はじめに
今回はマイクを使った場合の声質の改善方法について解説。
Youtuberや一般の方が、自宅で収録や音声通話する時の設定を紹介します。
ただ、機械の設定だけでは限界があるので元の声質改善も必要です。
肉体側の声質を改善する方法はこちらご覧ください。
※この記事と両方を見る事を推奨。
マイクの声質改善
マイクを使った声質の改善ポイントはこちら。
・正しいマイクの使い方をする
・オーディオインターフェース設定(AG-06を使用)
・ノイズを除去する
・適切な入力音にする
この4つについて解説します
正しいマイクの使い方をする
マイクの扱いで注意するポイント
・マイクとの距離
・マイクの芯に声を当てる
・台本や画面の位置
・マイクの種類
・マイクの取り扱い
マイクとの距離
マイクとの距離の目安はおよそ25cmです。
これはB5紙用紙を縦にした長さです。
声がどうしても小さい方は12.5~25cmの間で調整します。
マイクの芯に声を当てる
マイクには円形の芯のような部分があります。
ちょうど、この商品写真が分かりやすいです。
この円に向かって声を当てるように意識します。
円が見えない場合は、マイクを回転させて声量が上がる位置を見つけます。
台本・画面の位置
台本や画面はマイクと一直線上にします。
斜め方向にあると見るために顔が回転して角度が変わります。
結果、マイクの芯から声が少しズレて弱くなります。
マイクの種類
マイクには指向性という「声が入る方向」があります。
宅録で1人の場合は単一指向性がおすすめ。
それ以外の物は不要なノイズを拾いやすくなります。
もしこれからマイクを買う予定がある方は「単一指向性」を選びます。
マイクの取り扱い
これを守らないと壊れる危険があります。
◆ケーブルを抜き差しする際の注意点
・最初に、ボリュームとGainを必ず0にする
・次に、ファンタム電源を必ずオフにする
・20秒程度待つ
◆ファンタム電源をオンにする際の注意点
・ボリュームとGainを必ず0にする
・ファンタム電源をオンにしてからボリュームとGainを調整
◆ファンタム電源をオフにする際の注意点
・ボリュームとGainを必ず0してからオフにする
◆マイクの音声入力テストの注意点
・必ず声を使って入力をテストする
・吹いたり、叩いたりしない
あとは、出来るだけ湿気を避けます。
オーディオインターフェース設定
私はAG-06やAG-03を想定して説明します。
こちらは「ボリューム」と「Gain」が分かれてます。
さらに、エコーとCOMP/EQのエフェクトがあります。
インターフェースのエフェクトはすべて切ります。
PCを使えば後、処理でいくらでも入れれます。
Gainはできるだけ下げます。
音がこもるのを防げます。
「ボリューム8、Gain8」なら → 「ボリューム10、Gain5」
あとはできるだけGainを下げれるように声の大きさを上げます。
人体側を調節してなるべく大きな声の発声を心がけます。
ノイズを除去する
普通に収録するとノイズやクリック音が入ります。
こちらはデノイズソフトを入れると改善します。
無料でおすすめはNVIDIA RTX Voice。
これはWindows 10でグラフィックボードの名前にRTXが付くもので使えます。
(「GeForce RTX」「Quadro RTX」「TITAN RTX」シリーズ)
無料です。
唯一の弱点は言語が英語。
こちらにアクセスしてSetup Guideの設定に従って導入してください。
(グラボの名前にGeForceが付くと導入方法が変わります)

これでノイズやクリック音が消えます。
(間違って無指向性のマイクを買った場合は必須の設定)
ちなみに、有料デノイズのおすすめはiZotopeのRX10。
高性能で綺麗にノイズを取ってくれます。



適切な入力音にする
入力した音を適切な大きさになるように調節します。
音量は「-5dB 〜 -15dB 」が最適です。
UFFTを使えば波形と声の大きさを確認できます。

この波形は将来、声質改善や女声を出そうと思ったときに役立ちます。
ぜひご活用ください。
部屋を整える
部屋の状態でも音が変わります。
まず、可能であればできるだけ静かな家に引っ越します。
お金と部屋のスペースに余裕がある方は、防音材の商品の商品をそろえます。
◆防音材について
・防音材 = 「吸音材」と「遮音材」がセットになったもの
・吸音材 = 音の大きさを下げるモノ
・遮音材 = 周りの音を遮る物
遮音材で外の音を遮断。
その内側に吸音材を配置して、反響を抑えたものが防音材です。
このようなシート型で売られたもモノもあり。
これらを買わなくても、部屋のカーテンを閉めるなどで音は変ります。
このように、部屋を整えることでマイクの音質が変わります。
できるだけ整えた環境を用意して、あとは録音などをしてください。
まとめ
今回はマイクを使った向け声質の改善方法を紹介しました。
またYoutuberの方向けにおすすめOBS設定方法を解説しています。
OBS付属のコンプレッサーを使うと、小さい音を大きくし、大きすぎる音を小さくできます。
あと、歌物やる方は「VocalSynth 2」もおすすめ。
エモい歌声になります。(ボカロにも使用可)

ぜひこちらもご覧ください。
コメント