【無料リバーブ】TAL-Reverb-4の使い方【エフェクト】

音楽
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はじめに

今回はTAL-Reverb-4の使い方を紹介します。
これは無料のリバーブプラグインです。

↓Download先

TAL Software
VST3, Audio Unit, AAX, CLAP audio plug-ins for macOS, Windows and Linux

最初に行う設定

まず、右側のDRYを0%、WETを100%にします。

・DRY=エフェクトがかかる前の音
・WET=エフェクトをかけた後の音

音作りの際は混ぜて良いです。
学習の際は混ぜずWET100%にした方が分かりやすいです。

操作はできるだけ数値入力で行います。
つまみで動かすと、変化の過程でいびつな音が生まれます。

また、パラメータの動作の違いが分かるように
SIZE=50%、WET=100%、HIGH CUT=30000H、それ以外を0%にします。

この状態でスタートすると非常に分かりやすいです。

使い方

MAIN関係

Sizeがリバーブの量です。
これ単体で挙動が変化します。
(High Cutが30000Hz、MIZのWETが100%の場合)

Diffusionは空間の広さ、反響の密度を変えるもの。
高い=広い空間、低い=小さな空間。

音源にもよりますが、パーカッションは高め、ボーカルは低めのようなセオリーがあります。

DELAYはプリディレイの事を指します。
これは、リバーブした音の始まりをずらす処理です。

DELAYの数値、左上のボリュームと、MIDIの再生タイミングに注目。
DELAYを上げるとリバーブの音画ズレることが分かります。

DELAY=音遅らせるエフェクトではないので注意。

原音との被りを減らし、リバーブ感を増やす時に使います。
※リズム楽器はリズム感が崩れるので注意

MODULATION関係

音に周波数、音の高さの揺らぎを入れる処理です。
・AMAOUNT=音を揺らす量、別の表記だとDepth。

・RATE=音を揺らす速さ、別の表記だとSpeed。
体感的に言うと、音が少しキツめになります。

SPATIL関係

STEREOを操作すると左右の音の広がりが上がります。
体感的に言うと、聞こえのいい音になります。

HARMNIC関係

リバーブの音に重なりを生む処理です。
・AMOUNTで重なりの音量調整。
・TUNEで重なりの音の高さ調整。

この2つは両方設定しないと動作しません。
TUNEが同じだと、AMOUNTを上げても変化は起こりません。

EQ関係

左右にあるのがハイパス、ローパスフィルター。
不要な周波数を削ります。

基本はLow Cut=20Hz、Hight Cut20000=Hzに設定。
人の耳に聞こえないけど、不快感を与えると言われる音域を削ります。

別のEQプラグイン、NovaのUIで解説するとこのような挙動です。
※このグラフは、TAL-Reverb-4では表示されません。

真ん中のMIDは特定の周波数の強調、弱化に使います。
・上のつまみ=どの周波数を対象にするか
・PEAK=どの方向に強弱をつけるか

上のつまみの周波数を動かすと、対象とする周波数が変わります。

PEAKで強弱の量が変わります。
-dbに設定すると、その周波数を弱化します。

PEAKを0にすると強弱が無効化されます。

INPUT関係

SIDCHAIN入力ができます。
これは、エフェクトのかかり具合を別の音源から決める処理です。

ピンとこない方は、使わないものという認識で大丈夫です。

DUCKING関係

オーディオダッキングは自動的に音量を下げる処理です。
他の音を聞こえやすくする効果があります。

上のバーで音量の下がり具合が確認できます。

プリセット・その他

左上の3つがプリセット関係。
・簡易プリセットの読み込み
・ファイルからプリセットの読み込み
・保存

右側の矢印は進む、戻るボタン。
=Ctrl+Z、Ctrl+Yの処理です。

個人的にですが、このようなプリセットをDefaultにしておくと使いやすいと思います。

1度上書き保存したら、元のデータは消えるので注意。

まとめ

今回はTAL-Reverb-4の使い方を紹介しました。
・基本はMainの3つを操作。
・DELAYは音の開始を遅らせるプリディレイの事、ディレイ処理ではない。
・Low Cutを20Hzに設定、High Cutを20000Hzに設定。
・それ以上の事は目次より振り返ってください。

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