はじめに
今回は、電球がパソコンに至るまでの歴史を紹介します。
これを見るために、まずパソコンに仕組みから解説します。
パソコンのしくみ
コンピューターとは計算機を意味します。
パソコンやスマホなどは電子回路を使った計算機です。
つまり、パソコンやスマホで見えてる画像、音楽、映像などは…
全て何かしらの計算結果の表示によって表示されたモノです。
つまり…
全てのモノは “数字” で管理され、表現されてます。
PC、パソコンはパーソナルコンピューターの略です。
個人用の電子計算機という意味になります。
パソコンの最もコアな計算は「0と1」です。
これは、パソコンのルーツが電球にある事に由来します。
そしたら、次はこの電球がパソコンに至るまでの経緯を紹介します。
電球が今のパソコンパーツに至るまで
では、電球がどうやってパソコンに至るのか…
イメージができない人に向けて、電球の成長過程を紹介します。
まず、1879年に電球が発明されました。
諸説ありますが、ここではエジソンが作ったという事します。
そして1905年頃、エジソンやフレミングは電球をさらに研究し…
真空状態の電球内に特殊な板を入れた “真空管” を発明しました。(詳細)
これで、電気のオン/オフを “電気” で制御できるようになりました。
このような操作が行える部品を半導体と呼びます。
※特定の条件で電気が通る(導体) / 通らない(絶縁体)の2つの性質を持ってるので…
半分導体、という意味で半導体です。
電気を電気で制御して何になるのか…
そう思い、エジソンは興味を持ちませんが、
フレミングは研究を続けて真空管を発展させました。
そして、オンとオフの信号を活用する論理回路の研究が進み…(詳細)
この真空管を大量に並べると複雑な処理ができることが分かり始めました。
1937年には、楽器が作られたり…
( Novachord / シンセサイザーの原形(詳細))
1946年にはENIACという、真空管を大量に使ったコンピューターが登場しました。
これがコンピューターの原形です。
ただ、電球や真空管は大きいし壊れやすいという問題点を抱えてました。
真空管は1万4千個ぐらい使われたそうです。
当時は軍事目的で作られてました。
そこで、真空管を改良したトランジスタが発明され…
このトランジスタを小型化+密集させてICやLSIのようなチップが登場し、今に至ります。
トランジスタを特定の用途に並べて圧縮したのがIC。
→ IC = Integrated Circuit(集積回路)の意味。
ICをより高機能にして、圧縮したのがLSI
→ LSI = Large Scale Integration(大規模集積回路)
ちなみに、トランジスタの仕組みはこちらです。
↑この説明によると、スマホのプロセッサーには20億個のトランジスタがあるとのことなので…
そのスマホには20億個の電球が、形を変えて入ってると思ってください。
また、LSIのような、たくさんのトランジスタを詰め込んだ計算チップを…
プロセッサー(処理装置)などと呼びます。
このプロセッサーは特定の処理に合わせて…
その構造を変えて機能を、○○特化型のような形に発展しました。(詳細)
画像処理特化であれば → GPU(グラフィック プロセッサー ユニット)
全体的な処理であれば → CPU(セントラル プロセッサー ユニット)
他にもプロセッサーとは呼ばれませんが…
似たような仕組みで、短期記憶(メモリー)や長期記憶(HDD/SSDなど)のように、
様々な形のデータ処理装置が作られました。
あとは、プロセッサーはかなり熱を出します。
なので、外側に大きな冷却装置が必要になりました。
そして、接続端子や見た目を整えた結果…
今のパソコンパーツに至ります。
ちなみに、ゲーミングPCが光る理由は…
「海外市場では光る方が売れる」ことが理由らしいです。
見た目的な理由で光ってるだけなので…
計算的な意味では、完全に無駄な処理になります。
まとめ
今回は、電球がパソコンに至るまでの歴史を紹介しました。
・パソコンの計算は0と1でできている
・計算は0と1の理由はパソコンの起源が電球な事に由来する
・電球を改良し、真空管が作られた
・真空管は電気で電球のオン/オフをの流れを制御できる
・この真空管を大量に並べる事で複雑な処理が可能になった
・そして、真空管が小型化改良されてトランジスタ → 今のパソコンに至る
また、他にもパソコンやCGについて解説してます。
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