はじめに
今回は「VRChatとは何か?」や「楽しみ方」について解説します。
VRChat初心者の方やこれから始める方向けの記事です。
VRChatそもそも解説であり、始め方の解説では無い事に注意してください。
↓VRChatの始め方はこちらで解説。
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そもそもVRChatとは
私なりの定義は下記。
色んなユーザーが3DCGの空間で思い思いの過ごし方をする場所
正確に言うと、VRChatはVRChat Inc.社が出している基本プレイ無料のゲームです。
ジャンルはMMOになります。
【MMOとは?】
・MMO = Massively Multiplayer Online
→ 色んなユーザーが多数同時接続するゲーム
一般的にMMOと呼ばれるもの、ネトゲは 「MMO “RPG”」です。
FF14などがその例です。
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そして、VRChatはRPGが無い “MMO” になります。
つまり、FF14などのネトゲからRPG要素の戦闘やレベルアップなどを取ったものと考えてください。
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ちなみに、現役VRChatプレイヤーからすると “ゲーム” という表現に少し違和感があります。
VRChatはゲームというより「日常」や「人生の延長」という立ち位置になります。
VRChatの楽しみ方
VRChatの主な楽しみ方は「コミュニケーション」です。
MMOの強みを生かした、様々な人とのコミュニケーションが主流な楽しみ方になります。
では、LINEやDiscordなどの通話、コミュニケーションアプリで良いのでは?
と思うかもしれません。
このような、コミュニケーションアプリとの違い下記。
・空間という "ワールド" の要素がある
・人物の見た目という "アバター" の要素がある
・"ワールド" や "アバター" を自分で作って動かせる
・"声" を出さなくても、人と交流できる(体の動き、筆談などの仕組みがある)
なので100%人とのコミュニケーションで楽しむわけでは無く…
アバターやワールド制作といった楽しみ方をする人も居ます。
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ようするに、美少女になれるマインクラフト。
+コミュニケーション付き。
ちなみに、声を出さない人は「無言勢」と呼ばれたりします。
ワールドにもよりますが…
筆談ができるペンやキー入力が用意されてるので、無言でも楽しめます。
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チャットボックスで文字を送ることもできます。
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このような、無言勢の人がVRChatでコミュニケーションを取る方法はこちらで解説。
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無言勢の方は動き、ジェッシャーが育っていく印象
なので、下記の3つが主軸の楽しみ方になります。
・コミュニケーション関係の活動
・アバター関係の活動(使用+制作)
・ワールド関係の活動(使用+制作)
この3つを掘り下げて解説していきます。
コミュニケーション関係の活動
コミュニケーション関係の活動、楽しみ方は主に下記。
・イベント参加
・公共の場で不特定多数の人と交流
・イベントを主催
・いつのもメンバーの所に行く
・イベントのスタッフorキャストになる
・初心者案内
・VR睡眠
・撫で界隈
こちらについて、解説していきます。
イベント参加
VRChatには様々なイベント、集会が開かれてます。
そこに行くと、簡単に日本人と合えます。
↓開催されてるイベントは「VRCイベントカレンダー」や「Wonder Note」などで確認できます。
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VRCイベントカレンダーは掲載数が多いが、検索不可
→ 今から入る時に、何かやってないかな~と見るのに向いてます
Wonder Noteは掲載数が少ないが、検索可能
→ ちょっとおしゃれなWEBサイトでイベント確認ができます。
具体的なイベントの参加方法はこちらで解説。
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あとはTwitter(X)で検索するのも1つの手です。
「VRChat 初心者向け交流会 イベンド」のようなワードを入れると出てきます。
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イベントを “検索” で調べたいならTwitter(X)が良いかなと思います。
VRChatユーザーの方は、Twitter(X)を使ってる人が多いです。
興味があるイベントが見つかれば、参加方法を見ながら参加します。
1からコミュニティを作りたい場合、
イベント参加が一番早い方法だと思います。
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多くの場合、主催者の方にフレンド申請を送る形になってます。
主催してる人は慣れてるので、気にせずフレンド申請を送って大丈夫です。
ただし荒らしっぽい名前やアバターだと、承認されないことがあります
あと、合わないと思った場合、入って5分で落ちたりしても大丈夫です。
以上が、イベント参加についての解説です。
公共の場で不特定多数の人と交流
イベントよりも自由な時間で、多くの人と交流する楽しみ方をする人も居ます。
そのような方は、Public(パブリック)と呼ばれる誰でも入れるワールドに行きます。
【Publicワールドの注意点】
Publicは誰でも入れます。
なので "荒らし" 的な人もやってくる可能性があるので注意。
荒らしを排除する "運営" という仕組みがある点で…
イベント参加の方が迷惑行為の被害には会う確率は低いと思います。
//ーーーーー
【主な荒らし被害の例】
・騒音
→ 音がうるさいアバターで暴れまわる
・視界ジャック
→ 視界に強制的に妨害エフェクトを発生させる
・アバターリッピング(抜き取り)
→ アバターをデータゲームから抜き取る行為
→ 荒らしユーザーの方と同じワールドに入った時点でアウト
有名なパブリックワールドは「FUJIYAMA」や「NAGiSA」や「ポピー横丁」などがあります。
このようなワールドに人が居そうな時に行き、不特定多数の人と交流する流れです。
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ただ、荒らしじゃなくても距離感がつかめない人が居たり…
話題に困ったりするので…
イベントが無い時間にVRChatで活動したかったり…
“話術を磨きたい” みたいな意識高い人向け。
人との交流がしたいなら、イベント参加をおすすめします。
以上が、公共の場で不特定多数の人と交流についての解説です。
イベントを主催する
VRChatはだれでも自由にイベンドを開くことができます。
イベントを開催するメリットは下記。
【イベント開催のメリット】
・自分の事が苦手な人や合わない人は自然と去っていく事
・受動的にコミュニティに参加できる
・時間の自分で決めれる
・join戦争やjoin先を探さなくていい
「イベント参加」や「Public」は自らが能動的に “話しかける” 形でコミュニケーションを取る必要があります。
これができないと、高確率で会話の輪に入れず終わります。
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そしてVRChat引退へ…。
この「輪に入る」が苦手な人はイベント主催がおすすめ。
テーマを工夫し、やる事を減らせば自分に関係ある人が定置網式でやってくる形になります。
そして、イベント主催者なので “輪に入れない” 可能性も少ないです。
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お昼に開催してるイベントは現時点で150回ぐらい開いてます。
そのうち、主催がはぶられて運営放棄したのは1~2回ぐらいです。
さらに、自分の事が苦手な人や合わない人は自然と去っていくので…
自分がそれなりに居心地が良い、苦でない空間ができあがります。
↓イベントの開き方などはこちらで解説。
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最初に居たコミュニティーが別ゲー移動。
2つ目のコミュニティはお砂糖関係で荒れて行けなくなる。
他コミュニティは無し。
そして、1からコミュニティを探しても…
プレイ歴が長いので警戒される。
初心者の人とも混じれない。
他のコミュニティに行こうとしても、既に “場” ができてて混ざれない。
イベントに行っても人と話せない。
もうVRに居場所が無いのかなと思って、半年ぐらい引退した後に…
孤独すぎて病み始めて、イベントを開き始めました。
(仕事を辞めて、家で半ニートみたいな暮らしをしてるので、親以外の交流が無かったです)
そして、今は何とか新しいコミュニティを見つけてVRChatには入れてます。
こんな状態でも、やり直しがきくのがイベント開催です。
スタートより、やり直しの方がキツいので… そんな人にもおすすめ。
以上が、イベントを主催するについての解説です。
いつのもメンバーの所に行く
これまで紹介した「イベント参加や主催」や「Public」に行き続けると…
仲良しグループみたいな関係ができてます。
プレイスタイルにもよりますが、そのような居場所を見つけられると
だいたい、そこにしか行かなくなります。
そのようなグループができると「ちはるーむ」や「SuRoom」みたいなホーム系ワールドで過ごす感じになります。
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あと、場所によってはDiscordサーバーもできて、10~40人ぐらいのグループになったりします。
そして、VRChatに入らず麻雀やなどの別ゲーが始まったりしてVRChatに入らなくなったり…
人が増えて、人間関係のアレコレが起こりグループが分かれたり、居場所が無くなったりします。
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VRChatを4年ぐらい続けて一番感じたことは…
人との “縁” にも寿命があるという事です。
なので、1コミュニティに依存しすぎると、そこが無くなった時の痛みが大きくなります。
どれだけここだと思える仲良しグループがあっても…
縁の寿命が来ることを見越して、ある程度人間関係のリスク分散をする必要があります。
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一部の人は、VRChat上で恋愛 → 疑似結婚(お砂糖)をし始めます。
これは、個人的におすすめしません。
説明しなくても… その時が来れば、嫌でも理解すると思います。
はい。
以上が、いつのもメンバーの所に行くの解説です。
イベントにスタッフorキャストで参加
慣れてくると、イベントに参加するのではなく運営側で参加することもあります。
自身が主催になるわけでは無く、そのイベントのお手伝いをする形です。
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細かな言葉の違いは、それぞれのイベントで違いますが…
・スタッフ → 雑談系のイベントなどの運営のお手伝いをする人
・キャスト → ダンスや演じる系のイベントの “演者” になる人
みたいな、差があります。
(場所によっては呼び方逆だったり、混ざってたりします)
【イベントスタッフでやる事】
・主に会話中心のイベントなどでの運営お手伝い
・雑談系、バー、カフェ、技術者交流会的なイベントに多い
・何かを "演じる" や "パフォーマンス" するみたいなことは無い
・場の主役的になる事は少ない
・主に進行の一部に携わるイメージ
【イベントキャストでやる事】
・ダンスや演じる系、ロールプレイ系イベントのお手伝い
・何かを演じたり、パフォーマンスをしたりする
・場の主役的になる事が多い
・イベント企画の要素に組み込まれるイメージ
初心者案内
これは、ある程度慣れてる人向けの楽しみ方です。
不特定多数の人と交流の延長なのか…
VRChat初心者の方に操作方法を教える “初心者案内” の活動にハマる人が居ます。
VRChat初心者が行くワールド[JP]Tutorial world などで行われてます。
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これは、ちょっと私は楽しさが分からなかったので…
これ以上解説できません。
(あと、歴が長すぎて今時のVRChatに私が対応できてないという問題もあります)
逆に言うと、初心者の方はこのワールドに行けば初心者案内してもらえる可能性があります。
なので… 操作方法が分からないという方はこちらに行くことをおすすめします。
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以上が、初心者案内についての解説です。
撫で界隈
VRChatには “撫で” という文化があります。
これはVRChat上で行われる相手の顔(ビューポイント)などを触るor触られるコミュニケーションです。
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これはVRを体験しないと分からないと思いますが…
視覚情報から、脳が “触られた” という感覚を得ることによって成立する
スキンシップ的なコミュニケーションと考えてください。
イベント、野良(パブリック)、いつものメンバー、など様々な場所で行われてます。
「なでなでしてほしいのですっǃǃ」みたいな、パブリックのマッチングワールドもあります。
↓撫での詳細は、こちらをご覧ください。
あとは… それの延長で過激なスキンシップをしてる界隈もあるので注意。
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間違って、Just Matching Chihaya Room JPやJust H Partyなどに行かないでくださいね。
絶対にですよ?
以上が、撫で界隈についての解説です。
VR睡眠
ある程度の所まで行くと、VRゴーグルの装着感に体が慣れます。
そして、一部の人はVRで睡眠し始めます。
いつものメンバーから、VR睡眠する人が現れだしたり…
VR睡眠マッチング いっしょに寝ようよ あたりで、寝る人を探したりする形です。
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また、フレンドがはいれるワールドを自分で立てて寝る。
そして、寝てる間にフレンドが来て書置きメモを残すみたいな文化もあります。
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このような楽しみ方もする人は居ます。
以上が、VR睡眠についての解説です。
アバター関係の活動
アバターとは、VRChat上で活動するための自分や他人と言った人物の “姿” です。
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アバター関係の活動、楽しみ方は主に下記。
・アバター改変
・おはツイ(撮影+投稿)
・アバター制作
・ダンスやパフォーマンスなど
こちらについて、解説していきます。
アバター改変
一般の方向けの、アバターを “作る” 楽しみ方です。
既存のアバターを買って、色や衣装などを着せ変える方法です。
まず、Boothなどでアバターを入手します。
無料で試したいなら、リュージュちゃんなどがおすすめ。
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ただリュージュちゃん、若干アバターの作りが特殊なので…
改変用アバターとして扱いにくいです。
有料だと「桔梗ちゃん」あたりがおすすめ。
(改変用衣装が多く作られているため)
そして、こちらのような方法でまずアバターをアップロードします。
これは、アバター改変用ツールのUnityなどを覚えるのが狙です。。
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Unityは本来ゲーム制作用のツールです。
これを使って、VRChatのアバターはアップロードして表示してます。
…つまりVRChatユーザーの多くは、ゲーム制作ツールを必修科目的な感じ覚えて使えるようになったニュータイプ的な存在という。
(ダメな人はこの時点で離脱するので、人が選別されていく)
アップロードが終わりましたら、3DCGやペイントツールの操作などを覚えてアバターを改変します。
比較的簡単な “色” を改変するところから始める人が多いです。
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色 = テクスチャと呼ばれる画像に書かれています。
なので、その画像を探し、ペイントソフトなどで “画像の色” を操作するだけ。
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具体的なやり方はこちらで解説。
↓ブログは「Clip Studio Paint」を使用。
↓こちらの動画では、無料で使えるペイントソフト「Krita」を使った方法を解説してます。
そして、次に簡単なのはアクセサリーの追加です。
Boothなどで、アクセサリーモデルを検索して入手します。(購入など)
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そして、アクセサリーはキャラクターの動きを制御する “ボーン(骨)” の中に入れて動かす形になります。
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もちろん、このアクセサリーも色改変可能。
↓具体的な方法は、こちらで解説。
このあたりは簡単です。
そして、慣れると衣装などの3Dモデルを買って着せ変えたりするようになってきます。
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↓ちょっと古い動画ですが… 衣装改変はこちらで解説してます。
あとは表情や動き、衣装のオン/オフなどの「ギミック」と呼ばれるものを作ることもあります。
↓これは、こちらの記事をご覧ください。(かなり大変)
そして、作ったアバターは普通に使ったり…
MMDダンスワールドで動かして楽しむみたいな使い方がされます。
↓は製作途中のアバターを動作確認のためにMMDで動かしてる例。
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↓MMDダンスワールドは、このような所に行くだけで動かせます。
以上が、アバター改変の解説です。
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アバター改変界隈は “買って使う” のが好きな人が多いです。
→ お金がかなり飛びます。
・モデル相場 → 5000~8000円
・衣装相場 → 100~3000円
・アクセサリー相場 → 100~1000円(モノによる)
そして、ギミック制作やデバッグなどをすると… 時間も飛びます。
おはツイ(撮影+投稿)
VRChatには “カメラ” があります。
そして、アバター改変が好きな人は、自分のアバターを撮影し始めます。(自撮り)
その撮影した画像を、Twitter(X)などのSNSに投稿するのがおはツイです。
おはツイ = おはようツイートの略
ツイート = Xの旧名、Twitterに投稿する事
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この手の投稿をする人は「おはよ~」と言いながら自撮り写真を投稿する人が多いです。
なので、おはツイと呼ばれます。
→ 一部の人は、おはツイをする人をモーニング娘と読んだりします
(メジャーな表現ではないです)
多い人だとフォロワー5000人や1万人行ってたりします。
(セクシー系の投稿多め、そして一部の人は “Fantia” を始め出す…)
VRChatのカメラの使い方や撮影方法はこちらで解説してます。
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以上が、おはツイ(撮影+投稿)についての解説です。
アバター制作
イラストレーターや3DCG作家のような “クリエイター向け” の楽しみ方です。
また、足が羊のような動物形が良いみたいな…
特殊な事情がある方も “制作側” に回ることがあります。
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アバター改変界隈と違って、制作系は “作ることが好き” な人が多い印象。
→ クォリティだけ考えるなら、買った方が早くて良いモノが作れることが多い。
(特殊なスキル、画力などがある場合を除く)
また、アバターを “作る” と “使う” は別スキルなので…
アバター改変をやってる人の方がVRChat向けのUnityについて詳しかったりします。
主なアバターの作り方は下記の2つ。
・VRoidで作成
・Blender+αのツールで作成
一番簡単なアバター制作は「VRoid」を使う方法です。
色んなプリセットから、好きな形を選んで作れます。
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具体的な使い方は、こちらで解説。
あと、ブログの内容をまとめて書籍化したモノもあります。
本の形式で見たい方はこちらもおすすめ。
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ただ、VRoid氏はちょっと作りな作りになると言いますか…
データ的に綺麗な作るを目指す事を考えると1から作った方が良いです。
あと異形系のパーツはVRoidでは作れません。
(羊の脚、サメの尻尾など)
Blenderを使うと、1から3DCGモデルを作れます。
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具体的な作り方はブログだとこちらで解説(全34記事)。
また、こちらの本を1から書いたりしてます。(全496ページ)
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ブログ → 無料で見れますが、基礎解説が少なめ。
また、バージョンが3.0系と4.0系が混ざってるので、その辺りを上手く対処できる人用。
本 → ブログの後に書かれた解説内容。
1からBlenderを使う人を想定してるので、基礎解説が充実。
そして、ブログの内容を元に改善して執筆したので…
こちらの方が分かりやすくて無駄がないです。
↓本については、こちらで紹介してます。
(結構な鈍器、厚みがある本になります)
以上が、アバター制作についての解説です。
ダンスやパフォーマンスなど
作ったアバターの使い方として、ダンスやパフォーマンスをする人が居ます。
ダンス練習用のワールドやイベントがあったりして、1からスタートする人が多いです。
そして、ダンスを覚えた人はイベントのキャストで踊ったり…
TikTokやYoutubeに動画を上げたりします。
パフォーマンスはVRChatのギミックを使った “動き” でなにかを表現する活動です。
VRChatの中で野良やキャストで活動したり、一部の人はネットに上げてたりします。
あと、パーティクルという機能を使ってライブをする人も居ます。
ライブという名前ですが、やってる事的にはボカロPVの360°版みたいなイメージです。
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有名な既存楽曲が使われがち。
ニコニコ動画的な文化の延長で、権利周りは目をつぶってる感じかな…?
と思います。
そして、運が良ければ収益化みたいな流れです。
以上が、ダンスやパフォーマンスなどの解説です。
ワールド関係の活動
ワールドとは、VRChat上で活動するための “空間” です。
ワールド関係の活動、楽しみ方は主に下記。
・ワールドツアー
・ゲームワールドに行く
・ワールド制作
こちらについて、解説していきます。
ワールドツアー
色んなワールドを巡る活動をワールドツアーと呼びます。
VRChat初心者~中級者向け。
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VRChatには「VRC初心者ワールドツアー」というイベントもあるようです。
↑のリンク → 検索先を「アカウント」にすると、スタッフの人が分かります。
そこから情報を取ると参加できると思います。
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VRChatに慣れてくると、ほぼ決まったメンバーや決まったワールドしか行かなくなるので…
ワールドツアー的な事をする機会は減ります(やる人は月1ぐらいでやってます)
以上が、ワールドツアーの解説です。
ゲームワールドに行く
VRChatにはゲームができるワールドがあります。
そこに行って楽しむ遊び方です。
有名なモノだとUdon セイバーという音ゲーや…
FPSや人狼系のゲームがあったりします。
他にも、謎解きやホラーワールドなどのゲームもあります。
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たぶん、ゲームストアで2000円以下のゲームを買うなら…
VRChatのゲームワールドの方がクォリティが高い。
以上が、ゲームワールドに行くの解説です。
ワールド制作
ワールドは “使う” だけでなく “作る” 事もできます。
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主にワールドを作る理由は下記の2つ。
・イベントなどを主催し、専用のワールドが必要になった時
・完全な趣味で綺麗なワールドやゲームを作りたい時
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ワールドは、アバターやアクセサリーみたいな3Dモデルを作って
収益化するみたいな道が無いので…
完全に趣味で作ってる人が多いです。
イベントも収益化性はほぼ無いので趣味です。
イベントの場合は、コミュニケーションが能動的に作れるメリットがあります。
ワールドを作ると、専用のタグマーカーを用意できたりします。
なので… イベント用のワールドを作るメリットは大きいです。
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なので、私は本当に最低限の実装でワールドを作りました。
壁や天井作ったら、暗くなったので床だけ用意した形です。
↑こちらの動画では、ワールド制作用のテンプレートを配布してます。
さらに、それを使ったワールド制作の方法も解説。
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初心者の人が1から作るスタート向けの内容。
先ほどのタグについては、こちらで解説。
あとは… VRC_WCIみたいなワールド制作のコミュニティに参加。
交流して技術を上げる形になります。
以上が、ワールド制作についての解説です。
VRChatを活用するメリット
VRChatを活用するメリットは下記
・人との交流にかかるコストを安くできる
・時間や場所の制約が減る
・現実ではできない体験ができる
こちらについて、解説します。
人との交流にかかるコストを安くできる
VRChatはそこそこ性能があるPCを用意できれば、基本プレイは無料でできます。
しいて、使うモノがあるとすれば “電気代” ぐらいです。
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VRChatはデスクトップモードであればVR機材無しでプレイ可能です。
VR機材は没入感を上げたい時向け。
現実世界で人と会う場合、コミュニケーションのためのコストが必要になります。
コスト = お金+時間+精神的なモノです。
【金銭的なコスト】
・飲み会などの "場所代"
・場所に行くための交通費
【時間的なコスト】
・場所に行くための時間(電車などの移動時間)
・場所による時間的な制約
(自由なタイミングで抜けれない+終電などの限界が決まってる)
【精神的なコスト】
・飲み会の場合、お酒が飲めない人間は居ずらい
・勉強会の後の交流会はいろんなところで話し声がするので聞き取りづらい+疲れる
VRChatでVR機材を用意すれば、体面に話してる近い感覚を得られます。
さらに、それなりに技術が強い人が選別されてるので良い人に出会いやすいです。
飲み会に行くと場所代+交通費で4000円ぐらいします。
なので10万ぐらいのVR機材を買ったとしても…
25回ぐらい人との交流を楽しめば元を取れます。
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100,000÷4,000 = 25
ちなみに8万の機材はQuest3+拡張パーツを想定。
無料で参加可能な勉強会だと… 交通費で往復1000円として
100,000÷1,000=100回。 普通に100回ぐらいは使います。
このような事を考えると、全体的にVRの方がコストが安いと思います。
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コストが安いので、合う頻度を上げやすい。
→ 交流が深まるペースが速い
人との交流にかかるコストを安くできるの解説です。
場所や時間の制約が減る
VRChatはインターネットさえあれば、プレイ可能です。
なので47都道府県の全ての場所でプレイ可能。
さらに、仲良くなれる機会は少なめですが “海外” の人と交流できます。
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海外の交流ワールドに行けば、普通に合えます。
合えますが、どうしても文化や言語などの壁があるので…
仲良くなれる確率は低く、自然と日本人は日本人だけで集まる形になります。
さらに、いつでもアクセスできるので時間的な制約が減ります。
→ 酷い時だと深夜4時に集会が開かれたりします。
このような要素もメリットの1つです。
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この、時間や空間的制約が低い点で、精神、身体の障がいを持ってる人も参加しやすく…
他の場所に比べて、そのような障がい者に出会う確率もやや高めです。
(鬱病、経験者などが多い)
以上が、場所や時間の制約が減るの解説です。
現実ではできない体験ができる
VRChatはゲームの世界、悪く言えば空想の世界。
すべてが作りモノの世界です。
なので、現実を超えた体験ができます。
【現実を超えた体験の例】
・美少女アバターという存在になれる
・サイズ差を体験ができる(身長3mや、50cmなど)
・戦闘機などに乗れる
…など
このような、現実ではできない体験ができるのもメリットになります。
VRChatを活用するデメリット
VRChatは万能というわけでは無いです。
もちろん、できない事やデメリットも存在します。
【VRChatを活用するデメリット】
・視覚と聴覚以外の刺激が無い
・旅行などは "実体験" に負けるところがある
・マイナーなモノは作り込まれてない
こちらについて、解説します。
視覚と聴覚以外の刺激が無い
VRデバイスにあるのは「ディスプレイ」と「スピーカー」です。
なので、基本は視覚と聴覚以外の刺激が無い事になります。
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温度を感じるデバイスがベンチャー企業から出てたり、
Just H系で、遠隔操縦の装置を使って触覚を再現したりする例はありますが…
一般的に普及してないので、ここではないモノとします。
このような、視覚と聴覚以外の刺激が無いのはデメリットになります。
先ほど紹介した、撫で体験のようなモノは…
視覚で脳が “触られた” と錯覚する回路ができ上ってるからこそ成り立ちます。
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このような、疑似的な触覚は「VR感度」や「ファントムセンス」などと呼ばれます。
そして、これを習得するのにある程度のプレイ時間が必要になります。
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どうやって芽生えるかは人それぞれです。
また、どうやっても芽生えない人も居ます。
ある種の暗示や催眠術のかかりやすさ、みたいなモノが必要になります。
触られてるという感覚以外にも…
人によっては、痛み、暑さ、味、匂いなどを感じることがあるようです。
なので、VRを楽しめるかは… 個人差がある所もあります。
以上が、視覚と聴覚以外の刺激が無いの解説です。
旅行などは “実体験” に負けるところがある
VRは良くも悪くもすべてが “作られた” 世界です。
なので本当の意味での “自然” なモノは存在しません。
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旅行に行くと本当の “自然” があります。
この自然を “感じる” 部分はVRChatが負ける所になります。
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マイナーなモノは作り込まれてない
先ほどの本当の “自然” が無いに繋がる所がありますが…
自然界には、マイナーな動植物があります。
このようなモノは、多くの場合注目されておらず…
制作されてません。
VRChatの海の中はこんな感じでソフトコーラルが作り込まれて無いですし…
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ましてや、その上にスミゾメミノウミウシらしき生き物が居たりしません。
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なので、自然を楽しみたいなら現実が良いです。
自然に関してはVRChatは負けます。
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あたりまえですが…
オルトマンワラエビやカッチュウヨコエビも居ません。
そのようなモノを1つ1つ作っていくと動作が重たくなりすぎるので仕方ないです。
なので使いまわされたり、省略されてます。
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この点で、自然系のモノはどうやってもVRは現実には勝てないと感じてます。
以上が、マイナーなモノは作り込まれてないの解説です。
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ただリアルはコストがかかりすぎるので…
結局は、両方とも一長一短。
VRChatはデメリットがあるので使わないという形ではなく…
用途に応じて使い分ける形になると思います。
VRChat引退のよくあるパターンと対処法
最後に、これまで見て来たVRChatよくある引退パターンと対処法ついて紹介します。
主な引退理由は下記。
・コミュニティを見つけられない
・コミュニティ―全体が別ゲームに移動する
・人間関係のトラブル
・リアルが充実している
・個人的な事情
こちらについて、解説していきます。
コミュニティを見つけられない
まず、VRChatを始める上で一番の壁が “居場所作り” です。
ここが上手くいかない人の多くは、辞めていきます。
ちょっと古い記事ですが、VRChatはかなり離脱率が高いようです。
多くの人は1時間少々で飽きるが、ハマった人はとことん沼る。
そして、プレイし続ける。それがVRChat。
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最新の情報を調べようと思い、2024年8月版のSteam DBを見ましたが…
プレイ時間の中央値の表示が消えたようです。
(なので、Sunaさんの記事も2020年で更新が止まってると思います)
この1時間で離脱する原因の多くは「コミュニティを見つけられない」所にあると考えられます。
なので対処法は下記。
・[JP]Tutorial worldで最低限の操作をマスター
・興味があるイベントに行く、通う
・それでも、居場所が作れなかったらイベントを主催する
以上が、コミュニティを見つけられないの解説です。
リアルの方が充実している
私が観測した中で、VRChatでコミュニティを見つけてイベントも主催してる人が居ました。
が… その人は気づけばVRChatを辞めていきました。
考えられる理由は下記。
・辞めた人は旅行好き
・旅行でいろんな場所に行っている
・楽しんではいたが、旅行の方が楽しそうだった
このような人の場合、リアルの方が充実しているのが引退理由と考えられます。
これに関しては… ある意味幸せなので、そのままリア充になってください。
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良くも悪くも、VRChatはそれが無いと生きれない人のインフラ的な側面があります。
精神的な問題があったり、引きこもっていたり…。
以上が、リアルの方が充実しているの解説です。
コミュニティ―全体が別ゲーム移動する
VRChatでコミュニティを見つけ、長い間過ごすと…
自然とVRChat外での連絡手段やつながりを持つようになります。
Twitter(X)やDiscordサーバーなどがその例です。
Discordサーバー
・Discordという通信用アプリで作られたサーバー
・Lineで例えるなら "Lineグループ" 的なモノ
・ビデオ通話、チャット、画像の送信などが可能
・Botを入れて特殊なカスタマイズも可能
そして、Discordサーバーができ上ると…
別ゲーをやり始めたりします。
その画面を配信する形で、VRChat外でゆるくて強固なつながりが完成します。
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麻雀、FPS、ソシャゲ、トラック動かすやつ、作業配信など
そして、VRChat以外でそれぞれが思い思いの活動をしながら交流する。
→ 結果、VRChat要らないじゃん? となり集団で引退するパターンがあります。
【Discord中心コミュニティに移った時に起こるデメリット】
・VR的な繋がりでは無くなるので、距離感がやや遠く感じる
・引っ越し先の "ゲーム" にハマれないと居場所が無くなっていく
・VRChatに残りたい人も一定層居て、コミュニティが分かれる
こちらの対処法はコミュニティのリスク分散です。
1つのコミュニティに依存し過ぎず、寿命が来たらまた1から探す気で居ないと引退する事になります。
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このあたりを経験したので…
どんなに仲良くても「縁には寿命がある」と言い聞かせてる所があります。
以上が、コミュニティ―全体が別ゲーム移動する解説です。
人間関係のトラブル
VRChatは… 精神的に問題がある人も居ます。
なので、人間関係でトラブルが発生し、SNSなどの論争(お気持ちバトル)になることがあります。
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特に、お砂糖関係はお気持ちバトルになりやすい。
やってもそこまでメリットは無く…
制約が増えて、コミュニティを潰す原因を増やすので…
おすすめはしません。
これの対処法は下記。
【交流編】
・人と良くも悪くも深くかかわりすぎない
・人間関係をリスク分散する
・SNSで余計なことを投稿しない
・苦手な人が来たら、縁の寿命が来たと諦めてそっと離れる
【主催編】
・イベント、アバター、ワールド制作に人を巻き込まない
・できることは、可能な限り自分1人でやる
・自分一人でできない事は諦める
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イベントの運営や制作に人を巻き込むと…
トラブルになった時の対応コストや、制作中のモノが権利的に使えなくなったりするので…
そんな問題を考えると、可能な限り全部一人でやった方が良いという答えに行きつきます。
以上が、人間関係のトラブルについての解説です。
個人的なやむを得ない事情
家庭や仕事の事情、韓国の方なら兵役のような理由で引退する人も何人かいました。
・会社を鬱で辞める → 実家に帰る → ネット環境的にVRができない
・疫病が流行る → 時間があるのでVRが入る → 元に戻る → 時間が無くてVRができない
…など。
これに関しては、内容が個別具体的すぎるので “コレ” と呼べるものは無いです。
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突き放すような回答になりますが…
諦めるか、環境を変えるように各自で動いてください。
以上が、個人的なやむを得ない事情の解説です。
まとめ
今回は、VRChatとは何か+楽しみ方について解説しました。
・VRChatは色んなユーザーが3DCGの空間で思い思いの過ごし方をする場所
・主な楽しみ方は「コミュニケーション」
・他にもワールドやアバターと言った要素があり、楽しめる
・ゲームワールドに行けばVRChat内で別のゲームを楽しめる
・飲み会などを考えると、VRChatの方がコミュニケーションのコストは安くなる
・視覚と聴覚以外無いのと、技術的な制約で “旅行” や “自然を体験する” は現実に負ける
・引退理由は「コミュニティが見つからない」のと「人間関係のトラブル」が主
・コミュニティはイベント参加や主催などで探す
・人間関係はトラブルにならない程度に適度に距離を取る
・縁には寿命があるので、ある程度コミュニティをリスク分散しておく
また、他にもVRChatについて解説してます。
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ぜひ、こちらもご覧ください。
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