【メリット】親切と幸福度の関係について【オキシトシン】

生き方
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はじめに

親切にする/されると人は幸福感が高まります。
これは『つながり』を感じてオキシトシンという脳内物質が分泌されるからです。

オキシトシンの詳細はこちらで解説しました。

今回はオキシトシンの中でも”親切”に話を絞って深く堀り下げていきます。

親切の効果

親切には”オキシトシン”と”親切自体”の2つの効果があります。

オキシトシンの効果

人に親切にする/されるとオキシトシンが分泌されます。
オキシトシンによって下記のようなメリットがもたらされます。

・幸福感が出る
・人を愛する能力が強化される
・温かな人間関係が築ける
・ストレスに強くなる
・傷の治りが速くなる
・リラックスする
・記憶力が高まる(ストレスホルモンから海馬(記憶)を守る働き)

親切の効果

親切を心がけた際に下記のような効能があります。
・人間関係が良くなる
・仕事に繋がる
・自己肯定感が高まる

【人間関係が良くなる
本当の意味での親切をするには相手が本当に欲しいものは何かをちゃんと聞く必要があります。
なので相手の話をちゃんと聞く用になり、人間関係が改善します。
※会話の先回りやおせっかいは逆効果にあることがあります。

【仕事や成果に繋がる】
親切を意識して過ごすと人が困ってる事に気を使うようにあります。
これは相手の困ってる事に勉強=需要の勉強です。
需要が見れるようになると売れる商品や相手の必要なものが分かり、仕事や成果に繋がります。

【自己肯定感が高まる】
親切を自覚すると相手や社会の役に立ってるという気持ちになれます。
自尊感情という自己肯定感を構成する1つの要素が高まります。
これで、自己肯定感が上がります。

詳しくはこのような本に書かれてます。

親切を実践する上での注意点

人から親切にされるかは運なので自分が行う親切について考えます。
注意点は4つ。
・意図的に行わないと効果が弱くなる
・同じ親切を繰り返す効果が弱くなる
・1日にまとめて行う
・都合のいい与える人にならない

親切したと”脳”に記憶させることが重要です。

意図的に行わないと効果が弱くなる

たまたま行った親切は忘れやすいです。
自分から積極的に行った親切でないと幸福度アップの効果がないと言われてる所もあります。

同じ親切を繰り返す効果が弱くなる

同じ親切を繰り返すとマンネリ化していきます。
同じことの繰り返しはドーパミンが出にくくなります。
結果続かなかったり、この延長でオキシトシンも出にくくなると言われます。

1日にまとめて行う

1日一善はインパクトに弱く忘れます。
週に1日と決めて集中的に人に親切にした方が幸福度は高まる。

都合のいい与える人にならない

世の中には『与える人』『バランスを取る人』『奪う人』の3パターンが居るという考え方があります。
最も成果を出すのが、お互いの利益を考える与える人。
最も悪い成果になるのが、自己犠牲的に与える人。

この本で有名になった考え方。

親切は自己利益を追求していいという事だけ理解して頂ければ大丈夫です。

親切の実践方法

なんとなく生きてるだけでは親切はできません。
また無意識で行うことが多いので気付けないです。

そこで『親切に気づく回路を育てる』『意図的に親切にしていく』という順番を取る事をおすすめします。

親切に気づく回路を育てる

初めは『後からあれは親切だった』という気づきで良いのでスマホなどにメモをとります。
どんな小さなことやされたことでも良いので1日3つ書き出すのが理想。
タイミングはいつでも良いです。

これは脳が親切に気づくため練習です。
繰り返し練習することで感謝に気づくその回路が育ちます。

例えば長時間テトリスをした後、目に見える風景の全てがテトリスのブロックに見える現象。
これは脳が繰り返しによってテトリスに関する脳の回路が育ったことによるものです。

これと同じようなことを、親切探しで起こします。(テトリス効果)
メモを取る事で親切をアウトプット → 記憶に定着しやすくなります。

意図的に親切にしていく

親切に気づくようになれば、週に1回、5つの親切をしようとチャレンジする日を作ります。
スマホに1週間に1回のアラームをセットするとできます。

達成できなくても挑戦しようとすることが大事です。
できたことは親切の記録として残していきます。

親切の具体例

親切の考え方として下記の2つがあります。

・相手が喜ぶことをする。
・ネガティブな事を許しやり過ごす。

相手が喜ぶことをする

何かを『与える事』による親切です。
・困ってる人を助ける。
・何かを教える。
・プレゼントを渡す。
・何か手伝える事は無いか尋ねるなど。

1,小さな親切にも”気づく”ければ効果あり。(エレベーターの開くを押すだけで良い)
2,義務感でやってる事を意識して親切に置き換える事ができる。(家事や雑用など)

大切なのは意識してやる事。
無意識で行って気づけないと幸福度は上らない。

ネガティブな事を許しやり過ごす

何かを『許す事』による親切です。
・ちょっとイラっとする相手の行為を許す。

これも意識すると親切になります。

まとめ

今回はオキシトシンに関する幸福の『親切』について解説しました。
・親切はする/されるでプラスの効果がある
・まずは親切に気づく脳の回路を育てる
・意識して行った親切でないと効果が薄い
・親切のアプローチは『与える』と『許す』がある
・自己犠牲的な親切は行わない

という事を今回まとめました。
こちらに親切に関係する『与える』事と『感謝』についてまとめてます。

親切を受け取った際に感謝するとよりオキシトシンが出て効果的です。

【メリット】感謝と幸福度の関係について【オキシトシン】
感謝にする/させるとオキシトシンという脳内物質が出ます。これが心と体に良い影響を与えます。伝えたほうが良いですが、心の中で思ったり、物や自分の体への感謝でも効果があります。またネガティブな事が起こった場合でもより悪い事態を想定して、それと比較し感謝する方法があります。

他の幸福論はこちらでまとめてます。

【保存版】幸福な生き方について(まとめ)【幸福論,脳内物質】
脳内物質を元に幸福についてまとめました。 健康、人間関係、お金、生産性、ストレス、自己否定、ネガティブ感情、休日の過ごし方、休み方、結婚、などでお悩みの方はご覧ください。

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