【寝そべり族】働かないムーブメントと貧乏セミリタイアについて【FIRE】

生き方
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はじめに

今回は「働かないムーブメント」と「貧乏セミリタイア」についてまとめます。

全国的な働かないムーブメント

2010年~現在を中心に、全国的に若者が働かないムーブメントが生まれてます。
・アメリカ:FIREやビッグクイット、グレートリシャッフル。
・中国:躺平タンピン(寝そべり)と摆烂バイラン(投げやり)。
・日本:山奥ニート、子供部屋おじさん、貧乏セミリタイア、ミニマリスト、超節約族
・韓国:三放世代、五放世代、十放世代…など

◆FIRE
アメリカから始まった考え方
貯金額を増やし、資産運用で経済的に自立+早期退職で会社を辞める流行。

◆ビッグクイット、グレートリシャッフル(大量離職時代)
アメリカで2021年初頭から始まった多くの会社員が自主的に退職する流行。

躺平タンピン(寝そべり)
中国の2021年の流行、寝そべって何もしない生き方。
家、車、結婚、子供を持たず、1人で最低限の生活を維持する人々。

◆摆烂バイラン(投げやり)
中国の2022年の流行、躺平に長期的な計画を放棄したもの

◆山奥ニート
限界集落に移住し、生活費などを下げ、なるべく働かずに生きる生き方。

◆子供部屋おじさん
大人になっても実家暮らし、子供部屋に住んで生活費を下げる生き方。

◆貧乏セミリタイア
FIREほどの稼ぎが無くても、生活費を抑えて貧乏のままセミリタイアする方法。
セミリタイアなので自分のやりやい副業などをして5~8万ぐらい稼ぐ。
その中で生活をやりくりする。

◆ミニマリスト、超節約族
貯金、無駄遣いしない、何もしない、超低燃費な生き方。
30年近くの不景気の中で育つと物欲が薄くなり節約は当然になる。

◆三放世代
韓国で2011年頃に生まれた言葉。
恋愛・結婚・出産の"3"つを"放"棄した若者世代。
この3つを放棄し、

◆十放世代
三放世代の派生。
1=恋愛、2=結婚、3=出産、4=就職、5=マイホーム。
6=人間関係、7=夢、8=健康、9=外見、10=人生。

フランスでも若者が働かないという問題が上がってるようです。
先進国を中心に、このような流れになってるようです。

働かない理由

過激な競争社会に疲弊し、貧富の格差が拡大しすぎた事。
そして、格差が個人の努力で何とかできそうな範囲を超えてしまった事が原因のようです。

→ 親ガチャなどという言葉が生まれ、生まれた時から家の稼ぎで階級が決まってしまう。
また、環境破壊などで災害が強化。
これ以上の文明の発展や技術の進歩に明るい未来を感じず人々が嫌気がさしてきた。

・疫病、戦争、環境問題、AIの発展
・生活費上昇
・競争の激化、成功の難しさ、不平等さの拡大
・賃金低迷
・仕事への不満
…などが理由と考えられてます。

こうした理由から、富裕層でない一般人はこれまでの価値観「家、車、結婚、子供」は自分には難しいと思い放棄する。
そして、近い将来どうなるか分からないのになぜ努力するのだろうか?と考える。

深く考えず、日々生きる方が楽。
贅沢な暮らしは自分の能力ではできないから、目標を下げて欲望を減らす。
最低限働き、貧乏でも幸せな生き方を目指すのがこの流れだと思います。

ひろゆきが注目される時代

昔のイケイケ、ブイブイ言わせて頑張ろう的な人が注目されにくくなりました。

・ひろゆき
・プロ奢ラレヤー
・レンタル何もしない人

このあたりのコストかからなくて楽しく暮らしてればそれでいい。
世間的に幸せとは少し離れた生き方の人に焦点が当たる時代。

これも、日本の経済や世界の状況の不安定さ、貧富の格差などで、未来が良くなると思えない。
という考えから、その中での生き方として注目されてるのだと感じます。

貧乏セミリタイア

山奥ニートは虫耐性が必要です。子供部屋おじさんは家庭環境ガチャ。
…なので、日本で一番できそうな貧乏セミリタイアについてまとめます。

月の生活費を5~8万に抑える方法

家賃を抑える

家賃は…空き家バンクなどで地方の物件を探します。
安かろう、悪かろうではなく、土地的な問題で安い所があります。

大分県 杵築市などが家賃が安い事で有名です。
→ CanonやSonyの工場ができて住居を増やす
→ リーマンショックで工場撤退
→ 物件の供給過多で安売り状態

他にも離島などを探すと、安い所が見つかります。
5000~2万円で家賃が済みます。

その他

基本自炊、不要なモノは買わない、所有しない生き方。
移動は田舎で足が必要ならバイク(燃費的に)。

その他、様々な節約術を試します。
・家賃2万+年金+保険2万5000円ぐらい+ネット費5000円=土台で5万。
・食費、水道、光熱費2万、日用品やその他1万で3万。
高くても8万稼ぎがあれば生きていけます。

もっと本気で節約すれば、もっと安くなります。

資産運用の利回りで考える

利回りは一般的に多くて5%とされてます。
月8万×12=年96万。計算がしやすいように100万円で考えると…

①、5%=5/100=0.05。
②、n万×0.05=100万 → n万=100万÷0.05=2000万。
より、2000万×0.05=100万。

2000万ぐらいをS&P500などに入れれば、
年100万ぐらい入る計算になります。

一般的なFireの目安、1億よりはまだ”できる感”があります。

セミリタイアでちょっとだけ働く

完全なリタイアは…社会的のつながりを無くし、幸福度を下げ、認知症などにつながります。
なので、ちょっとだけ働くのが理想です。

月8万を稼ぐとしたら、住む場所にもよりますが、バイトで週3日労働が目安になります。
また、私のようなブログやコンテンツ販売をすれば、月5万は目指せる金額です。
(8万は難しいですが…)

好きな仕事で5万稼ぐ+足りない3万は資産運用。
(3×12≒だいたい年40万、5%運用で計算すると、800万。(800万×0.05=40万))

800万の資産運用と、副業で5万稼ぐ。
この貧乏セミリタイア的生き方が、今後増えそうです。

貧乏セミリタイアの弱点

貧乏セミリタイアは…結婚や出産などの大きな変化に弱いです。
また少ない生活費で満足できない人は向いてません。
お酒を飲みたい人や、お金のかかる趣味など

お金を使わなくても楽しめる人。
働かないムーブメントに乗れそうだと感じる人向け。
お金を使わなくても楽しめる人向け。

追記:FIミニマリズムという道

橘玲さんの本で「FIミニマリズム」という面白い考え方を出していたので軽く紹介します。
こちらの本の第5章で書かれてます。

「FIミニマリズム」を理解する上で前提となる考え方下記。

◆報われないから働かない、寝そべり族になる
 → 何もしなければ社会の底辺に押しやられるだけ
 → そして、現実的な対処法として「FIRE」と「ミニマリスト」が登場

◆FIREの登場
 → 経済的に会社、家庭、国家に依存せず、自由謳歌する道を模索する
 → できるだけ働かずに、早く仕事を辞める事を理想とする考え方が生まれる

◆FIREの意味
・Financial = 経済的に
・Independence = 独立して
・Retire = 早期(年齢が若い内に)
・Early = 早期退職する

◆さらにミニマリストが流行る
 → 物をできるだけ所有しない
 → 消費活動になるべく参加しない
 → 必要なお金を減らし、労働時間やFIRE達成に必要なお金を減らす

「FIミニマリズム」の意味は下記。

◆失業者は幸せなのか問題
FIREした人は思ったより暇で仕事をしたりする。
失業者は仕事を通じた人とのつながりを失うので幸福度を減らす事になる。
なので、最近では早期退職が疑問視される。
 → FIREやミニマリストは「FIミニマリズム」の流れに至りつつある。

◆FI = FIREから早期退職を取ったモノ
・Financial = 経済的に
・Independence = 独立する事を目指す


◆結局働くのか?
・結論だけ言うと、幸福度の為に働いた方が良い
・重要なのは、嫌な仕事のために働かない事


◆ミニマリストの効果
 → 必要なお金を減らし、労働時間やFI達成に必要なお金を減らす


◆FIミニマリストとは
経済的に独立し、嫌な職場、嫌な上司や社長の為に働かず、
自分に合った仕事、向いてる仕事、好きな仕事で生きていく。
そういう生き方。

この「FIミニマリズム」が個人的に目指す方向と思ったので紹介しました。

まとめ

今回は全国的な働かないムーブメントと貧乏セミリタイアについてまとめました。

・過激になった競争社会に疲弊した人が増えた
・環境悪化などで、昔ほど科学の発展の先に希望が持てなくなってる
・未来に対する希望の無さから、全国的に頑張らず気楽に生きるという選択肢が生まれる
・頑張らない=消費しない、子供を作らない…など
・日本では貧乏セミリタイアを目指すのが一番やりやすい?
・少子化が進むのは仕方ない

ある意味では、普通に生きたかった人が、それができないと分かって行う。
社静かなデモとも考えられますね…。

また、こうした生き方に役立つ考え方などはこちらでまとめてます。
◆お金を使わない幸福を考えた時に。

◆現代の結婚や恋愛の難しさ、家系断絶など

◆依存症ビジネスにお金を使わないために。

おすすめ関連書籍。

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