【快/不快】感情とは何か?について【行動、心理、脳内物質】

記録
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はじめに

今回は人間の感情について解説します。

完璧な研究は無いのです。
なので、この記事は複数の文献を読んだ私の考えをまとめたものになります。

結論

・感情は分かってないことが多く、現状は定義すら曖昧
なので、ここでまとめたことは仮説で、私の考えも混じっている
・感情は脳で作られる
・脳が刺激を解釈して快/不快を作る
・快/不快を元に、前後のストーリーを踏まえ感情が生まれる。
・生まれる感情は、ポジティブ感情、ネガティブ感情、強さを表す感情の3つ
・3つの感情を元に言葉によって様々な感情が生まれる
・この様々な感情を元に脳内物質が放出される
・脳内物質の種類は変らない。主要なのは6つで、この配合比が微妙に違う
・この脳内物質を元に、体は反応を起こし、脳が生存に有利と思った行動をさせる
・脳が生存に有利だと思った行動をした固体が生き残って、今の私たちが居る

感情とは何か?という答え現状はない

感情とは何か? 明確な定義は無いです。
喜怒哀楽、6つの感情、脳内物質、苦しい/楽しい、感情は2185種類ある説、など…
意見が分かれて共通の定義は作られてません。

定義が不可能な以上、正しい事は延べれません。

– 完 –

というわけにもいかないので、
私が、既存の情報を元に役立ちそうな内容をまとめます。

感情は脳で作られる

感情は脳で作られます。
主に偏桃体と前頭葉といわれてます。

感情が脳で作られてる例を紹介します。

◆ロボトミー手術
1世代前の精神疾患の治療法に前頭葉の白質を切断する手術です。
白質は神経細胞が多い部分で、切ると精神障害が治りました。
そして、副作用で感情が無くなり、集中力、やる気、人生に対する興味が失われました。
(脳内物質の意欲や、やる気をつかさどる、ドーパミンが失われた症状だと考えられます。)

⚠脳の欠損で感情が欠損する。


◆高齢者がキレやすくなる理由
高齢者になると、前頭前野が収縮し、機能がさがります。
結果、感情の抑制ができなくなり、キレる言動が増える。

⚠前頭葉の変化で怒りなどの感情が生まれる


◆空腹と睡眠不足で感情を制御できなくなる理由
空腹は低血糖状態です。すると脳の血流が悪くなり機能低下します。
結果、感情の抑制が弱まります。
睡眠不足も同様に脳機能が下がり、感情が抑制できなくなります。

⚠脳の機能低下で怒りや不安や恐怖などの感情が生まれる。

これら3つの例は「脳の変化」によって「感情が変化した」例です。
言い換えれば、脳が感情を作ってると言えます。

感情が作られる仕組み

このような仕組みと考えらえれます。
1,五感による刺激を受け取る
2,脳が解釈する(快/不快)
3,感情が生まれる

五感による刺激

視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚から脳内に電気信号が送られます。
この時はまだ、「電気信号」にすぎません。

脳が解釈する(快/不快)

電気信号を脳が解釈します。
生存に有利なものを快、生存に不利なのを不快
と感じます。

・美しい景色の視覚情報 → 快
・混沌とした部屋の視覚情報 → 不快

感情が生まれる

『快/不快』の信号をさらに脳が解釈します。
そして、前後の文脈(ストーリー)から、その快/不快に名前をつけます。

・快に関わる感情(ポジティブ感情)
「心地よさ」「リラックス」「愛情」「信頼」「安心感」「感謝」「喜び」「達成感」など。

・不快にに関わる感情(ネガティブ感情)
「不安」「怒り」「嫌悪」「恥」「悲しみ」「苦しみ」など。

そして、脳の解釈で『大きさ』を表す感情の名前も増えます。
この3つが、私の考える主要な感情です。

・強さを表す感情
「興奮」や「驚き」は感情の大きさです。
快/不快の方向性はありません。
(興奮して喜ぶ/起こる、驚いて喜ぶ/悲しむ…など)

ストーリーで快/不快が変わる

同じ刺激でも、前後の文脈やこれまでの経験で快/不快の解釈が変わります。
解釈が変わると、沸き起こる感情も変わります。

例1:
事前に適度なストレスは体に良く、人が成長するのに必要という知識を得た場合。
『ストレス = 不安』から『ストレス → リラックス や 喜び』に解釈が変わります。

例2:
円が安くなって悲しむ人と喜ぶ人。
・海外の商品を買う人は円安の情報が「快」 → 喜び、感謝、安心感などを感じます。
・海外通貨を持ってる人は円安の情報が「不快」 → 悲しみ、怒り、不安を感じます。

生まれる感情の違い

人は、前提知識、経験、価値観、持ってる言葉の違いがあります。
これが、様々な感情を生みます。

・価値観の違いによる快/不快の差
 キノコ派、タケノコ派、貧乳派、巨乳派、音楽の好きなジャンル…など
 何を快とするかは、その人によって違います。

・言葉の違いによる感情
 推しが… かわいい、好き、感謝、尊い、吸いたい、踏まれたい…など
 どれも喜びの感情を表してます。

同じ快でも、快の大きさが変わることがあります。

感情で脳内物質が出る

感情は脳内物質を出させます。
・楽しいと思えば、幸福物質(セロトニン、オキシトシン、ドーパミン)
・苦しいと思えば、ストレスホルモン。

そして、脳内物質が体の反応を作ります。
結果、生存に有利と”脳が思った”行動をさせます。

放出される脳内物質

感情がどれだけ多くなっても、出てくる脳内物質は限られています。
主要なのはこの6つ。

・セロトニン = 健康や繰り返しの安心感
・オキシトシン = つながりの幸福感
・ドーパミン = 達成と報酬の幸福感、もしくは脳の興奮
・エンドルフィン = 極限状態でのハイ状態
・アドレナリン = スリリングな恐怖
・コルチゾール = ストレス、不安、緊張

1,「心地よさ」などを感じるとセロトニンが出ます。
2,「愛情」「安心感」「感謝」「リラックス」などを感じるとオキシトシンが出ます。
3,「喜び」「達成感」「盛り上がり」などを感じるとドーパミンが出ます。
4,極限状態で「気持ちい」「心地よい」などを感じるとエンドルフィン が出ます。
5,「恐怖」「怒り」などを感じるとアドレナリンが出ます。
6,「不安」「嫌悪」「恥」「悲しみ」「苦しみ」などを感じるとコルチゾールが出ます。

脳内物質が行動を変化させる

基本は”快”に近づき、”不快”から遠ざかります。

「セロトニン」「オキシトシン」「ドーパミン」「エンドルフィン」は幸福物質。
これが脳内で出ると、対象に近づいたり、そこに留まったり、それを繰り返そうとします。

「アドレナリン」はストレスホルモンでありながら集中力を高めたり、脳を興奮させるといった幸福物質のような働きがあります。なので、バトル物のアニメやゲームに使われています。
また、スポーツのアスリートの方は適量なら出した方が良いと解説しています。

「コルチゾール」はストレスホルモンです。
これが脳内で出ると、ネガティブな感情を高め、その状態を回避、解消しようとします。

例1:
仲のいい人と会話する
→ 快を判定
→ 楽しい、安心感などの感情
→ セロトニンやオキシトシンを放出
→ リラックス、ストレス緩和、幸福感アップ
→ 長くその状態をキープさせる
→ 人とのつながりが強いと、協力できて、繁栄し、生存に有利だった
→ その名残が今も残っている

例2:
川でワニに出会う
→ 不快を判定
→ 恐怖の感情
→ コルチゾールやアドレナリンを放出
→ 心拍数の増加、血圧の上昇、食欲の低下
→ 逃げるか戦うかの行動を起こさせる
→ この方があれこれ考えて食べられるより生存に有利だった
→ その名残が今も残っている

例3:
バトルモノのゲーム
→ 快と不快を同時に判定
→ 楽しい+恐怖の感情
→ ドーパミン+アドレナリンを放出
→ より人を集中させて、脳を興奮させる
→ この性質があり、アドレナリンはストレスホルモンでもコンテンツに使われる
(暴言多めのボカロ曲、ホラーなども同じ仕組み…?)

快と不快が同時に出る事があります。
悪口は「ドーパミン(快)」と「コルチゾール(不快)」が同時に出ます。

コルチゾールは基本的に体に害です。
が、体に害でも、脳がドーパミンで”快”と思い込むと、その行動を繰り返させます。(依存症)

これが生存に有利と“脳が思った”行動を繰り返す理由です。
脳が生存に有利だと思った行動をした固体が生き残って、今の私達が居る。

感覚~行動変化までの具体例

これまでの話のまとめがこちら。

1,五感が刺激を受け取る
2,脳が解釈する(快/不快)
3,感情が生まれる(ポジティブ/ネガティブ + 程度を示す感情)

4,感情が脳内物質を放出させる
5,脳内物質が行動を変化させる

これの具体例を紹介します。(仮説段階の物もあります)

ーーーーー

◆味覚情報の「おいしい」
→ おいしいは必要な栄養素を食べた時に発生
→ 生存に有利なので「快」
→ 「喜び」や「感謝」が生まれる
→ ドーパミンが放出。
→ 脳に幸福感を感じさせ、”もっと”を要求する
→ その食料を繰り返し食べようとする
→ 生存に有利

◆味覚情報の「まずい」
→ まずいは腐ってる物などを食べた時に起こる
→ 生存に不利なので「不快」
→ 「嫌悪」や「苦しみ」が生まれる
→ コルチゾールが出る
→ 違和感や不快感を感じさせる
→ その食料を避ける
→ 生存に有利

◆触覚情報の「ケガによる痛み」
→ 痛みは体の損傷によって生じる。
→ 生存に不利なので「不快」
→ 「苦しみ」や「怒りが生まれる」
→ コルチゾール、アドレナリン、エンドルフィンが出る
→ その状態を回避しようとする(けがの治療や安静にするなど)
→ エンドルフィンが鎮痛効果を出し、回復を助ける。
→ 生存に有利

◆触覚情報の「自称行為による痛み」
→ 自称行為を行う前に強いストレス要因がある。
→ 体の損傷で痛みを生じさせる。
→ 痛み共に、痛みを抑える脳内麻薬が生じる(エンドルフィンなど)
→ この脳内麻薬が強いストレスをもらげる。
→ 「スッキリ感」や「リラックス」という感情が生まれる
→ 「スッキリ感」や「リラックス」は生存に有利
→ 生存に不利なので「快」と脳が思い込む。
→ その行動を繰り返そうとする(ストレスの根本原因は変って無いので繰り返す)
→ “脳の思い込みでは” 生存に有利なので繰り返す

◆聴覚情報の「高い音」
→ 高い音は、生き物の断末魔、叫び声、捕食者の金切り声、危険を知らせる音だった(諸説あり)
→ 生存に不利なので「不快」
→ 「嫌悪」や「苦しみ」が生まれる
→ コルチゾールやアドレナリンが放出される
→ 緊張状態になり、注意深くなる。
→ 危険があればそれを避ける。
→ 無くてもその音から離れようとする
→ 生存に有利

◆聴覚情報の「悲しい音楽」
→ 表現物として悲しみを受け取る
→ 悲しみに共感してもらえた!と感じて人とのつながりを感じる
→ 人とのつながりは生存なので「快」
→ 「喜び」「愛情」「安心感」が生まれる
→ オキシトシンが放出される
→ ストレスが軽減され、リラックスする
→ その音楽を好きになり、繰り返し聞く
→ 生存に有利
※1,攻撃的でネガティブすぎる音楽は嫌悪感につながるので注意。

◆視覚情報の「えっちなイラストを見る」
→ えっちなのは生殖活動に関係があります。
→ 生存に不利なので「快」
→ 「喜び」が生まれる
→ ドーパミンが放出される。
→ 脳に幸福感を感じさせ、”もっと”を要求する
→ それに関係する行動を増やし、繰り返す
→ 生存に有利

◆視覚情報の「綺麗な自然の背景なイラストを見る」
→ 綺麗な自然や食料が多く、本能的に食っていけると思う。
→ 生存に不利なので「快」
→ 「喜び」や「信頼」や「安心感」が生まれる
→ セロトニンやオキシトシンが出る
→ ストレスが減り、リラックスする
→ その場所に留まろうとする
→ 生存に有利

多少、前後があると思います。
が、大筋はこの流れで説明できます。

まとめ

今回は感情についてまとめました。
・感情は分かってないことが多く、定義すら曖昧
・感情は脳で作られる
・脳が刺激を解釈して快/不快を作る
・快/不快を元に、前後のストーリーを踏まえ感情が生まれる。
・生まれる感情は、ポジティブ感情、ネガティブ感情、強さを表す感情の3つ
・3つの感情を元に言葉によって様々な感情が生まれる
・この様々な感情を元に脳内物質が放出される
・脳内物質の種類は変らない。主要なのは6つで、この配合比が微妙に違う
・この脳内物質を元に、体は反応を起こし、脳が生存に有利と思った行動をさせる
・脳が生存に有利だと思った行動をした固体が生き残って、今の私たちが居る

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また、この感情を「表現」で人と共有する方法についてはこちらで解説。
表現は顔の表情から、絵、音楽、小説などがあります。

作家で共感に悩んだ方や、この知識を何かに活かしたい方はぜひご覧ください。

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もう1つ、今回紹介した脳内物質についてです。
快に関わる3つの脳内物質をこちらで解説しています。

快や幸福を感じる脳内物質がどういう時に出るか知りたい方は、ぜひこちらもご覧ください。

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