分化して言い換えると下記。

・広告に欲しいと思わされて買う
・商品紹介で良い物だと誤った確証をさせられて買う
・セール、ポイントカードなどで「誤ったお得」を感じさせられて買う
・誤ったお得=小さな得をしているが、そのために大きな損をしている状態
・買い物依存症で「ストレスの解消」の為に買う
・お金への執着で「安いから」を理由に買う

これが、悪い買い物をさせる罠です。
企業のマーケティングと買い物依存症の詳細はこちらで解説。

良い買い物をする方法

悪い買い物をする罠を回避し、本当に必要なモノを買う。
値段を理由に安いモノを買わない。
自分にとって必要なら高くても買う。

ここからは、これを具体的に見ていきます。

企業のマーケティング戦略を知る

企業のマーケティングは手品に似ています。
タネを知らなければ、すごい!買いたい!と思わされます。
が、タネを知れば冷静に見れます。

◆広告
・私たちに不足感を与え、購買意欲をあおる

◆商品紹介
・良い情報だけをヒックアップし、確証バイアスをあおる。
 結果、誤った決断をさせようとしている

◆確証バイアス
・「自分に都合がいい情報」情報しか認知できなくなる
・「自分に都合が悪い情報」を見落としてしまう …というバイアス

◆損失回避の法則
・人は得する事より、損の痛みを避ける行動をする

◆セール売り
・お得感の演出 → 買わないと損をすると思わせる(損失回避の法則)
・期間や商品数を決める → 焦らせて判断力を奪う

◆2000円以上送料無料
・送料を払う"損"をしたくないと思わせる
・損失回避の法則で、送料無料の為に余計なモノを買う

◆損失回避の法則
・人は得する事より、損の痛みを避ける行動をする

◆ポイントカード
・お得感を与え、ゲーム感覚でポイントを貯めさせようとする
・結果、ポイントを貯めるために余計な買い物をさせられる

◆無料お試し版配布
・人は何かをもらうとお返ししたいという気になる(返報性の法則)
・結果、無料で与えられるとお金をだして買いやすくなる
・試食コーナー、試供品、基本プレイ無料のゲームに注意

◆見栄への消費
・企業などがステータス的な価値があると錯覚させている
・この錯覚の影響で、持ってると「羨まれる」商品がある
・羨まれると承認欲求などが刺激される
・羨まれるために、不要なものを高い値段で買わさせれる
・ブランド物、インスタ映え系、流行のファッションなどに注意

基本的に「小さな得」をするために「大きな損」をさせらています。
これが、企業のマーケティング戦略です。

買い物依存症の治す

買い物依存症=買い物によって出るドーパミンでストレスを軽減させる行為。

依存症の原因は、依存行為そのものにありません。
その裏に抱える「生きづらさ」や「ストレス」にあります。
この解決を目指します。

◆具体的な買い物依存症対策
・ストレスの原因から距離を置く
・認知行動療法で生きづらい認知を改善
・セロトニンを増やす生活習慣を心がける
 ※セロトニン=心を安定化させる脳内物質

◆セロトニンを増やす方法
・瞑想
・日光を浴びる
・リズム運動
・よく噛んで食べる
・抗うつ薬の使用

◆重度の方向け
・自助会に参加する(デターズ・アノニマス、など)
・お金を持たないようにする
・カードを解約する
・治療施設に入る
・精神科を受診する

依存症や認知行動療法の詳細はこちらで解説。

買うリストを作る

今の自分が必要と思ってる物が、将来の自分に本当に必要かはわかりません。
このような認知の歪みを考えると「衝動買い」は悪手。

そこで、「必要!」と思ってから「本当に必要か」を判断するための時間を作ります。
そこで使えるのが、買い物リスト。

必要と思った時に買い物リストに入れます。
それを、1週間、1か月後に見直します。

すると… やっぱり要らなかったというモノが出てきます。
要らないものは買うのを辞めます。
時間を置いても「必要」と思っていたものは良い買い物につながる可能性が高いです。

買うモノリストで賢くセールが使える

「買うリスト」を作っておきます。
そして、見返す期間を次のセールがあるまでと決めます。

すると…衝動買いを抑えつつ、安値で買えます。

ただし、セールは企業のマーケティング戦略なので注意。

ミニマリストを学び、「捨てる」を実践

ミニマリストを学び、「捨てる」を実践すると、無駄な買い物を減らせます。

◆ミニマリストの歴史と思考
・アメリカで「アフルエンザ」という言葉が登場
・アフルエンザ=財政的な豊かさから生じる病的な精神状態の意味
・そして「持つ事の豊かさ」が疑問視される
・人々は「モノ」の購入や所有で幸せになれないと気づく
・そこで「モノを捨てる」という考え方が登場
・それを極端にしたのがミニマリスト
・ミニマリスト=最低限のモノしか持たない
・今はシンプリストなどが主流
・シンプリスト=最低限のモノ+自分が好きな物を持つ
・大切なのは"捨てる"ではなく"残ったモノを大切にする"こと
・大切にする=使用する時間を確保するために不要なものを減らす

◆「捨てる」を実践
・多くの場合、家に不要になったものがそのままになってます
・これを捨てます
・捨てていると、買うより捨てる方が大きな労力がかかると学べます
・この苦労を思い出し、不必要なモノを買いにくくなる

無駄な買い物を減らすことで、良い買い物に繋がります。

原価を知る

商売を学び、モノの原価を知ります。


・原価は「〇〇 原価率」と入れれば出てくる
・だいたいのモノは所は30~50%程度
・そこに人件費やブランドモノといった儲けの分の付加価値が乗る

そして、その値段は「機能」についた値段か「装飾」についた値段か考えます。


・機能の値段 = 純粋なモノの良さ
・装飾の値段 = ブランドモノ、などの付加価値でつけられた機能以外の値段

装飾の値段が少ない物を選ぶと、良い買い物に繋がりやすいです。
・ブランドモノの服も、ユニクロの服も着心地はほぼ同じ
・ブランドモノの服だからと言って、絶対に破けたり汚れたりしないわけではない
・機能の値段を考えると、登山メーカー系の服の方が良くなる(個人的な感想)

比較検討する

人間には確証バイアスがあります。

◆確証バイアス
・「自分に都合がいい情報」情報しか認知できなくなる
・「自分に都合が悪い情報」を見落としてしまう …というバイアス

なので、自分が「必要」と思ってる事が正しいか、
これが問題解決の最適解化を検証する必要があります。

◆確証バイアスを超えるために
・語られてない不都合なことはないか?と自問自答する
・デメリットを調べる
・レビューを見る
・そのレビューがサクラでないかと疑い、レビュー自体もチェックする
・体験版があれば体験版を入れる
・複数の体験版があれば、可能な限り試す
・モノの場合は他社商品もしっかり比較検討する
・買った人の話を聞く

要するに、一度冷静になって比較検討。
すると… 確証バイアスを超えて良い買い物ができる可能性が高まります。

安いからで買うのを辞める

「安さ」を理由に買い物をすると失敗しやすいです。
・安売りしてたから、と不要なものを買ってしまう
・スペック不足で結局高い物を買う(結果、損をする)

理想は、きちんと比較検討して、初めから自分にとって一番いいモノを目指す事。
ある程度、価格は気にするべきですが…
「いい物」で自分にとって「必要」であれば高くても買う価値はあります。

たとえば機材、特にパソコンにはお金をかける価値があります。
“最新版”は最新というブランドの値段で値上がりしてますが…

機能が上がるのであれば、高いスペックのPCを買った方が良いです。
買わないと見えない世界、広がらない可能性もあります。

買った物のおさらいをする

これだけ気を使って買い物をしても、失敗する時は失敗します。
次以降、失敗を減らす為におさらいをする。

おすすめはブログを使う方法。
レビュー記事としてまとめるのがおすすめ。

理想はワードプレスブログですが…はてなブログなどでも可。
もしもアフィリエイトなどを使えば、小遣い稼ぎになる可能性もあります。

ブログの始め方はこちらでまとめてます。

貯めたお金をどうするか考える

お金を貯める理由が無ければ使ってしまいます。
そこで、お金を貯めるや使い道を考えます。

◆貯めたお金の使い方(基本的なお金の理論)
・今、最適解と言われているのはインデクスファンドへの投資
・インデクスファンド=「S&P500」や「全世界株式」
・投資にもリスクがあるが、現金にもリスクはある
・現金はインフレや為替差などの世界の変化で価値が下がるリスクがある。
・投資はこの世界の変化に対応できて価値を維持しやすい
・リスクへの最適解は分散して持つ事
・その一つとしてまとまった現金を持つのはアリ
・ただ、現金以外にもリスク分散した方が良い
・最高の分散方法が「S&P500」や「全世界株式」などのインデクスファンド
・インデクスファンドは1つ買うと500社や世界中の多数の企業に同時に投資してる事になる
・投資のお金は少額でも、複利を考えると凄い増える
◆死ぬまでにお金を使い切る(DIE WITH ZEROの理論)
・人は必ず死ぬ
・貯めたお金はあの世には持っていけない
・お金は溜めても、老化するのでお金から引き出せる価値は減っていく
・なので所持金0で死を迎えることを目指す
・自分が可能な限りの寿命を全うすることを想定
・そして、寿命時点で残高が0になる事を目指す

詳しく知りたい方はこちらの書籍をご覧ください。

…ではどうすればいいか。

◆私が至ったお金の使い方の答え
・基本は使わず貯める。貯めてインデックスファンドに投資
・喜びを先送りにしないで、使い時には使う
・今しかできないことをする事を意識して使う
・ただ、余計な買い物をさせられてないかには常に気を使う
・そして余った分はインデックスに回す

ちなみに、お金の使い方で幸福になる方法は下記の3つ。
・誰かの為に使う
・経験に使う
・時間をお金で買う

個人的には第4にツールや道具への投資もアリかなと思います。
見方を変えれば「時間をお金で買う」や「経験に使う」の1つ。

理想的な買い物し方

・企業のマーケティングを学び対策する
・買い物依存症、買い物によるストレス解消のメカニズムを知る
・セロトニンを増やして精神を安定 → 健全な判断をしやすくする
・ミニマリストの思考を学び、捨てるを実践する
・商売を学び、モノの原価を考える
・ブランドなどの付加価値がつけられたものを避ける
・買うリストを作り初動買いを回避
・その商品のデメリットまで調べる
・レビューを見る
・そのレビューがサクラでないかと疑い、レビュー自体もチェックする
・体験版があれば体験版を入れる
・複数の体験版があれば、可能な限り試す
・モノの場合は他社商品もしっかり比較検討する
・商品の比較検討をレビューブログとして残す
・買った物のおさらいとしてレビューのブログを書く

…これを完全にやれば、凄くめんどくさいです。
そう、この「めんどくささ」が大切。

面倒なので、基本的に買いたくなくなります。
本当に必要なものは、この面倒さを超えてきます。

まとめ

今回は良い買い物とは何か?についてまとめました。
・良い買い物は本当に「必要なモノ」を買う事
・買い物依存症、企業のマーケティング、認知バイアスが良い買い物の邪魔をする
・対処法はまず知る事
・その上で、買うものリストを作るなどで対策
・買う際はしっかり他社商品を比較検討する
・買った後はレビュー記事などを書いておさらいする
・そして、少しずつ失敗する買い物を減らしていく

また、他にも生き方や幸福についてまとめてます。

ぜひ、こちらもご覧ください。

おまけ:なぜこれをまとめようと思ったのか?

音楽(DTM)を始めたからです。
絵、3DCGは正直、無料ツールで大丈夫です。

人間側の力がクォリティに与える影響が大き業界。
ツールでクォリティの差が出ません。
その気になれば、無料ツールやエクセルで作品が作れます。

3DCGだと、無料のBlenderで作る面と50万ぐらいするMayaで作る面は変りません。
が、音楽の場合、これが変わるのです。

同じ処理でもツールによって音が変ってくるのです。
同じ曲でも「和田アキ子」と「平井堅」が歌う場合別物になります。(敬称略)
そんな感じの事が、いろんなツールでおこるのです。

そして、音楽(DTM)のツールはほぼ毎日何かしら50~90%セールが行われる謎の業界。
確かに買って良くなるが… はたしてこの買い物は正しいのか。

投資という名目、ソフトを買いそろえるのは正しいのか?
これは買わされてるだけなのでは?と思いこれをまとめました。

◆至った結論
良い物は高くても買う。
要らないものは無料でも貰わない。
セールを理由に買うのは辞める。
お金への執着を辞め「良い」や「必要」で選ぶ。
安いから、セールされてるからで選ばない。
ただ、タイミングよくセールがあれば使う。

未婚男性の平均寿命は67歳。
配偶者アリの場合は82歳。

男性の場合、年収で結婚できる可能性が変わる。
私は、納税免除されるぐらいなので限りなく低い。
できても、子供の予定は無い。

=相続先もない。
つまりお金を貯めて死んでも、
最後は国が持っていくだけ。

だったら、無駄遣いはしないが、使う時は使おう。
という結論に至りました。

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