四画と三角ポリゴンの使い分け

3DCG
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はじめに

三角ポリゴンと四角ポリゴンの使い分けとその考え方について紹介します。

結論
基本は全て4角ポリゴンで作成。
ただし4角ポリゴンにも弱点があります。
その弱点の克服の為に三角ポリゴンを使います。

四角ポリゴンの弱点

四角ポリゴンの大きな弱点は三角形の面の解釈問題が発生する事です。
3DCGの四角ポリゴンは一度、三角ポリゴンに変換されて表示されてます。

そして面が四角形の場合、三角ポリゴンの解釈は2通りできます。

さらに3DCGの四角形は立体的な形になる事もあります。

このような立体的な四角形の頂点が動くと面の解釈方向が途中で切り替わります。
すると不自然にガタガタした見た目が発生します。

これが四角ポリゴンの弱点です。
静止画なら問題無いですが、動かすモデルを作った際に問題になります。

三角ポリゴンの弱点

使うといろんな不具合が発生する原因になります。

・意図しない影が描画される。
・意図しない皺ができる。
・ポリゴン数増減などのツールでエラーが出る。
・ループカットが入らない。

などの不具合があり、一般的に三角面は好まれておらず避けるべき形状とされてます。

四角と三角ポリゴンの使い分け

基本は四角ポリゴンで作ります。
三角ポリゴンは四角ポリゴンの弱点の”三角面の解釈問題”の解決の為に使います。
立体的な四角ポリゴンにナイフツールで切り込みを入れる事で三角面の解釈方法を確定できます。

これで動いた時に不自然な見た目になる問題を解決できます。

あとは、モデリングの辻褄合わせに三角ポリゴンを使う事もできます。
不具合が起こりやすいので避けて欲しいですが、
初心者の方は完成を優先して辻褄合わせで三角ポリゴンを使ってください。

まとめ

基本は四角ポリゴンで作成。
三角ポリゴンは様々な不具合の原因になりやすいので避ける。
ただし、四角ポリゴンの弱点の”三角面の解釈問題”の解決の為に三角ポリゴンを使う。
という事を今回紹介致しました。

3DCGの作り方には正解が無いです。
お仕事等で引き受けた場合はクライアントの方に仕様を確認してください。

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