はじめに
今回はなぜ、ゲームやアニメが戦ってばかりな理由について解説します。
これは2つの脳内物質が関わってます。
戦ってばかりな理由
「アドレナリン」で集中させ、「ドーパミン」で幸福感を与えるからです。
1,”戦う”という反応でアドレナリンが出る
2,アドレナリンは集中力を高め、人を没頭させ、興奮させる
3,”ゲームやアニメ”という部分で報酬系のドーパミンが出る(勝利画面、報酬、成長など)
4,ドーパミン人に幸福感と興奮を与え、さらに”もっと”を要求させる
5,結果、脳が興奮して、人はその行動を繰り返す(ハマる)
6,「脳が興奮と幸福感」が需要なので、作る側もビジネスの為に作る
7,戦ってるコンテンツが増える
なぜ、負けてもゲームを続けるのか
ドーパミンが最も出る条件が「報酬が得られる確率がランダム」な事です。
有名な事例で:猿を完全に破壊する実験があります。
【猿を完全に破壊する実験】
1,ボタンを押すとエサが出る仕組みを用意
2,毎回エサが出ると分かるとそのボタンを押さなくなる
3,エサが出る条件をランダムにする
4,狂ったように1日中押し続ける(出た時にドーパミンが過剰分泌される)
ゲームの場合、勝ち負けを作る事でこの「報酬のランダム」という要素が達成できます。
これは他にも、SNS、ソシャゲ、ガチャ、ギャンブル、パチンコといったあらゆる場面で使われています。そして…「依存症」を作り出します。
アニメの場合
アニメの場合は自分で操作しません。
なので、この勝ち負けという「報酬」が得られるかは作者にゆだねられます。
負けは挫折、敗北といった形で作られます。
もし、順調に進んで行くストーリーがあった場合、そのアニメを見なくなります。
主人公の挫折、苦難の末に乗り越えて、成長して勝つというシナリオ。
これが、報酬のランダム性を生み、視聴者の興味を惹かせます。
戦ってないコンテンツについて
もちろん、戦ってないコンテンツもあります。
この場合は別の脳内物質を出させてます。
つながり、愛、癒し、可愛さを感じると出るリラックスの物質「オキシトシン」が主です。
なので、「戦い」「愛」「癒し」が主なコンテンツになります。
(もちろん、他にも哲学的な面白さ、実用性という報酬 → ドーパミンといった事例もあります)
まとめ
今回はゲームが戦ってばかりな理由について解説しました。
・戦い → アドレナリンで集中させる
・報酬 → ドーパミンで幸福感を与え「”もっと”したい!」と思わせる。
・報酬をもらえる条件をランダム化してドーパミンを最大化(依存症にさせる)
・結果、流行りのゲームができる
という事を今回紹介しました。
今回解説した2つの脳内物質はこちらで解説。
また、依存症に心当たりがある方はこちらもおすすめ。
ぜひこちらもご覧ください。
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