【無料EQ】TDR-Novaの使い方【DTM・作曲・エフェクト】

音楽
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はじめに

今回はTDR-Novaの使い方について解説します。
TDE-Novaは2つの機能が合わさってます。

・EQ機能
・コンプレッサー機能

この2つに分けて解説します。

↓Download先

TDR Nova | Tokyo Dawn Records
A dynamic equalizer in parallel configuration. Precise tone control paired with powerful dynamics processing.

EQの使い方

まず、EQに絞って使い方を解説します。
この操作ですが、説明のために行ってます。

実際は聞こえない所も消すと、影響で音色が変わる可能性があります。
これは倍音という、細かな波形を合成して波形を変える処理が原因です。

なので宗派にもよりますが、無暗に行わない方がいいです。
倍音の詳細はこちらで解説。

ハイとローの不要部分削除

右上のOUTを押して周波数を表示。

次に周波数の不要な部分を削ります。

左下のHPをクリック。
UIで位置を調整。
これでロー部分がカットできます。

左下のLPをクリック。
位置を移動。
これでハイ部分をカットできます。

位置の目安はこの点線部分です。
下に、主な数字はこちら。

・人が聞き取れる音域=20Hz~20,000Hz
・人が不快に感じず聞き取れる領域=100Hz~2000Hz

人は20Hz~20,000Hzより外の音は聞き取れません。
が、入っていると不快に感じたり、音質を下げる原因になるので消します。

それ以上の領域は音を聴いて判断します。

HP、LPの消え具合はSLOPEで変更できます。

以上がハイとローの不要部分削除です。

EQの基本操作

ここからは、音を良くするEQの使い方になります。
EQの操作項目は下記。

このあたりは触れば分かります。
・グラフ上方向=GAINの変化
・グラフ横方向=FREQの変化

BY PASSで元の音が確認できます。

BAND SOLOでEQの1つの要素だけの動きを確認できます。

DRY MIXとはエフェクトが入る前の音です。
この%を増やすほど、元の音が混ざって聞こえます。

EQ GAINはエフェクトがかかった後の音量調整です。
チェック状態で有効化。
右側のOUT GAINを操作して設定。

ORDER BY FREQはⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳの位置関係が入れ替わった時に使います。

Ⅱ → Ⅰの順番になったものを修正できます。

あとは、左側で全体を操作できます。

以上がEQの基本操作です。

コンプレッサーの使い方

ここからはコンプレッサー機能の使い方を紹介します。
まず基本を紹介ます。
つぎにNovaでの設定方法を解説します。

コンプレッサーの基本

コンプレッサーとは音を圧縮する処理です。
一定音量の音が入ると、音量が上がらなくなるように調整します。

基本はこの4つの設定項目。
・Threshold=どのボリュームで動作する/しないか。
・Attack=動作を始めてから、最も圧縮される場所に至るまで。
・Rerease=動作を終了してから、影響が完全に無くなるまで。
・Ratio=どのくらい圧縮するか。

Ratioの圧縮の単位はn:1で表示されます。
圧縮は1/nの大きさで行われます。

n=10の場合、1/10=10%の音量。

もし、1より小さい数字:1になった場合、音量が上がります。

n=0.9の場合、1/0.9 = 1.11… ≒ 111%の音量。

これがコンプレッサーの基本です。

コンプレッサーの使い方

まず、グラフ左側の黄色い矢印を押します。
次にTHRESHOLDをクリックし、コンプレッサーを有効化。

THRESHOLDを操作して、どの音量からコンプレッサーが動作するかを決めます。

RATIOを操作して、どのぐらい圧縮されるかを決めます。
1以下にした場合、黄色が上方向に動き、音量が上がります。

ATTACKとRELEASEで動きの速さを設定します。

これで基本的なコンプレッサーの操作が完了です。

個別の設定

便利なのか、厄介なのかは人それぞれですが…
このコンプレッサーはEQのそれぞれの値で設定できます。

最大「Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、全体」の5つのコンプレッサーを設定できます。

これは上級者向け機能です。
正直、初めはOTTなどのコンプレッサー専用の簡単なプラグインを使う事をおすすめします。

また、有料版にはおすすめ設定プリセットなどが入ってるようです。

TDR Nova GE
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詳細設定

ここからは、知っておくと便利な機能を紹介します。

左上でプリセットが選べます。

プリセットの所を右クリック。
Save As…をクリックして今のコンプレッサー設定を保存。

保存すると、このようにオリジナル設定をプリセット化できます。

また右クリックでは他にも、下記のような動作ができます。
Deleteを押して実験で作ったプリセットを削除。

ABはコンプレッサーの内部処理の方法が変わるもののようです。
…正直、私には違いが聞き取れません。

ABの右側はこのような設定項目です。

クオリティの、PreciseとPrecise+の違いはこちら。
・Preciseは内部処理が線形
・Precise+は内部処理が非線形

音的な違いは…正直、分からないレベル。
気になる方は+を選んでおきます。

右側の?はヘルプが表示されます。(英語)
ハートは有料版の購入ページが表示されます。

歯車を押すと設定が出てきます。
・GraphicsでUIの大きさを変えれます。

Processingでレンダリングのクォリティを上げれます。

Updatesでアップデートを確認できます。
下にチェックを入れると1日間隔で自動でチェックするようになります。

HelpのUser manualを選択すると公式のマニュアルページに飛べます。
より細かく知りたい方はこちらをご覧ください。(英語)

まとめ

今回はTDR-Novaの使い方を紹介しました。
・EQとコンプレッサーが混じったプラグイン
・HPとLPで不要な音域を消せる
・Ⅰ~Ⅳを設定するとより細かな音が作れる
・THRESHOLDを有効化するとコンプレッサー機能発動

他にもエフェクトやプラグインについて解説してます。

ぜひ、こちらもご覧ください。

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