はじめに
今回は会社を辞めた人に訪れる病みの時期と対処法について考えます。
ここでは病む=『幸福度の低下』+『情緒の不安定化』と考えます。
なぜ3か月付近で病むのか
会社を辞めると起こる事は下記。
・人とのつながりを失う
・生活習慣が乱れる
・運動不足になる
・安定した収入を失う
・立場などを失う
・達成の幸福感低減
これらの要因は幸福度を低下させて感情を不安定化させます。
人とのつながりを失う
『退社すると、会社以外のつながりも失う』という可能性が高いです。
会社と全く関係が無い友人でも…
・話が合わなくなる
・活動時間が合わなくなる
・考え方、価値観が合わなくなる
・働いてる人が多数の場合疎外感を感じて居心地が悪く居なる
こうしたことから、自分の状況が変わると交友関係も大きく変わります。
合わないと思って限界を感じるのが3か月付近です。
人は『良好な人間関係』を失うと幸福度が下がりメンタルが不調になります。
なので、3か月付近で人とのつながりを失い病みやすくなります。
生活習慣が乱れる
どれだけ気持ちで生活習慣を保とうとしても、人間の意志力には限界があります。
人は基本、楽でもっとも抵抗の少ない道に流れて行きます。
朝起きなくていいなら寝続ける… こうして生活習慣が乱れます。
生活習慣が乱れると、健康が損なわれ幸福度が下がります。
他にも脳を働かせるための脳内物質が出なくなり正常な判断ができない=情緒が不安定化します。
習慣は意識してないと3か月付近で崩れてきます。
運動不足になる
意志力の限界その2です。
通勤や通学で必要だった運動量が失われます。
運動不足になると、運動することで出る幸福物質(ドーパミン)が減少ます。
さらに、情緒を安定化させる『セロトニン』や『BDNF』が放出されなくなります。
結果、幸福感の低下+情緒の不安定化=病み状態になります。
安定した収入を失う
人は『お金が無い』と認識するとかなり強いストレスがかかります。
このストレスが脳機能を低下させて情緒を不安定化させます。
さらに、収入が無くなると幸福度や社会に役立っているといった自己肯定感を失います。
結果、幸福感の低下+情緒の不安定化=病み状態になります。
預金はあっても生き続ける事の限界を3か月目に感じやすいです。
肩書や立場などを失う
会社を辞めると肩書や立場を失います。
結果、自己肯定感が下がります。
仕事に困って、自分で仕事を取ろうとして相手にされない。
といった限界を感じ始めるのが3か月目が多いです。
達成の幸福感低減
何かを達成した!という幸福感はすぐに失われます。(ドーパミンの低減)
なので、会社を辞めれた!という幸福感も3か月すれば慣れてしまって幸せを感じにくくなります。
※恋愛などでは恋愛3か月の法則などで言われてます。
付き合った!というドーパミン的喜びが続く限界がおよそ3か月なので。
このドーパミンの寿命的に3か月付近で幸福感の限界を迎えて病み始めることが多いです。
病みへの対処法
病む原因に対処をしていきます。
・人とのつながりを失う → 新しい人間関係を作る
・生活習慣が乱れる → セロトニンを出す+メラトニンへの切り替わり促進
・運動不足になる → 少しでも良いので運動する
・安定した収入を失う → 自分で稼ぐ方法を考える
・立場などを失う → 立場が無くてもできる事をする+自己肯定感をつけるために自己成長
・達成の幸福感低減 → 慣れと戦い”当たり前に感謝”
新しい人間関係を作る
今のコミュニティが合わなくなったら新しいコミュニティを探します。
・自らコミュニティを作る(イベントなどの主催)
・興味がある所へ参加
・目的がある関係(仲間)から作る。
詳細はこちらでまとめました。
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セロトニンを出す
セロトニンとは脳の働きをコントロールする幸福物質です。
生活習慣の乱れを解決するためにはセロトニンを夕方までに出します。
理想は午前中。
・瞑想
・日光を浴びる(2500ルクス以上+ブルーライトを15分以上)
・リズム運動
・よく噛んで食べる
2,500ルクス以上の光は『晴、曇り、雨、晴れた日の窓際』で達成できます。
ブルーライトは日中浴びる場合は脳に”朝”だと正しい情報を与えられるのでokです。
メラトニンを促進
メラトニンとは睡眠物質です。
夕方から夜にかけてセロトニンはメラトニンに置き換わるのでそれを助ける行動をします。
この夕方や夜の判定は”光”で行ってるようです。
・500ルクスを超える強い光は避ける。
・赤色味がある光を見る。
・どうしても寝る前に液晶を見る場合はブルーライトカットや夜間モードなどの対策。
他にも睡眠については寝る90分前に風呂に入るなどがあります。
詳細はこちらでまとめてます。
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セロトニンとメラトニンを意識して生活習慣を治せば、病みは減らせます。
少しでも良いので運動する
立ち上がるとか、ちょっと歩くだけでも運動はした方が良いです。
これだけで心と体が健康になります。
一番良いのは、朝、日の光を浴びながら、自然が多い道(公園など)を散歩する事。
生活習慣の改善やリラックス効果などもセットで期待できます。
これで病みへの対策ができます。
自分で稼ぐ方法を考える
副業などで自分で稼げるようになると3つのメリットがあります。
・自己肯定感を失わない
・お金の不安のIQ低下が防げる
・自己決定感が高まる
月5万でもあると気持ちの持ちようが変わります。
なので自分でお金を稼ぐことを意識すると病みの対策になります。
※お金の幸福度は上限が年収600万と言われています。
“正確に言うと”『400万からは上昇率が下がる』『600万で横ばい』『人生の自己評価だけ800万超えても上がる』です。
立場が無くてもできる事をする
自分で稼ぐ方法として多くの人は『誰かから仕事を請け負う事』を考えます。
人との取引は『立場』『実績』『人脈』『コミュ力』が無いと厳しいです。
無いと、安く買いたたかれて終わります。
まず1番に受託案件はあきらめましょう。
その代わりに、立場が無くても自分1人でできる事をします。
たとえばブログ運営、Youtube動画更新、Boothなどでなにかを販売など。
これらは立場が不要なので自分ですぐ始められます。
そして、上手く行けば受託よりも稼げます。
ダメだった場合も作品が出来るので受託の仕事が取りやすくなります。
自己成長で自己肯定感を作る
機能しなかったことをすれば立派な自己成長です。
ブログ運営、Youtube動画更新、Boothなどでなにかを販売など。
それの準備で何か調べたりしただけで自己成長した事にきづいてください。
その自己成長に気づくことができれば自信が重なり自己肯定感につながります。
結果、自己否定で病む事を減らせます。
慣れと戦い”当たり前に感謝”
ドーパミン的幸福はすぐに劣化します。
この”慣れ”の対策になるのが感謝です。
感謝は低減しにくい幸福物質のオキシトシンを放出させます。
会社を辞めれた事、働かなくても生きていける事への感謝。
これで病みを軽減できます。
まとめ
会社を辞めた人に訪れる病みの時期と対処法を紹介しました。
・3か月ごろに病みやすい
・対処法は生活習慣の改善、新しい事へのチャレンジ、新しいつながり作り
・慣れと戦いで今の環境に感謝する
という事を紹介しました。
他にも幸福な生き方や考え方についてまとめてます。
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