『”与える”とは何か』テイカーとギバーについて考える。(Give & Take「与える人」こそ成功する時代)について

生き方
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はじめに

今回は与えるとは何なのか。 与える奪うについて考えたいと思います。

“与える”とは何か

私が行きついた結論だけ言います。
“与える”とは金銭や精神や言葉を問わず、『相手が喜ぶこと。周囲にプラスの影響を与える事』です。
もちろんお金、情報、労働力なども与える対象になります。

逆に“奪う”はどれだけ金品や物品を与えても、相手が嫌がってたり周囲にマイナスの影響を与えると奪う人となります。

金銭・物品以外の与え方

一番分かりやすいものが、金銭・物品以外の贈与ですが、これは相手が喜ぶものでないと意味がありません。ゲーム好きの一般人の方にいきなり5,000円ぐらいする美術解剖学書を送り付けても困らせて終わります。

それよりは金銭・物品の贈与が無くても、一緒に居たり、話し相手になったり、自分が元気に明るく過ごすだけでも十分に相手や周囲プラスの影響を与えて“与える”という事が成立しています。

キバー的行動

・相手が喜ぶことをする
・名前を呼ぶ
・ポジティブなツイート
・無理な人間関係を続けない
・機嫌よく過ごす事
・相手の事を見る

テイカー的行動

・相手が嫌がる事をする
・誹謗中傷
・ネガティブなツイート
・無理して人間関係を続ける
・機嫌悪く過ごす事

・相手の事を見ない

テイカーとギバーという言葉について

GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代という本があります。
そこに書かれている言葉です。

この本では人を以下の3種類に分類しました。
・与える人 / ギバー _ Giver
・奪ったり貰いつづける人 / テイカー _ Taker
・帳尻を合わせる人 / マッチャー _ Matcher

そして社会的に成功しやすい人について4つの順位付けをしました。
1位・テイカーは避け、相互が得する時のみ与える ギバー
2位・貰ったら与える、奪われたら奪い変えすマッチャー

3位・ 奪ったり貰いつづけるテイカー
4位・ テイカーにも与えてしまう与えるギバー

本書については他で細かく解説しているので割愛します。

テイカーへの対処法

避ける。逃げる。離れる。

以上と言いたい所ですが、会社などでそれができない場合があります。
その場合はできるだけ早く脱出プランを考え、脱出できないうちはテイカーが悪いと分かりながらも、自衛のためにテイカーになる方法を私は取りました。

テイカーに与え続けるという事が一番避けるべきシナリオです。

燃え尽きない与え方

1,人助けはまとめてやる。毎日1つよりも1日に5日分まとめて与える。
→ 後の4日間はなにもしない。(まとめた方が精神的に楽で続けやすい。)

2,自分でルールや上限を設ける。
→ 1ヶ月で100時間ルールなど。
・無制限で行うとストレスになる。
・制限があると限られた時間で一生懸命やろうと意欲が出る。

3,周囲からサポートを受ける。
→ 自分ひとりで頑張る人は燃え尽きやすい。

帰ってくる時期について

この本に書かれていた内容の抜粋です。

与えたものが帰ってくる期間は…3年。

多くの人は与えても何も帰ってこないという思う。
それは、早く結果を求めすぎている。

与えるを3年続けると何倍にもなって返ってくる。
多くの人が何倍にもして返してくれる。(返報性の法則)

3ヶ月や半年やで辞めては成果が出ない。
時間をかけてじっくり世話をしないと収穫できない。(ブドウの木の栽培のように)

まとめ

アダム・グラントさんの GIVE & TAKEの本を初め、
ウォルトディズニーの名言の『与えることは最高の喜びなのだ。』や、
托鉢は貧しい人々の所に貧しさから抜け出すための与えるチャンス作りという意味があったり、
アドラー心理学の終盤で共同体に貢献するという事が語られていたり、

この国やジャンルや時代を問わず”与える”事について書かれたあり、今回まとめたいと思いました。
良好な人間関係や悩みの解決などの参考になりましたら幸いです。

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かくいう私も昔はめちゃくちゃテイカーでいかに”奪う・奪われる”の人間関係の中でしか生きてませんでした。

心から信じれる居場所は無い、世界は敵、奪うか奪われるかしかない、という世界観で生きて精神を病み、いつしか回りには誰も居なくなってました。

そして1年近く会社と実家の親以外に人とのかかわりが無く、会社でもめったに話す事が無くて、赤の他人には、精神的理由で声が出なくて話せないという状態でした。

そんな中で、少しでも病みの解消になればと生き方についての本や文献を調べ、受け入れたくないけれど各分野の文献で”与える”という事について語られていました。
始めてみた時は、そんな綺麗ごとの世界があるものか。と思ってました。

半信半疑な中で、VRChatを始めて承認文化に触れ初めて”与える”という関係が成立した世界を見ました。

今ではこの”与える”という意味を少し理解できるようになりました。
もし”与える”という関係が成立した世界を体験したい方はVRChatをおすすめします。

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