はじめに
今回はつながりによる幸福感の高め方を紹介します。
オキシトシンという幸福物質が関わってます。
オキシトシンについて
【オキシトシン的幸福感の感覚】
“つながりを感じて癒される”という感覚です。
誰かといて楽しい、ペットや猫に癒される、といったときに感じるアレです。
相手や対象とのポジティブな関係性が必要なのが特徴。
安心,安らぎ,癒され,リラックス,満たされ感,一緒に居て楽しい,嬉しい,ボディタッチ,性行為,ハグ,仲間との交流,帰属意識,コミュニケーションによる癒し,話が盛り上がっていて楽しい,動物,ペットと居る時の癒され感,などがオキシトシン的幸福です。
【オキシトシンの役割】
・幸福感が出る
・人を愛する能力が強化される
・温かな人間関係が築ける
・ストレスに強くなる
・傷の治りが速くなる
・リラックスする
・記憶力が高まる(ストレスホルモンから海馬(記憶)を守る働き)
また、経済的を発展させる役割があると言われています。
オキシトシンは信頼を作り出すホルモン。
そもそも他者を信頼しなければ…ビジネスや取引は始まらない。
こちらの本ではオキシトシン → 共感 → 道徳的行動 → 信頼 → 繁栄 → オキシトシンの善循環として紹介されてました。
【オキシトシンが低下すると】
・幸福感が無くなる
・人を愛せなくなる(人を愛する能力が強化される)
・孤独になる(温かな人間関係が築けなくなる)
・ストレスに弱くなる
・傷の治りが遅くなる
・常に緊張する
・記憶力が低下する
オキシトシンは元々野生で子孫を残すために一時的に警戒を解くように作られたホルモンです。
それが今では道徳的な行動を起こさせるという役割で残ってます。
オキシトシンが持つ負の側面
オキシトシンはつながりの幸福感です。
言い換えれば何かへの愛や執着の形成。
これは代償として『妬み感情』や『部外者への差別』を生みます。
結果下記のようなデメリットが生まれます。
・部外者への差別
・敵とみなした対象への強い攻撃性
・誰かの失敗に喜びを感じる
・仲間の足を引っ張る+引っ張られる
・人に騙されやすくなる
詳細はこちらで解説
オキシトシンとの付き合い方
メリットがとても大きいのでオキシトシンは追求して大丈夫です。
人とのつながりは消すことができず、減らしていくと人は孤独になり不幸で不健康になります。
ハーバード大学の70~80年ぐらいの追跡調査(ハーバードメン研究)では
私たちを健康と幸福にかかわるのは“良い人間関係”という研究結果が出ています。
良い人間関係=オキシトシン的幸福。
良い人間関係を作るには…人を愛する能力を高める(これもオキシトシン)
良好な人間関係からさらにオキシトシンが出るという好循環。
つまり、オキシトシンは幸福を形作る上で超重要です。
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デメリットとの付き合い方は、まず悪い所を自覚して、過度な攻撃性、部外者を排除したい感情、誰かの足を引っ張りたいという感情が芽生えたときは一歩立ち止まって考える事。
また、複数のコミュニティに所属すると思考の偏りを軽減できます。
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オキシトシンにデメリットがあるからと言って、人間関係を0にしていくと不幸になります。
過剰なのがNGという事だけ覚えて追及してください。
オキシトシンを出す方法
オキシトシンを出す方法は下記。
・ペットを飼う、植物を育てる
・可愛い動物の写真や動画を見る
・ぬいぐるみを触る
・スキンシップ
・人とのポジティブな交流
・親切する/される
・感謝する/される
・人間関係とコミュニケーションについて学ぶ
ペットを飼う、植物を育てる
まずパートナーや家族が居なくてもできる事から書きます。
・ペットを飼う。
・植物を育てる。
何かを世話をするとオキシトシンが出ます。
また、相手の役に立ってる、必要とされている感覚を持ちます。
結果、自己重要感が高まり、自己肯定感も高まります。
可愛い動物の写真や動画を見る
ペットも植物も変えない方はYoutubeやTikTokで動物の動画を見てください。
『可愛いなぁ~』と感じる感情だけでもオキシトシンは出ます。
ぬいぐるみを触る
手触りの心地よさからオキシトシンが放出されます。
スキンシップ
家族、パートナー、ペットとの交流です。
ハグ、手をつなぐ、性行為、親子の交流、赤ちゃんを抱っこ、なでなで、マッサージ、など。
最も分かりやすいオキシトシンを出す方法。
人とのポジティブな交流
触れ合わなくても人とポジティブな交流でオキシトシンが出ます。
共感、友情を感じる、仲間との交流、アイコンタクト、会話、心の通った交流、コミュニティへの帰属意識。
真逆の状態が孤独です。またネガティブな関係はストレスになります。
ネガティブな関係=恐れや怒りで支配し合う関係(主に日本のブラック企業)
孤独とネガティブな関係を避けていればオキシトシンが出ます。
親切する/される
親切な事を親切をした時オキシトシンが出ます。
他者貢献、ボランティア活動、何かをプレゼントする、など。
大切なのは“意識的”に“まとまった”親切を行う事です。
・1日1善よりは週5善
・『今から私は親切をします~』と思いながらする。
・後から振り返ってあれは親切だったというのはNG。
大切なのは“脳”に“自分は親切をしているんだ”という事を認知し記憶に定着させる事。
なので週1回まとまった方が記憶に残りやすい+振り返るよりも意識的に親切にした方が脳が親切してると認知する。事が重要になります。
詳細はこちらにまとめました。
感謝する/される
感謝は”する”と”される”の両方でオキシトシンが出ます。
感謝で”親切な事をされた/した”と脳が認識します。
感謝されるとオキシトシン以外にもエンドルフィン、セロトニン、ドーパミンと4つの幸福物質が全て分泌されます。
スピリチュアル系でよく言われる『ありがとう』は魔法の言葉のようなことも…
本質的には合っていたのかもしれません。
人間関係とコミュニケーションについて学ぶ
オキシトシンを出すには『共感し、信頼し、寄り添える、安定した』人間関係を作る必要があります。
何の努力も無しに良好の人間関係は生ません。
人間関係を育てる努力や知識を学ばないと作れません。
具体的にはコミュニケーションについての本を読む、人間関係を整理するなどが必要です。
そうした努力をするとオキシトシン的な幸福感が増えます。
詳細はこちらで解説。
まとめ
今回は健康の幸福を高める方法としてオキシトシンの出し方とデメリットを紹介しました。
・オキシトシンが出ると人を愛する力が高まり、経済的に発展する可能性が増える。
・出し方は感謝、親切、良好な人間関係、ペット動画を見る、植物を育てる、など。
・デメリットは『妬み感情』や『部外者への差別意識』。
人との関わりは無いよりはあった方が幸せです。またメリットがとても強力です。
なのでデメリットの影響を受けてないか振り返りながら追及することをおすすめします。
その他の幸福物質についてはこちらでまとめてます。
また、その他の幸福についてのお話もまとめてます。
ぜひこちらもご覧ください。
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