はじめに
今回は、VRChatの始め方について解説します。
↓そもそものVRChatとは何かや楽しみ方についてはこちらをご覧ください。
私は2020年5月に開始した人間で、その時の知識を元にまとめを作ってます。
2024年の知識と違う所があるかもしれません。
その点だけ、ご了承ください。
プレイに必要なモノについて
最低限、プレイを楽しむために必要なモノは下記。
・そこそこの性能があるPC
・VRChatのアカウント
・VRChatのソフトウェア
・VRChat内での初期アバター設定
・VRChat内で使い方を学ぶためのワールドに行く
・日本人コミュニティを見つける
VR機材は無くてもVRChatは動きます。
→ そこそこ性能があるPCがあればVRChatは無料で始められます。
まず、こちらについて解説します。
PCについて
VRChatが動くかどうかは、とりあえず現環境のPCで動かして試す事をおすすめします。
そして、不自由を感じた場合は、グラボの買い替えなどを検討してください。
グラボ = 画像系を描画する専用パーツ。
VRChatはグラフィックボード上の “メモリー” 領域が重要です。
通称VRAMと呼ばれる容量が大きければ大きいほどいいとされてます。
2024年9月でコスパ的におすすめなのは「RTX3060系」です。
これはVRAM 12Gあり、それなりに動きます。
見るべきところは「VRAM」です。
商品名に「○○G」と書かれてる部分が、高確率でVRAM容量を表してます。
金持ち、俺は良いモノを使いたいんだ!と言う人は「3090 Ti」や「RTX4090」を買ってたりします。
VRAMが24Gぐらい行きますが…お値段がお高め。
普通に20万ぐらいの値段になります。
ちなみに私のグラボは1660Ti / VRAM 6Gを使用してます。
VR上で描画負荷を落とす設定にすると、これでも動きます。
ギリギリ動くカナーというライン
私のPC環境の詳細はこちら
あと、どうでもいい情報ですが…
VRChatユーザーの方は、このグラボの数値「RTX 4090」みたいな部分でマウント合戦しがちです。
(殺伐とした感じにはならない範囲で、話題に上がりやすいです)
以上が、PCについての解説です。
アカウント作成
アカウント作成で重要な事は下記。
「VRChat公式でアカウントを作ってください」
↓こちらから作れます
VRChatは「Steam」のアカウントでもプレイできますが…
そちらは使わないでくださいの意味です。
今はどうなのか分かりませんが…
一昔前は、Steamでプレイすると下記のような問題がありました。
【Steamアカウントの問題】
・名前の最後に4桁の数字+英語の文字列がつく(通称、囚人番号)
・アバターやワールドがアップロードできない(2020年の知識)
・VRChatアカウントに変える際、フレンドなどの情報が消える(2020年の知識)
この、囚人番号がついてると…
荒らし用の捨てアカウントだと思われ警戒されます。
個人的に…
・囚人番号付き
・プレイランクが「Visitor」
・デスクトップでプレイ
このセットが初心者向けワールド以外に居ると黄色信号。
荒らしかなと思って、積極的に避けたり、無視します。
なので、ちゃんとVRChatをプレイする方は公式でアカウント作成。
そこからログインする形でプレイしてください。
以上が、アカウント作成に解説です。
ソフトのインストール
VRChatのソフトをインストールします。
↓まず、Steamというゲーム管理ツールをインストール。
↓その後、VRChatをSteam内でインストールする形です。
VRChatを持って無くても「ゲームをプレイ」を押せば、インストール画面が出てきます。
あとは指示に従って必要なモノを入れていくだけです。
必要なモノがすべて揃った状態で「ゲームをプレイ」を押すと起動します。
あと、VRモードで起動する方は「Steam VR」も必要になります。
これは、VR機材とパソコンを接続するために必要なソフトです。(無料)
これでVRChat自体はプレイできます。
以上が、ソフトのインストールについての解説です。
初期アバターをセットする
VRChatを起動したら、まずVRChat側が用意してるアバターを使う事をおすすめします。
運が悪いと、自動で宇宙人や西郷さんみたいな人になってたりします。
そして、あまり変な見た目だと…
後で紹介する初心者案内で人が寄ってこない可能性があります。
変なアバター過ぎると、荒らしと間違えられる可能性があります。
一番無難なのは美少女アバターです。
結婚式に着ていくコスプレ(礼服)だと思って美少女になりましょう(?)
VRChat側が用意してる初期アバターは…
VRChat Homeワールドの中央部分で設定できます。
左側のボタンで気に入った子を選択するだけです。
宇宙人やケモノ系は荒らしと疑われる率がやや上がります。
あとVRChat向けアバターはBoothなどで売られています。
そして、売られてる3Dモデルは試着用の誰でも使えるモデルが用意されてる事があります。
俗に言うSampleアバターと呼ばれるもので「Sampleの文字」や「告知」が消せない形で入ってます。
これを初手で着ていく事もできますが…
サンプルアバターを使って、初心者案内を受けに行こうとすると…
あまりにも、VRChatを知りすぎているので、逆に荒らしだと警戒されます。
Sampleアバターの入手方法は、人からコピーして貰うか…
アバターミュージアムみたいなワールドに行きコピーするかのどちらかです。
この2つはどちらも、ある程度VRChatを分かって無いとできないと思います。
なので「あれ、初心者のフリをしてる? もしくは荒らし?」と
ちょっと疑問に思われます。
以上が、初期アバターをセットするの解説です。
VRChatのプレイ方法を学ぶ
初期アバターで最低限の見た目を整えたら、VRChatをプレイするための方法を学びに行きます。
こちらは[JP]Tutorial worldに行くのがおすすめ。
ここに行くと、運が良ければVRChat経験者の方が初心者案内をしてたりします。
なぜか分かりませんが…
一部の経験者は初心者案内にハマる人が居ます。
そのような人が、初心者案内をしてくれます。
…ちなみに、お金は取られません。
(VRChatは貨幣無しの善意で回ってる所があります)
ワールドへの行き方は…
デスクトップの方は、Escキー → 「ワールド」を選択。
VRの方は機材によってボタンが変わるので…
ついてるボタン全部を一通りボタンを押して、開いてください。
(VRコントローラーはボタン数が少ないので、適当に押してれば当たります)
左上で「ワールドを検索」を選択。
「jp」と入力して送信。
すると[JP]Tutorial worldが出てきます。
こちらを選択。
そして、右側から人が多そうなインスタンスを選択。
その後「入る」を押すだけです。
右側で、とりあえず人が多そうな所をクリックして「入る」を押せばOK。
あとは中を見れば何とかなるはず…。
【インスタンスについて】
通信負荷の問題で、VRChatのワールドには "定員" みたいな概念があります。
この定員以上の人数でワールドを使うにはどうすれば良いでしょうか…?
→ その答えが「ワールドを分ける」です。
ワールドを分けて、中にいる人を違う状態にすれば30人以上でも同じワールドを使えます。
この "分けられたワールド" をインスタンスと言います。
なので、同じインスタンスでない限り…
同じワールドに居ても、同じ人に出会えないので注意。
あと、中にいる人の数は右側の所で表示されてます。
あとは、あなたが日本人であるかどうかのチェックがあります。
回答は、扉に突撃すればok。
この日本人判定クイズは…
太古の昔、日本人コミュニティに海外の人が来て荒らされてた頃の名残です。
あとは、このワールドにある解説を読めば何とかなると思います。
以上が、VRChatのプレイ方法を学ぶの解説です。
日本人コミュニティを見つける
操作方法を覚えたら、次は日本人コミュニティー探しになります。
居場所が無いと、VRChatは続かないです。
そこで、おすすめなのは「イベント参加」です。
↓開催されてるイベントは「VRCイベントカレンダー」や「Wonder Note」などで確認できます。
このイベント参加も基本は、お金は取られません。
(VRChatは貨幣無しの善意で回ってる所があります)
具体的なイベントの参加方法はこちらで解説。
イベントに参加しても上手くいかなかった、喋れなかった方は…
自分でイベントを主催するのがおすすめ。
【イベント開催のメリット】
・自分の事が苦手な人や合わない人は自然と去っていく事
・受動的にコミュニティに参加できる
・時間の自分で決めれる
・join戦争やjoin先を探さなくていい
「イベント参加」は自らが能動的に “話しかける” 形で必要があります。
これができないと、高確率で会話の輪に入れず終わります。
この「輪に入る」が苦手な人はイベント主催がおすすめ。
テーマを工夫し、やる事を減らせば自分に関係ある人が定置網式でやってくる形になります。
そして主催なので、特に何もしなくても話しかけられる形になります。
↓イベントの開き方などはこちらで解説。
あと、誰でも入れるオープンな場所「Public」に行くという選択肢もあります。
有名なのは「FUJIYAMA」や「NAGiSA」や「ポピー横丁」など。
FUJIYAMAは、頭上に表示する用のタグがあり初対面でも会話しやすい仕様になってます。
こちらを付けて交流することもできます。
が… Publicは、荒らしや悪意のあるユーザーに出会う可能性が高いです。
なので、おすすめしません。
疫病やバズなどの効果でユーザーが急増した後は特に荒れやすいです。
おすすめはしません。
イベント参加なら運営が居るので最低限の荒らしは取られてます。
(怪しい名前、アバターのサムネの人はフレンド申請を通さないなどで対処)
なので、できるだけイベント参加がおすすめ。
以上が、コミュニティーを探すの解説です。
あれば良いかなというモノについて
無くてもプレイできますが…
VRChatを楽しみ続ける上で、あれば良いかな思うモノは下記。
・VRChat外でも繋がるツール、SNSなど
・VR機材を用意する
・自分のアバターを用意する
こちらを解説していきます。
VRChat外でも繋がるツール、SNSなど
コミュニティができると、良くも悪くもVRChat以外で繋がりを持つ事になります。
主な繋がり先は「Twitter(X)」と「Discord」です。
・Twitter(X)
→ 普通にSNSとして使われる
→ 広く浅い交流の場になる
→ 一部のTwitterの時代に戻しての過激派はMisskeyというSNSを使いだす
・Discord
→ 個人の連絡用に使われがちなアプリ
→ 深い交流になる
→ 仲良しグループができるとDiscordのサーバーができる(グループチャット)
この2つはやっておくと良いかもしれません。
ただ、強制では無いです。デメリットもあります。
【SNSのデメリット】
・SNSとVRで性格の解釈が不一致になって困る
・人との争い、お気持ちバトルが起こる、それに巻き込まれる
・あんまり合ってない人のフォローを外せない
・フォロー整理すると、その後で合うことがあるので気まずい
・SNSはそもそも人の幸福度を下げる効果がある
なので、あえて「Twitter(X)」はやらないという人も居ます。
Discordは… あった方が良いかなと思います。
技術的な事が分からない
→ 参考リンクを送るね!みたいな流れで送り先が無くなるので
以上が、SNSでVRChat外でも繋がるの解説です。
VR機材を用意する
VR機材があると、没入感が上がります。
たぶん、その意味をVRChat上で体感しない限り… 購入は考えなくて良いと思います。
VRChatやって、欲しくなってからで良いと思います。
2024年9月現在、ゴーグル+コントローラおすすめは下記。
【Quest 3】
・現状、一番マシかなと思えるVR機材
・ただ、これが最高というモノではなく妥協点
・指が動かない
・コントローラーを置くと手の位置がズレるなど安定性が悪い
・画質はValve Indexの方が上(それ以外はIndexの方が良かった)
・そこそこの値段(9万ぐらい)
【Valve Index】
・2019年頃に登場した、一昔前の最高機材
・指が動くのが特徴
・現在、公式が発売停止中
・買うなら、中古を探す形になる
・強度に問題があり、現在壊れてValve Index難民が溢れかえってる
・一昔前の機材なので、将来サポートが終了するかもしれない
・それ以外にも、VRChat以外のVR系ゲームが動かない事がある
・高価(当時14万ぐらい)
・Valve Index2は出る予定が無い様子
【Quest Pro】
・高価なVR機材(15万ぐらい)
・アイトラッキングという目を動かす技術が使える
・ただし、アイトラッキングは人間側が扱うのが難しい
・センサーが拾いすぎて、余計なまばたきは入ったりする
→ どうしても、目を動かしたい人向け(Vtuberなど)
【PICO 4】
・中国製の安価VR機材
・Quest 3とだいたい同じ性能
・ただし、サポートが弱い(ほぼ機能してないらしい)
【Quest2】
・一昔前の安価で始める用機材、再安値で始めるなコレ
・型落ちなので、将来サポートが終了する可能性あり
・Quest3の安価版、Quest3 liteが出るとうわさされている
※Quest3 Liteはリークサイト(?)情報なので信用性は低いです
個人的に、おすすめしたくないですが…
現状「Quest 3」が一番まともといいますか、妥協点になると思います。
正直に言うと、2022年からVRChatユーザーが満足する製品が市場に無い状態です。
VR機材関係。
2022年ぐらいから退化する方向に進んだ…。
(Valve Index2が出なかったのが最大の退化+残念ポイント)
このあたりは、こちらでまとめてます。
そして、足と腰を動かしたい人はViveトラッカーを買ったりします。
(1個2万円程度)
これを、このようなベルトを買う or 接続機材を自作して付ける形になります。
付ける場所は「右足、左足、腰」の3か所が主流です。(つまり、この時点で6万強ぐらいかかる)
そして、トラッカーで位置情報をとれるようにするための「ベースステーション」が必要になります。
(1つ2万ぐらい、2台使用が主流、4台で安定)
ベースステーション → 赤外線を放出。
トラッカー → 赤外線を受け取り、位置情報をPCに返す。
そんな感じの機材です。
(トラッカー単体では動かない事だけ理解してもらえればOK)
このような機材を使った人をフルトラッキングの略で「フルトラ」と言ったりします。
このフルトラは、ベルト装着の手間や装着感に慣れれるかなどの適性が必要になります。
なので、買って使わなくなる人と、そのまま使い続ける人に分かれます。
私は昔、Haritora Xというベンチャー系の機材を使ってましたが…
装着が手間すぎたのと、センサーがちょっと微妙だったのでメルカリ行きしました。
あと、ダンサーの人は胸、両ヒジ、両ヒザにもトラッカーをつけるようです。(+10万)
このような付け方を11点トラッキングと呼ばれます。
(顔1、胸1、腰1、手2、足2、ヒジ2、ヒザ2 = 11)
さらに、ベンチャー系をあされば様々なVR関連機材が売られてると思いますが…
こちらは、個人的におすすめしません。
ベンチャー系VR機材、いい思い出が無いと言いますが…
個人的に、製品未満レベルが多いんですよね…。
・Haritora X → 動いたが、動作までものすごく大変だった(2021年ぐらい購入)
・某社の指動かすやつ → 購入2日目で機材が折れて終了(2024年ぐらい購入)
なので、ベンチャー系VRの機材はそこそこエンジニア力が高く…
軽度なハード系の故障ぐらい自分で治せる人向け。
(一般人は持て余すと思います)
VR機材を用意するの解説です。
自分のアバターを用意する
VRChat内のアバターでも “使えます” が…
多くの人は、VRChat向けアバターをBoothで探して購入します。
無料のモノもあるので、アップロードなどを体験したいだけなら…
リュージュちゃんなどがおすすめ。
ただリュージュちゃん、若干アバターの作りが特殊なので…
アバター改変はちょっと扱いにくいです。
それ以外のモデルは…
Boothで「3Dキャラクター」などを調べて、自分で選んでください。
あとは、アバター改変で衣装やアクセサリーを追加する流れです。
以上が、自分のアバターを用意するの解説です。
まとめ
今回はVRChatの始め方、プレイに必要なモノについて紹介しました
・VRChatはそこそこの性能があるPCがあればプレイできる
・最低限必要なモノは「アカウント」と「ソフトウェア」
・アカウントはVRChat公式から作る
・ソフトは「Steam」というゲーム管理ツール経由で入れる
・初期アバターをセットしてJP Tutorialワールドに行き操作を覚える
・あとは、イベントなどに参加して日本人コミュニティを見つける
また、他にもVRChatについてまとめてます。
ぜひ、こちらもご覧ください。
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