はじめに
今回は事業用の口座から、プライベートな支払を行った場合の仕訳と帳簿付け方法を紹介します。
◆プライベートな支払の例
・自分への報酬、給料を払った場合
・生活費を事業用口座で払った時
…など
このような取引の仕訳と帳簿付けを解説。
仕訳の方法
事業用の口座から、プライベートな支払を行った場合の仕訳は下記。
【仕訳に必要な情報】
(借)事業主貸 = 費用の発生
(貸)普通預金 = 資産の減少
ーーーーー
【1000円を使った場合の例】
(借)事業主貸 = 1,000 / (貸)普通預金 = 1,000
※単位=円
※普通預金はお金の保存先の1例です。 Paypalなどの変わったものを使ってる方は「その他の普通預金」や別の名前でも大丈夫です。
以上が仕訳の方法です。
弥生での帳簿付け
仕訳結果を弥生で帳簿付けするします。
この会計ソフトに、仕訳の情報を入れることで確定申告に必要な情報が揃います。
会計ソフトは、時間をお金で買う的な意味で購入を強くおすすめします。
詳細はこちらで解説。
やよいにログイン。
「仕訳の入力」を選択。
取引日はお金を抜き出した日を設定。
あとは、下記の仕訳情報を弥生に打ち込みます。
【1000円を使った場合の例】
(借)事業主貸 = 1,000 / (貸)普通預金 = 1,000
打ち込むと下図のようになります。
「登録」をクリック。
以上で、弥生の帳簿付けが完了です。
事業主借との使い分け
事業主貸と似たモノの「事業主借」があります。
◆事業主借の用途
・事業に関するお金を「個人的なお金」で支払った場合に使う
・プライベートなお金が間違えて事業用口座に入った時に使う
事業主借を分けると、間違ったお金の移動が後で元の戻しやすいです。
【事業主借で間違ったお金の移動を戻す方法】
ーーーーー
◆事業に関するお金を「個人的なお金」で支払った場合
・支払 → (借)何らかの費用の発生 = 1,000 / (貸)事業主借 = 1,000
・復元 → (借)事業主借 = 1,000 / (貸)普通預金 = 1,000
ーーーーー
◆プライベートなお金が間違えて事業用口座に入った時
・入金 → (借)普通預金 = 1,000 / (貸)事業主借 = 1,000
・復元 → (借)事業主借 = 1,000 / (貸)普通預金 = 1,000
この 事業主借を使った仕訳例はこちらで解説。
まとめ
今回は事業用の口座から、プライベートな支払を行った場合の仕訳と帳簿付け方法を紹介しました。
・プライベートな支払は「自分への給料」や「生活費」の支払い
・プライベートな支払を事業用口座で払った場合は「事業主貸」で処理する
・事業主借も考え方は同じだが、元に戻す予定は借、そうでないものは貸で使い分けると便利
他にも、クリエイター向けの帳簿付け・確定申告関連の情報はこちらでまとめてます。
ぜひこちらもご覧ください。
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