はじめに
今回はこれからVRChatを始める人におすすめしたい機材紹介を紹介してきます。
VR歴2年半の私が、VRChatで質問された時の内容をまとめて文字にしたものなので…
最新の情報は見落としてる可能性があります。
最後は自分で調べてから決めてください。
また、VR機材はよく売り切れを起こします。
性能が落ちても、今すぐほしいなら在庫がある方を買うという選択も必要になってきます。
VRをするのに必要なモノ
絶対に必要なものは下記
・HMD(ゴーグル)+コントローラー
・強めのグラボ
あとはお好みで…
・フルトラ機材
・配線整理補強材
・ゴーグルカバー
・その他のアクセサリー
…などを揃えていく形になってきます。
私の考えた構成
金をかければいくらでも高くなっていきます。
そこで、3つの価格帯で自分のおすすめ構成をまとめてみました。
低予算でそろえる
・HMD+コントローラー = 「PICO4」or「Meta Quest」
・フルトラ機材 = Haritora X
ベースステーションを使わない構成です。
一番安く済みます。
低予算で指を動かす
・HMD+コントローラー = 「PICO4」or「Meta Quest」
・コントローラー = Valve Index
・フルトラ機材 = Haritora X。 できれば、VIVEトラッカー
ここまで来ると、良いやつ買った方が良さそうですが…
一番安く、指を動かせるセット(持って無いので動作は未検証)
高予算でそろえる
・HMD+コントローラー = Valve Index
・フルトラ機材 = VIVEトラッカー
ベースステーションを使う構成です。
高いですが…色々安定して楽しめます。
一番おすすめ。
つよつよ構成
・HMD = 「Pimax」 or 「VIVE Pro Eye」
・コントローラー = Valve Index
・フルトラ機材 = VIVEトラッカー
Indexのセットを元に改良、カスタマイズしようとしたもの。
持って無いので、動作未確認ですが…
HMDをPimax Visionに置き換えると、視野角を増えて綺麗に見えます。
HMDをVIVE Pro Eyeに置き換えると、目線やまばたきが連動するようになります。
HMD+コントローラー
安価系(予算5万程度)
安価系のモノは「PICO4」と「Meta Quest」になります。
この2つは、それぞれが出してるプラットフォームのコンテンツが違います。
好きな方を選んでください。
◆重要
・PCと繋ぐ場合、Questなら「Quest Link」、PICOなら「PICO Link」といった配線が必要になります。(5000円ぐらいの配線)
・「PICO4」と「Meta Quest」は充電による稼働時間の限界という問題が起こります。(有線で給電しても、消費の方が大きいので電池切れします)
充電はフルにすれば3~4時間持つので大丈夫ですが…
VRに住んでるような方や、充電を忘れた人が電池切れするのを何回かお見かけしました。
こういうモノを使えば長持ちさせれますが… VR睡眠をする上では非常に邪魔になりそうです。
長居やVR睡眠したい方はIndexやVIVEがおすすめ。
容量は…VRChat以外の配信コンテンツを楽しみたいなら大きめのモノを買ってください。
VRChatだけなら、一番小さいのだけで足りると思います。(多分小さくて大丈夫)
個人的には、Indexを買いたい所ですが… この2つで選ぶならPICO4がおすすめ。
完全に宗教上の理由ですが…
・Metaは2年前ぐらいに、登録を強制実名性にして炎上(今は解除)
・Horizon Worldsというこれじゃない感がある物を作った
・Meta社はメタバース事業に手を出して、2022年の1年で株価が7割下落
など、企業的に色々やらかしてるので、個人的には避けたい。
高価系(予算10万以上)
高額機材系のおすすめは下記の4つ
・Valve Index(指を自由に動かせるコントローラー)
・VIVE Pro Eye(設定次第で目を動かせるHMD)
・Pimax(超高視野角HMD)
・Meta Quest Pro(アイ+フェイストラッキング、コントローラー無しのハンドトラッキング)
Valve Index(10万)
コントローラーで指を動かせます。
人を撫で堕としたい方はほぼ必須のコントローラー。
このコントローラー目当て+初めての機材でHMDもセットで買う人が多いです。
私もその1人でした。
また、コントローラーやベースステーションだけ個別で買う事もできます。
これで、ほかのHMD機材と組み合わせるなどができます。
主なデメリットは下記の3つ。
・表情が非常に出しにくい事です。(人力ハンドサインをで表情を変える)
・低温だと動かない(冬場、コントローラーの余熱が必要)
・壊れやすい(補強すればok)
が、工夫すれば何とかなる物なので大丈夫です。
またValve Indexは持っており、1年ぐらい前に、こちらのレビュー記事を書きました。
計2年半ぐらいのお付き合いになりますが…
今もこちらと、この感想と大きく変わらず満足しております。
VIVE Pro Eye(20万)
アバターの設定を頑張れば、まばたきができます。(アイトラッキング)
また、ベースステーションが付いてきて、VIVEトラッカーのフルトラに派生させやすいです。
VIVEとIndexのベースステーションはほぼ共通で使えます。
(バージョン差で動かない事もあります)
なので、Indexコントローラー + Pro Eye HMDという選択肢もできます。
個人的な感想を言うなら…お金があるVtuberさんやダンサーなどの活動家向け。
Pimax(10~20万)
ベースステーション無し。
超広視野角の没入感。(視野角200°)
ただ… その分グラボやCPUの性能を求められます。
5Kであれば、まだ一般人でも手の届く範囲で収まると思います。
目が動かなくていいなら、Indexコン+PimaxのHMDの組み合わせが良さそうかなと思ったり…。
(動作未検証)
8Kになってくると…石油王向け。
買うなら、動作スペックを事前に確認してください。
持って無いので分かりませんが…
RTX30や40Ti系のグラボやRyzen Threadripperなどがあると役立つ世界だとおもいます。
…最大の性能を使わなければ、ここまでしなくても動きますが。
Meta Quest Pro(20万)
アイ+フェイストラッキングができます。
さらに、コントローラーを使わないハンドトラッキングができます。
ベースステーションは無く、VIVEトラッカーなどは使えません。
正直、VRChat向けでは無いです。
が、VRChat以外の、企業的なサービス開発のアイデアに使えるかもしれません。
グラボ
グラボは… 上げだすとキリがありません。
20系や30系、あわよくば40系、あればあるほど良いです。
※20系=2060や2070Tiなどのグラボ。
が…、私はASUSのRTX1660Tiを使ってます。
人が多いワールドでは重くなったりしますが…
セーフティーやグラフィック設定を下げれば、普通に動きます。
私のPC構成の詳細はこちらをご覧ください。
個人的なおすすめは…ASUSのRTX20系以上。
20系や30系が落としどころかなと思います。
16系、1660Tiだと… VRと関係ないですが、
AIイラスト関係でちょっと厄介なバグ事が起こります。
また、最近出たAIイラストのギリギリアウトのControl Netもスペック不足でローメモリーモードでしか動かない。
なので…16系はおすすめしずらい。
フルトラ機材
フルトラ機材は主に3つ
VIVEトラッカー3.0 or 2.0
メリット:安定性
これから紹介するのは… 不安定だったりするので…
VRChatで長期間暮らしたり、JustでHな事をする方は、最後はVIVEトラッカーに行きついてる印象。
トラッカーのつけ方は足と腰に3つ追加の6点トラッキングが主流。
動きにこだわりたい方、パフォーマーの方は肘、膝、胸に追加して11点にしたりします。
また、これを体に付けるには、既存のアイテムを組み合わせるなどが必要です。
腰はこんな感じの専用ベルトや穴の開きまくったベルトを用意。
足は…クロックスが主流。
クロックスや穴開きベルトに、このようなネジ素材を使って固定する流れになります。
後は… トラッカーの駆動時間を延ばすためにバッテリー内蔵のベルトを買うのも有りです。
これで最長20時間… 住みたい方向け…(?)
Haritora X
メリット:安い、ベースステーションを使わない
安くフルトラになれます…
が、色々動作が不安定だったりします。
センサーが少しづつズレていったりと…
立った状態で踊ったりするには良いですが。
暮らすような、座ったり寝転がったりを繰り返すには向きません。
また、装着ベルトが最低5つで面倒です。
私も一時持ってたのですが… 不安定さ+手間の多さで使わなくなり、売ってしまいました。
その時のレビューはこちらにまとめてます。
Unimotion
メリット:安い、小さい、ベースステーションを使わない
安い系トラッカーその2。
小型版HaritoraXと思ってください。
この2つは… あんまり差は無さそうなので、
いまどっちが在庫があるかで決めて良いと思います。
mocopi
メリット:小さい、軽量、手軽。ベースステーションを使わない。
sonyが出したトラッカー。
スマホを経由してPCに動きのデータを送ります。
また、VRChat以外でもモーションキャプチャーとして使えます。
頭と手のセンサーがあるので、ゴーグルやコントローラを握らなくても動きを取れます。
Vtuber、ゲーム制作などで自分の動きを記録したい方におすすめ。
個人的には… 使った事無いですが、起動にスマホが必要なので不便だと思ってます。
フレンドが買ってレビュー上げてたのでよろしければこちらもご覧ください。
個人的には…VIVEトラッカー推しです。
が、考え方次第ではmocopiという選択肢もアリですね。
おまけ1:寝るだけならフルトラは不要
ごろ寝システムというものがあります。
これを入れると3点でも寝転がることができます(フルトラ機材不要)
私は…寝てるだけで満足してしまいました。
受け身的なプレイスタイルの場合、これで十分。
その他のアクセサリー
心拍センサー
OSCというものを使えばVRChat上で自分の心拍数を表示できます。
リラックスしたり、ドキドキしてる様子が相手に伝わるようになります。
…うん。そういう事♡ が好きな人向けです。
追加ベースステーション
ベースステーションは基本部屋の対角に2個置くものですが…
2個追加購入して、部屋の四隅に置く人も居ます。
これでセンサーの精度を上げることができます。
追加バッテリー
モバイルバッテリーなどを買い、給電しながらプレイすることができます。
これで、トラッカーやIndexコントローラーの起動時間を延ばせます。
こんな感じでバッテリーを拡張するイメージです。
配線整理補強材
Valve Index君は特にですが…
HMDは配線部分が壊れやすいです。
なので、こんな感じのチューブで補強することを推奨。
(線の太さは各HMDの配線に合わせて変えてください)
また、配線を踏んだりします。
そういう時にこういうモノがあると便利。
工事できるかどうかという家のスペック次第ですが…
釣り下げれると操作性が大幅に上がります。
スイッチ付きコンセント+たこ足配線
Valve Indexの場合、ベースステーションに2つ+HMDに1つのコンセントを使用します。
これを…1つ1つ抜き差ししたり、スイッチオフにするのが手間です。
そこで、たこ足配線やスイッチコンセントがあると助かります。
スマートコンセントでアレクサ連動させると、「VRをつけて」という声で制御でき、より便利。
※追加でSwitch Bot Hub MiniとAmazon Echoが必要。
長期間使うと分かる便利さ。
地味ですが、やって良かったと思えるカスタマイズです。
ベースステーション4つの方はこういう感じのが良さそうです。
ちょっと、この商品だと先当たってはいらなそうですが…。
多口USB充電器
VR機材は何かと充電が必要です。
Indexコンだけでも2口。 トラッカーを増やせばその分だけ…。
そんな時に、こういうモノがあると助かります。
まとめて充電できるのが、後々便利と感じる用になります。
Indexコン+VIVEトラッカーなら5口など。
無くても何とかなりますが… あると便利。
ゴーグルカバー
HMDのゴーグルは原則洗えません。
なので長期間の使用で肌荒れなどする人が居ます。
肌が弱い人はカバーなどを使ってください。
ちなみに私は… こんな感じの除菌剤をかけて天日干ししてます。
改めて調べたらキッチン用使ってました…。
おまけ2:実用的でないが注目の製品
まだ売られて無かったり、開発中止になったり、知名度が無かったりと問題がある物ですが…
今後、注目すると面白い商品を最後に紹介します。
VRの未来、こうなるんだろうなーというちょっとした妄想に使えると幸いです。
ーーーーー
meganex(超軽量HMD)
長時間付けたり、VR睡眠するのに向いてそうです。
HalfDive(寝たまま使えるVR)
開発中止になりました。
出ていたら、VR睡眠の未来が開けたかなという一品。
mutalk(音漏れ防止用の機材)
家の壁が薄い人や喘ぎ声が大きい人に役立つであろう商品。
Pebble Feel(温度体感デバイス)
お姉さまにハグされた時の温かみが…!
Contact Glove(触覚デバイス+コントローラー)
もう売られてますが…VRChatでは事例が少ない一品。
「ましゅまろPB」と「むにゅっと触れる!ぱいたっちギミック」を組み合わせて…。
あとはL〇VENSE遠隔…おっと、この話はここまでだ。
まとめ
今回はこれからVRChatを始める人におすすめしたい機材紹介を紹介しました。
・低予算なら「PICO4」と「Meta Quest」がおすすめ
・高予算なら「Valve Index」がおすすめ
・石油王なら「PimaxのHMD+Indexコントローラー+VIVEトラッカー」
・その他用途に合わせて好きなものを買う
また他にもVR関係の事をまとめてます。
ぜひ、こちらもご覧ください。
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