はじめに
今回は様々な本や研究を元に『幸福とは何か』という考え方を紹介します。
樺沢紫苑さんの幸福の定義
私が一番腑に落ちたのがこちらの本の定義でした。
『幸福=幸福を感じる脳内物質が出た状態』
その中でも主要な幸福物質がセロトニン、オキシトシン、ドーパミン。
・セロトニン=健康
・オキシトシン=人とのつながり
・ドーパミン=達成と報酬
このブログで紹介している幸福論もこの考え方をベースに展開しています。
とても良い本なのでぜひご覧ください。
他の幸福の定義
書籍:幸福の達人の定義
この本の定義は主観的に幸福を感じられる状態。自分で自分が幸せと思えるならAll OKでした。
(めちゃめちゃ緩めの定義と本でも書かれてました)
正直、これぐらいゆるくても大丈夫だと思います。
ポジティブ心理学の定義
この本で紹介されていたポジティブ心理学の定義です。
「意味や目的の深い感覚を伴う喜び」のポジティブ感情を覚える状態と提議。
※ちなみにこの本の筆者は『自分の可能性を追求して、努力する時に感じる喜び』と定義してました。
ポジティブ感情はさらに細分化されていきます。
マーティン・セリグマン博士は『ポジティブ感情』を下記の3つに分類。
・喜び
・夢中になること
・意味を見出すこと
バーバラ・フレドリクソン博士は『ポジティブ感情』を下記の10つに分類。
・喜び
・感謝
・安らぎ
・興味
・希望
・誇り
・愉快
・鼓舞
・畏敬
・愛
このあたりのポジティブ感情を全部まとめたものがWell Being Cycleにあります。
無料で自身の幸福度を測定できるのでおすすめ。
使い方はこちらで解説。
◆幸福度の測定について
幸福度の測定方法は『幸福の感じ方は個人的な主観に基づく』という考え方がベースになってます。
判断できるのは本人しかいなく、自己診断に頼らざるを得ないとされてます。
その中で改善を重ねられ、作られたのが『Well Being Cycle』です。
チクセントミハイの定義
チクセントミハイの幸福の定義は『フロー状態』に入ってる時です。
フローとは時間を忘れる位何かに集中した状態の事。
アドラーの定義
アドラーの定義は『共同体感覚』です。
これは「自己受容」「他者信頼」「貢献感」の3つから成り立つとされています。
今風の言葉に翻訳すると、社会的なつながり、自己肯定感、信頼関係、利他行動(与える事)になります。
樺沢さんの定義で置き換えると、この4つをまとめると『つながりとの幸福(オキシトシン)』と言い表せます。
過去の名著での定義
その他にも歴史の中で語り継がれた幸福論には様々な定義があります。
申し訳ないですが1つ1つ紹介していくとキリが無くなります。
基本的には樺沢紫苑さんの定義『幸福を感じる脳内物質が出た状態』の延長で考えると理解しやすいです。(健康のオキシトシン、人とのつながりのセロトニン、達成と報酬のドーパミン)
興味がある方は調べてみてください。
これらの全ての幸福論を取りこぼさないようにしていくと、形にならないのと、樺沢さんの定義で置き換えれるものがほとんどなので、今回古いモノの紹介は割愛しました。
例:アランの幸福論より一部を置き換え。
・心配事は明日にしなさい → 今ここに注目する → マインドフルネスによるセロトニン的幸福の上昇。
・幸せとは意思 → 幸福を感じる脳内物質を出す努力をする。(なりたいと思うだけではダメ)
・幸せだから笑うのではない笑うから幸せ → 形だけでも笑うとセロトニン的幸福が増える。
※笑うから幸せの起源には諸説あります。
個人的にですが、これが私が樺沢さんの定義を推す理由です。
他の古い文献の幸福論の意味が分かりやすくなります。
まとめ
今回は幸福とは何かという事について紹介しました。
・幸福の捉え方は人によって違う
・私の推しの定義は『幸福=幸福を感じる脳内物質が出た状態』
という事を今回紹介しました。
他にもこの考え方をベースに幸福についてまとめた記事を書いてます。
ぜひこちらもご覧ください。
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